桃香
木漏れ日:作

■ 36

「お待ち下さいませ…。」
私達は別の女に連れられ移動する。
部屋に案内されお茶が出てきた。
「ここで何するんですか?」
「慌てないで…。」
そう言い美香は微笑む。

「修君…。」
「はい…。」
「最近体鍛えてる?」
「いえ…。」
最近そういえば体を鍛えていない。
「駄目よ! 桃香に嫌われちゃうわ!」

「そうですね…。」
「ね? 泳がない?」
「いいですね!」
美香はスイッチを押した。
シャッターが上がる。
その向こうにプールがあった。

「行きましょ!」
美香が立ち上がる。
シャッターを通りプールに行く。
隅の方にドアがあって美香がそこに行く。
ドアを開けるとバスルームになっていた。
「お先にどうぞ…。」

私が言うと、
「駄目…。」
と腕を絡めてくる。
「しかし…。」
と言うと、
「桃香が怖い?」

とからかうような眼差しで私を見る。
「別に…。」
「ふふっ…。」
と笑い私の手を引っ張る。
広い脱衣所で服を脱いだ。
美香のたわわな乳房は垂れていない。

「来て…洗ってあげる…。」
美香は私の体に湯を掛けるとチ〇チ〇をつかんだ。
ソープをつけ丁寧に洗う。
気持ちがいい。
「修君…。」
「はい…。」

「桃香としたの?」
「いえ…。」
「でしょうね…。」
「分かるんですか?」
「そりゃ分かるわよ!」
「そうですか…。」

「で、満足してる?」
「半分位は…。」
「でしょうね…。」
「お母さんは?」
「私はあなたのお母さんじゃないわ!」
「失礼しました、なんて呼べばいいですか?」

「美香って呼んで…。」
「分かりました…。」
「ねぇ…。」
「はい?」
「桃香の中に入れた?」
「いいえ…。」

「そう…。」
美香は意味あり気に微笑んだ。
「なにか?」
私が聞くと、
「ねぇ私と取引しない?」
「条件によります…。」

「悪い話じゃないと思うわよ…。」
「具体的に言って下さい…。」
「私とエッチしない?」
「どうしてですか? 美香さんなら相手はいくらでもいると思いますが…。」
「そうだけど…。」

美香は言い俯いた。
私は美香の言葉を待った。
美香は口を開いた。
「私普通のじゃ駄目なの…。」
「どんなのがいいんですか?」
美香はまた俯いた。

「聞いても引かない?」
「それは何とも言えませんね…。」
「そうよね……。」
私はわざと黙っていた。
「私…。」
「はい?」

「やっぱりいい…。」
「そうですか、では泳ぎましょ…。」
私と美香は体をざっと流しプールに移動した。
私と美香は素っ裸のままプールに飛び込んだ。
温水プールだ。
水温は丁度いい。

美香は見事な泳ぎを見せた。
休憩の時聞いてみた。
「海のそばで育ったんですって?」
「桃香に聞いたの?」
「ええ…。」
「〇〇県の漁村よ…。」

「どうりで泳ぎがうまい筈だ…。」
「ありがと…。」
休憩の後暫く泳いだ。
昼。
施設内のレストランに移動した。
食事をしながら話した。

「どんな子だったんです?」
「おとなしかったわ…。」
「いつも一人?」
「そうね…。」
「どんな遊びをしてたんですか?」
「ふ…Hな遊び…。」

「どんな?」
近くに住んでた男の人にマ〇コ見せたり…。」
「楽しかった?」
「ううん…。」
「ねぇ…。」
「ん?」

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