家畜な日々
非現実:作

■ 〜家畜として〜9

「はぁ〜〜〜ぁ…ぁ」
「シャワーでも感じちゃうのぉ〜?」
「は、ぃ〜〜、雌豚由紀はシャワーをオ○ンコに当てられるだけで感じちゃいますぅ〜〜」
「うふ、やっぱり喋らせて良かったわぁ」

地下室へ連れてこられて、私は昨日のご命令通り「ぶぅ」の豚鳴きを続けていた。
黙って連れて来た繭様は、こう言った……。

「普段は普通でいいわよ、豚鳴きは私が命令したらなさい。
それよりも、男を誘ういつもの鼻に掛かった声で変
態な言葉を聴きたいわ」

……と。
鼻に掛かった自分の声、知ったのは中学生の頃。
そしてこれは、自分をよく見せる武器になると思い、その頃から意識してこの声を使ってきたのだ。
今では意識せずとも、自身の声となった。
お蔭で合コンでは、美貌と共に発声でも男達を虜にしてきた。
それが……こんな状況でも、この声がご主人様と繭様を虜にしてしまうなんて……。
その繭様はボンテージファッションで、私は皮ベルト拘束具も脱がされての生まれたままの姿。
ボディーシャンプーの泡が流し取られた。
3日に1回、恒例の至福な一時。
しかも今回は、お湯を使って繭様が洗ってくれた。

「これでよしっ、と」
「ありがとうございます、繭様」
「気持ちよかったかしら、雌豚由紀ぃ?」
「はぃ〜〜、嬉しいです繭様ぁ」
「うふふっ」

女の身体は女が一番よく知る。
その実、繭様の洗い方は、一時の心休まる気持ち良いものだった。
身体の表面は、柔らかいスポンジで円を描く。
胸は、バストの形を崩さないよう包むように優しく、局部は指の腹で拭うような手付き。
私も大満足のシャワー。
全ての汚れも角質も流れ落ちた気分だった。

「さて、と……コレ付けてあげるね雌奴隷由紀」
(コレって……)

会社で繭様とすれ違う度に感じた残り香の元。
繭様がまだ会社にいた時、しょっちゅうCMを流していた人気商品のボディオイルだった。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊