奪われた記憶
]:作

■ 第一章 狙われた女生徒7

「絵里ちゃん。何だよこれ、こーんなにネバ汁垂らして、犯されるのが嬉しいのか?」

一輝が愛液をすくい取り、指腹の合間に粘糸を引きずって見せた。暖かい弧を描きながら雫をたらしていく愛液の様に、絵里はまるで心をえぐられたかのような慟哭を覚えた。

「そ、それは………」

それはあまりにも恥ずかしく情けない事実。そして理美には決して見られたくない事なのだが、もうすでに手遅れだ。『理美に見られちゃった。』と言う消えてしまいたい気持ちだ。犯されて感じてしまう自分を理美はどう思うだろうか。その事を考えると、泣きたい気持ちだった。いや、もうすでに涙が溢れてきていた。

「これは剥きがいのあるクリちゃんだな。」

クリトリスは外の包皮を剥きだすと、二重で薄皮のようなものに包まれている。それは、肉真珠という表現が似つかわしいほど、薄桃色の球形だった。

「だめっ。だめです。あぁ!」

瞬間、絵里は抗う。その粒はあまりにも敏感だった。だから恋人にも決していじられることのないように注意してきた。それなのに、この男は臆面もなくいじってくる。

「ひっ。いぃっ! あぁ!」

生まれて初めて陰核を剥きだしにされて指で扱われる。その予想を遥かに超える威力を絵里は知らされた。尻が自分の意思ではなく勝手に浮き上がり、腰が左右に揺れてしまう。

(だめっ。そんなの。身体がおかしくなっちゃう!)

心の中で叫ぶ。一瞬で脳みそが焼け焦げそうになった。

「はははっ。絵里ちゃんってとんでもない淫乱女ね。」

百合子が笑う。愛液を塗りつけて、指腹で強くしごく一輝。その攻撃に絵里はなすすべもなかった。

「いやっ。だめぇぇぇ! お願い、焦げるぅぅ!」

「焦げるって、エロいわね。絵里」

「焦げちゃえば!」

一輝がそう言うと、指の振動が見えぬ勢いで突起をしごいた。

「あぁっ。いいいっ!」

絵里の身体が大きく爆ぜた。胸を揺らし、息を荒立てて身体を跳ねまわす。

それが彼女の絶頂だった。

「らめっ。逝ったの、やぁ、だめぇ!」

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