桃香
木漏れ日:作

■ 13

車内は静かだった。
私と桃香は車内で借りた膝掛けを掛ける。
乗客は寝始めた。
膝掛けは膝の少し下までの長さだ。
桃香が私の右手をつかむ。
その手を自分の股間に持って行く。

私の指が桃香のワレメを捉える。
桃香は下着を着けずにいる。
しかし何かもう一つ足りない。
スカートが無いのに気がついた。
私は桃香に囁いた。
「スカートは?」

「取っちゃった…。」
「なんで?」
「触るのに邪魔でしょ?」
「穿きなさい…。」
「イヤ…。」
「どうして?」

「このままの方が興奮するもん…修もそうだよね!」
「そりゃそうだけど…。」
「じゃいいでしょ?」
「……。」
桃香は唇を押し付けてくる。

そして、
「もっと触って…。」
と私の手を太腿で挟んだ。
桃香の息が少し荒い。
私が指で刺激をするとしがみついてきた。
「嫌か?」

桃香は黙って首を振る。
そして、
「おっぱいも…。」
と囁いてきた。
桃香の上着のボタンを外した。
乳首はコリコリに尖っていた。

私は素早くそこを吸った。
桃香はギュっ抱きついてくる。
私は股間の刺激を強くした。
「駄目!」
桃香が小さな声で言った。
「イった?」

「うん…。」
私が聞くと桃香がそう答えた。
股間を拭きスカートを穿かせる。
間もなく桃香は寝息を立て始めた。
どうやら回りには気づかれていないようだ。
私もいつの間にか眠った。

肩を揺すられて目を覚ました。
桃香が、
「もうすぐだって!」
と言った。
腕時計を見ると午前7時50分だった。
「いつ起きたの?」

「15分位前…。」
「起こせばいいのに…。」
「寝かせて置いてあげたかったの…。」
「なんで?」
「内緒!」
定刻通りバスはついた。

バスを降りて桃香が言った。
「お腹空いた!」
ぶらぶら歩いた。
そば屋が開いていた。
そこに入る。
熱いそばが腹に染みた。

「おしっこ行ってくる!」
桃香が立ち上がった。
私は素早く股間を撫ぜる。
「いゃん…。」
桃香はにっこり笑い、
「エッチ…。」

「早く行って来て!」
「はぁい…。」
桃香は駆けて行く。
数分後戻って来た。
見るとスカートの裾が短くなっていた。
上に上げたのだ。

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