国取物語
しろくま:作

■ 11

皇帝「クリス! 自分ばかり楽しんでいてはいけません。早く彼らの高まった性欲を処理してあげなさい。」
しかし、クリスは男性のモノを、どのように接すればいいのか分からなかった。
皇帝「まったく・・・まず、舌で先を舐め、お口で銜えなさい。そして、手と口を使い、上下にしごいてあげるのです。」
クリス「・・・・はい・・・」
クリスも、男性のモノを近くでじっくり見るのは初めてである。彼女も女、男の人の身体にはそれなりの興味があった。
そして、近くにいた兵士のモノを握り、言われたように亀頭を舐め始める。
兵士「あぁ!! クリス様・・・いけません・・・」
そうは言うものの、その兵士は身体をゾクゾクさせ、クリスの行為を素直に受ける。
クリスは彼の性器を口に入れ、両手を使いながら必死に上下させる。兵士は身体を反らせ、自分のされている行為を堪能する。
クリス「うぅむ・・・んぐぅ・・・あむぅ・・・」
3分ほど、兵士のモノをしごいた。
兵士「だ、ダメだ!!・・・クリス様ぁ!!!」
クリスの動きも次第に早くなり、ついに兵士は射精した。そして、彼の出した精液は、クリスの顔へかかった。クリスは、ネバネバした液体を手でふき取る。
皇帝「これ、クリス! 貴女はまた部屋を汚す気ですか? 次からはすべて飲み込みなさい!」
クリス「つ、次って!?・・・まさか・・・」
皇帝「そうです。ここにいる全員の精液を飲み込むのです。1人だけでは他の人がかわいそうでしょう?」
クリス「そんな・・・全員だなんて・・・」
そして、クリスは2人目、3人目と、次々に兵士たちの性器をしごいていった。



クリス「はぁ、はぁ、はぁ・・・うげっ・・・」
クリスは全員を射精させ終わるのに3時間かかった。クリスのお腹の中には50人分の精液が流しも込まれ、お腹は少し膨らんでいる。
クリスは、手と口を動かしすぎたため、疲労がたまり身体を動かすことが出来なかった。その場に横になって動こうとしない。
皇帝「ご苦労様でした。それでは今日の調教は終わりにしましょう。」
そうして2人は部屋を後にした。
次に、クリスが連れて行かれた部屋は、ベッドが1つ。そして、右側には大きな窓が備え付けてあった。
皇帝「この部屋で休みなさい。」
そして、皇帝は部屋を出て行った。
クリス(私は・・・あのような・・・ことを・・・)
クリスは、自分の、今までの一連の行為思い出し、深く落ち込んでいた。
クリス(ああするしかなかった・・・私は・・・)
そう自分に言い聞かせて、自身を落ち着かせる。
クリス(それにしても、父さんは無事なのだろうか・・・姉さんは、レオナは・・・)
クリスの頭の中は、不安と心配でいっぱいだった。
しかし、先ほどの疲労のためか、身体が重い。そして、クリスはベッドに寝転がった。
しばらく横になった後、横にある大きな窓が気になり、覗いてみる。
クリス「!!!」
なんと、隣の部屋にはレオナと姉の姿が・・・そして、皇帝もその部屋に入り、なにやら話しをしている。部屋は防音になっているため、声は聞こえない。

その時、隣の部屋では。
ちなみに、こちらの部屋からはクリスを見ることが出来ない。これはマジックミラーなのか。いずれにしてもすごい技術ではあるが・・・
レオナ「アンナ様・・・」
アンナの身体は精液塗れになっている。目を覚ましたレオナは、その姿を目にして、嘆いた。
皇帝「アンナ・・・貴女、取り返しのつかないことをしてしまいましたね。」
アンナ「え!?」
アンナに塗られた薬の効果はすでに切れて、アンナは平常心を取り戻していた。
皇帝「先ほどのあなたの行為。あれは何をするためかご存知ですか?」
アンナ「???・・・知りません。」
もちろん、それは本当のことである。
皇帝「貴女は随分お楽しみのようでしたが・・・本当にご存知ではないのですね? では、教えてさし上げましょう。あの行為は、ただ気持ちのいいだけの代物ではありません。」
皇帝「あれは、子供を作るための儀式。本来、愛する男以外とは行わないもの。いや、行ってはいけないものなのです。」
アンナ「こ・・・子供って・・・」
アンナは混乱している。子供を作る? 愛する男? 何もかも知らないことばかりであった。
皇帝「あの白い液体はいわば種。貴女の身体の中には、あの化け物の種が植え付けられているのです。貴女はあの化け物の子供を生むのですよ?」
アンナは、しばらくキョトンとした顔をしていたが、その後内容を理解し、血の気が引いて顔が青ざめた。
アンナは、自分の膣内にオークの精液が流れ込む、その瞬間に1番の快感を得ていたため、自ら望んで中だしを行っていた。妊娠するともしらずに・・・
アンナ「そ・・・そんな・・・なんで!?・・・嘘でしょ? いえ、あなたは嘘をついている!! そうでしょ!? レオナ!!!」
明らかに動揺している。信じられない、信じたくない。そんな悲痛な気持ちが伝わってくる。
レオナ「・・・・・」
レオナは何も言うことが出来ない。彼女にとって、これは決して他人事ではない。
アンナ「・・・そんなことって・・・いや・・・子供なんて・・・・い、いやぁぁぁぁ!!!!」
アンナはショックのあまり、気を失った。
皇帝「おや、まぁ・・・快楽に溺れてしまった者の哀れな末路ですね。」
レオナ「あなたは・・・なぜこんな酷いことを・・・」
レオナ「アンナ様が何も知らなかったことは、あなたも分かっていたのでしょ!? ならば、なぜ・・・」
皇帝「私の趣味は拷問です。特に精神的なものは大好きでして。」
レオナ「くっ・・・この外道が!!」
レオナが皇帝に殴りかかるが、あっさり取り押さえられた。

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