奴隷教師物語
ヤマト:作
■ 奴隷ファイル1−国語教師理沙2
身体をロープで縛った。この倉庫は校長の意見でなぜか完全防音になっているので口にはなにもしていない。ゆっくりとカッターシャツのボタンを外し、ブラジャーを取った。そこには綺麗なピンク色をした乳首が顔を覗かせていた。手にはカメラを持っている。脅しのネタにするのだ。
「おい! 起きろ!」
「はっ! ここは?」
前には上杉が立っていた。
「上杉君?」
理沙は周りを見渡した。
(ここは確か使われていない倉庫?)
身体を見た時、自分の目を疑った。
「えっ? な、何これ?」
上杉は聞こえなかったように手を胸へと伸ばした。
「ちょっと! やめなさい! こんなことしてただで済むと思ってんの?」
「このカメラで撮った写真をばらまいてもか?」
手に持っているカメラを見た理沙は声を出せなかった。乳首を口に含みだした。
「や、やめて。あぁ!」
「だめだ! ほら乳首が立ってきたぞ。」
「そんなことされたら誰だって……その前にカメラをかえしなさい。」
「これ先生のじゃないよ!」
言葉に出来なかった。
(確かにあのカメラは私のじゃない。けどあのカメラには……)
「お願い! カメラでとった写真だけでも私に頂戴! こんなことしても何にも意味ないわよ。」
「まだ自分の置かれた状況がわかってないみたいだな!」
そういうと上杉は理沙の顔を殴った。
「きゃ! ひ、酷い!」
今まで親にも殴られたことはなかった理沙は涙目で言った。
「殴られたくなければ静かにしろ!」
「どうすればいいの?」
「これから俺の言う事を何でも聞く事だ! いいな!」
「………」
負けず嫌いの理沙は無言の抵抗をしている。
「わかったのか?」
上杉の手が再び理沙の顔へ伸びた。さっきの恐怖がよみがえった理沙は思わず
「わかりました!」といってしまった。
「わかればいい!」
そういって上杉はロープをほどいた。
「えっ?」
乳首をなめられること以外特になにもされなかったことに理沙は驚いた顔で上杉を見た。
「今日はもういい。明日の授業後この倉庫に来い! いいな!」
「わかったわよ!」
強気に戻った理沙は睨みつけていった。
「わかりましただろ! この馬鹿!」
バチン
上杉の手が理沙の顔にヒットした。
「痛っ!」
「わかったのか?」
「わ……わかりました。うう……」
理沙は泣いていた。
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