狂牙
MIN:作

■ 第1章 籠絡40

−第8節,家政婦:由梨2−

 私が潜入してから、2ヶ月が経った。
 経過は順調その物。
 最初に手を掛けた晶子は、今では私の命令で、脳内麻薬を分泌するまでに成ったわ。
 毬恵は、既存の常識を全て叩きつぶして、何も考えずに私の命令を聞くように成った。
 脳内麻薬も分泌しているみたいだし、後は晶子同様、薬を使って分泌のラインを作るだけね。
 これも、晃の作った薬のお陰だわ。
 やっぱり、あの子は天才だったのね。

 このレベルで、脳内をコントロールする薬を作るんだもん、発想が飛んでないと作れないわ。
 まぁ、別の意味でも頭は飛んでるけどね…。
 最近は、徳田のじじいの飼い犬と仲が良いみたいだけど、薬学の先生としては、実に残念よ。
 あんな偽善者に毒されるから、自分のクビを絞めちゃうの。
 まぁ、このゲームが終わったらご主人様の持ち物に成るんだし、またお姉さんが遊んで上げるわ。
 さて、問題は猿君ね…。

 この子、私にメロメロで一生懸命なのは解るけど…、諦めが悪いと言うか、優柔不断と言うか…、結局自分で決められ無いタイプの馬鹿なのよね。
 あれだけ、SとMの両方の快感を教えてあげたのに、まだ私を支配しようとしてる。
 所詮猿君程度じゃ、私を支配するなんて無理。
 どうやって、引導を渡してやろうか考えてたら、猿君が思わぬ発言してきたわ。
「僕に見合った初心者のマゾ奴隷で、練習出来ないかな…」
 って、願ったり叶ったりよ。
 私の育てたマゾ奴隷を見て、タップリ自分の未熟さを痛感すると良いわ。
 私は頭の中で、シナリオを一瞬で考え、直ぐに承諾した。
 さてさて、二人ともどんな反応するかな〜…、ウフフ。

 私は次の日から、直ぐに準備してあげた。
 処女の初心者奴隷。
 猿君のご要望通りよ。
 まぁ、実の妹だけどね〜。

 奴隷を与えたら猿君、途端に張り切っちゃった。
 イラマチオでガンガン責めるわ、処女をぶちやぶって中出しするわ、やりたい放題。
 猿君は相手が、晶子だって想像もしてなかったんだろうね。
 晶子も誰とは解らずに、私の言いつけに従って、必死に奉仕してた。
 私は晶子の処女も無く成ったし、次のステップの準備を始めたわ。
 オ○ンコとアナル、それと舌と口の細胞をサンプリングして、大きく育ったクリトリスを切り取った。

 この時の晶子のクリ○リスは、長さ7.6p太さ2.8pも有ったわ。
 えっ? 何のために切り取ったかって?。
 研究所に送って、有る事をして貰う為よ。
 とっても、良い事に使うの…、だけど今すぐには出来ないのよね。
 まだ後一つ必要な[モノ]が有るし、切り取ったクリ○リスも加工が必要なの。
 ああ〜、楽しみだわ、ウフフ…。

 私は、晶子に処女を無くした次の日から、強力排卵剤を与えてあげた。
 この強力排卵剤は、卵巣を活性化させて、未成熟な卵子を強制的に成熟させ、排卵させるの。
 過剰に投与すると、ホルモンバランスを崩すし、栄養を卵子の成熟に取られるから、身体はボロボロに成ちゃう。
 まぁ連続だったら3回の投与が限度ね。
 その後、体調を戻すには、ホルモンバランスを取る薬と高栄養剤を1ヶ月程飲む必要が有るし。
 かなり面倒臭い薬だけど、その分受精率は驚く程高いわ。
 その薬を晶子に投与して、猿君に調教させたの。

 猿君、何にも気にしないで、バンバン中出ししちゃった。
 3週間後、検査薬を使ったら、案の定1回目の投与で、綺麗に的中してたわ。
 晶子は無事、啓一の子供を妊娠したの。
 晶子の生理周期から考えると、5週目に入ってるから、妊娠2ヶ月って所かしら…。
 私は直ぐに、子宮に防護措置をしたわ。
 防護剤は着床した卵子を子宮壁にコーティングして、衝撃や雑菌から守るの。
 防護措置をすると、不安定な時期でも、異物で掻き出すとかしない限り、流産の心配は絶対無い。
 勿論、ガンガンSEX出来るし調教も可能よ。
 私は順調な進み具合いにほくそ笑んだ。

 晶子は啓一の責めを受け、責め手の違いを学んでマゾとして完全に開花した。
 啓一は晶子の反応で、自分の未熟さに悩み始め、サドとしての限界を感じ出していたわ。
 啓一は、それを否定したくて晶子に色々していたけど、行為の差じゃ無い事に気付かないようじゃ、絶対無理。
 本物は、[纏うモノ]が違う。
 独特の雰囲気が、マゾを感じさせるの。
 私程度に勝てないで、支配を語ろうなんて、チャンチャラ可笑しいわ。

 悩む猿君は置いといて、別口で調教する毬恵も良い感じになった。
 この頃の毬恵は、町の人気者に成ってたわ。
 タダで極上のSEXが出来る、公衆便所。
 毎日2時間の買い物で平均3人、多い時には5人ぐらいの男に使われてるわ。
 毬恵は、ウィッグやサングラスが取れないか、声でバレ無いか、ヒヤヒヤしてたみたいだけど、私がそんなミスするわけ無い。
 ウィッグは晶子に使ってるのと同じ、特殊な粘着剤でくっ付いていて、引っ張ったぐらいじゃ取れないし、サングラスも正しい手順を踏まなきゃ外せない。
 声も変声薬を使って、高くしているからまずバレる事は無いのに、いつもビクビクしてる。
「そんな態度、使って下さる方に失礼よ!」
 って怒った事も有ったけど、男達にウケてるようだから、最初の頃は放っておいた。

 だけど、日が経つにつれその甘えた態度が、鼻に付きだしたの。
 毬恵は、10日間で40回ぐらい、使われたけど、まだ涙を流しながら嬲られてるわ。
 どうも[本能は享受してるけど、意識が抗ってる]ってそんな感じかしら。
 薬の効きが悪いのかしら…、それとも、強情から来る抵抗?。
 どちらにしても、そろそろそんな態度、消してあげなきゃね。
 人間だと思うから、泣くのよ。
 だから、まだまだ責めを強くして、人間で有る事を忘れさせて上げるわ。

 私は、毬恵の不手際を指摘して、飼い犬のジムの相手を命じた。
 私の情報によると、この犬は毬恵が子犬の頃から一番可愛がり、今でも毬恵に一番なついてる。
 成犬になって1m50pを超える程大きく成っても、毬恵は甲斐甲斐しく世話を焼き、ジムも毬恵には甘えて擦り寄る関係なの。
 そんな毬恵に命令したら、泣きながら哀願して、許しを求めて来たけど、私が許す筈無いでしょ。
「毬恵は、今日からジムの性処理道具よ。犬に奉仕する存在。犬以下の存在よ」
 私が毬恵に命令すると、毬恵は大泣きしながら、ジムにお尻を振って媚びを売った。
 これは、かなり効いたようだったわ。
 どこか吹っ切れて、心が壊れたみたいね。
 だけどまだまだ…、もっと、壊して上げる。

 それからの毬恵は、少しずつ態度を改め始め、素直に反応するように成ったけど、まだまだね。
 宿題の不手際を指摘して、折檻してあげたり、使われ過ぎて買い物の品が足りなくて、ジムの餌皿にしてあげたりしたら、大分素直に成ったわ。
 どうやら毬恵は薬じゃ無く、罰の方が効くみたいね。
 私はネチネチといびって、毬恵を追い詰めてあげた。

 毬恵が素直に成って来た頃、猿君の心がとうとう折れた。
 自分の限界を泣きながら説明して、私との約束を果たせないって、謝り始めた。
 そんな事は、初めから知ってるわよ。
 全く、いつまで待たせるのよ。
 まぁ、マゾで有る事を認めて、服従を誓ったから大目に見て上げるわ。
 取り敢えずこれで、全員の目処が付いた。

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