中学生アイドル萌絵ちゃん
わたる:作

■ 6

「わぁ…すごい…」
萌絵が水着を手にとって眺める。

(スクール水着もある…このビキニなんて見えちゃいそう…)
萌絵が思う。

「え〜と、萌絵ちゃんバストいくつだっけ?」
監督が水着をあさりながら萌絵に尋ねる。

「え…は…86cmです…」
萌絵が答える。

「カップは?」
さらに監督が尋ねる。

「Eカップです…」
萌絵が答える。

(何回も言ったんだから覚えてるくせに…)
萌絵は不信感を持つがこらえる。
(胸のサイズなんか何回も言いたくないよ…!)

「うん…だったらここら辺かな」
監督が言い、数着の水着を萌絵に見せる。

「萌絵ちゃんならこのピンクのとか黄色のが似合うと思うけどな…」
監督が言う。

「あ…あの…ビキニは…恥ずかしいんですけど……」
萌絵が躊躇いながら言う。14歳の少女にはビキニは恥ずかしい。

「何言ってるの萌絵ちゃん、売れたいんならしっかりそのおっぱいを強調していかなきゃ!」
監督が言う。

「お…おっぱいって…?」
萌絵が思わず胸を隠す。

「そう、萌絵ちゃんの一番の魅力なんだから…!」
「むね…が一番の魅力…ですか…?」
萌絵が恥ずかしげに言う。

「コンセプトはロリータ巨乳中学生アイドルなんだから!」
監督が言う。

「きょ…巨乳…?」
萌絵が思わず復唱する。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊