虜囚にされたOL
木暮香瑠:作

■ 罠に嵌ったOL10

 官能が、さらに深く大きな刺激を求めていく。それも見透かしたように太田が言う。
「欲しいんだろ? ここにもっと太くて硬いものが……」
 麻希は俯いた。頭をゆっくりと落とす。まるで、頷いているように見える。
(ち、違う……。頷いたんじゃない……)
 しかし麻希は、そのことを言葉にして否定することはなかった。
(ご、ごめんね、亮輔さん……。わ、わたし……いけない女になってしまう……)
 亮輔に謝る気持ちは、麻希が官能を受け入れることを覚悟した証だった。

 上半身をソファーに預けお尻を掲げる麻希の腰を、太田は両腕でしっかりと固定した。ズボンの中で窮屈にしていた男根が、やっと開放され太田の股間でビクンッビクンッと頭を振っている。太田自慢のシリコン球を埋め込んだ棹は、クネクネと血管が浮き出し不気味にブツブツとしている。赤黒い先端に刻まれた亀裂は、これからの挿入を我慢しきれずに透明な涎を滴らせていた。

 太田が亀裂に亀頭を宛がうと、麻希は『あん、ああん』と甘い声を上げお尻を振った。麻希の秘唇を亀頭が撫ぜ愛液と先走り汁が混じり合う。
「ああん、ちょうだい……。わたしのオマ○コに……あんっ、ちょうだい……」
 麻希は羞恥心を脱ぎ捨て、今まで恋人に対しても口にしたこともないおねだりの言葉を発した。

「そら、お前の大好きなチ○ポをマ○コに刺してやる……」
 太田は一気に怒張を繰り出した。
 ジュポッ……。
 愛液を十分に湛えた秘唇は、太田の怒張を容易く咥え込んだ。溢れ出した愛蜜が、太腿を濡らし筋になって伝い落ちる。
「ううっ、ひいぃ……」
 最初の一撃だけで麻希は、軽いエクスタシーに達した。しかし怒張は、カマ首が入っただけだ。太田は、体重を掛けながらゆっくりと怒張を押し込んでいく。麻希の秘裂が悲鳴を上げながら丸く引き伸ばされ、怒張を呑み込んでいく。
「ああ……、待って。も、もっとゆっくり……。大きい! 大き過ぎます……」
 麻希は眉毛を歪め、秘孔を引き裂かれる痛みに耐えた。
「大きいのが好きなんだろ? 今に、俺の魔羅でないと我慢できなくなるぞ。このシリコン入りの魔羅を味わったら……、フフフ……」
 シリコン球が入口を通過するたび、麻希の頭が仰け反る。砲身が飲み込まれていくたび、秘孔の愛蜜が行き場をなくし溢れ出る。グシュッ、グシュッと漏れ出し棹に纏わり付く。
「ひいっ、うっ、うっ、ううう……」
 太田は麻希の反応を楽しみながら、棹を沈めていった。

 太田は、休むことなく怒張を繰り出した。腰を振りながら、指でクリ○リスを嬲る。そうすると麻希は腰を折り、お尻を掲げた。蜜壷に挿入された怒張が角度を変え刺激に変化をもたらし、肉径に埋め込まれたシリコン球が媚肉を掻き毟る。
「どうだ? 俺様のチ○ポは? 粒々がたまらんだろう」
 太田は自慢げに、腰を麻希のお尻の柔肉に打ち付ける。
「ああン。ううン……壊れちゃう、ああん、大きい……、たまらないっ」
 捲るめく快感の渦に、麻希は飲み込まれてしまった。

 身体の中を血液が激しく流れ、媚薬を全身に行き渡らせる。身体の何処もが性感帯になったように刺激を求めている。マスターの指先が、麻希の背中を触れるか触れないかくらいの強さでなぞっていく。
「ああん、ああ……、あああ……あ、あハン……」」
 麻希は背中を、腰をクネクネと揺らす。瞳は虚ろに宙を漂い、焦点が合っていないようだ。

 マスターは、部屋を閉ざしていたカーテンをそっと開けた。しかし、官能の渦に飲み込まれてしまった麻希には、気付くことさえ出来なかった。

 マスターはズボンのチャックを降ろし怒張を取り出した。そして麻希の顔先で揺すった。膜が掛かった瞳がそれを見つける。マスターは麻希の髪の毛を掴み、口を半開きにした顔を怒張に向けさせた。
「ああ、おチン○ン……」
 麻希はうわ言のように言う。マスターは怒張を麻希に差し出した。
 マスターの亀頭が唇に触れる。甘酸っぱい痺れが唇に広がった。
「ああっ、ああん……」
 麻希は、無意識に舌を伸ばした。麻希は言われるでもなく、本能で棹に舌を絡めていった。マスターは、麻希の唾液でテカテカになった怒張をゆっくりと麻希の口に押し込んでいった。

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