夢魔
MIN:作
■ 第15章 奴隷9
朝を迎えると、稔は庵に連絡を入れ、梓と美香を連れて、姿を消した。
庵は稔の指示通り、美紀を犬として扱い、沙希と弥生と共に調教を施す。
庵達が学校に行っている間は、美紀は檻の中に一人で踞る。
人として扱われない生活は、美紀の心を苛み、追い込んでゆく。
目の奥から力が無くなり、意志が薄れて行った。
何もしないで、踞っている時は美紀は、何も考えない。
反省はした。
過ぎる程した反省の気持ちは、今はもう言葉ではない。
美紀の全身が、自分の非を認め小さく震えている。
庵の被虐調教が、美紀の心から占有願望を押しだし、美紀を従順に変えて行く。
そんな生活が、3日続いた。
そして、その日の夜、稔達は梓と美香を連れて、弥生の家に戻ってきた。
庵はリビングの、いつものソファーに腰掛け、梓と美香を見詰める。
「稔さん…梓も、美香も変わりましたね…。この様子だと、相当上手く行ったみたいですね」
低く響く声で、庵が問い掛けると
「ええ、かなりの成長を見せましたよ。梓はもう教える事が無いほどです、美香も向こうで調教に参加させましたから、後は、真さんに鍛えて貰うぐらいです」
稔の言葉に、梓はペコリと頭を下げ、美香は梓の横に正座する。
稔の後ろに立つ梓は、3日前の梓とは、別人のように成っていた。
その立ち姿には、滲み出すほどの色香に、どこか棘のような物を潜ませている。
そんな風に、変わっていた。
「さあ、梓。君の学んだ事を、弥生達にも見せて上げなさい」
稔がそう言うと
「はい稔様…行くわよ美香」
美香を見る事無く命じ、荷物を持ったまま歩き始める。
美香はスッとお尻を上げて、高足の四つん這いになると、梓の後ろに付き従う。
美香のスカートの奥には、黒い皮の訓練下着が嵌められている。
それが短いプリーツスカートの下から、チラチラと覗いていた。
訓練下着から、モーター音が聞こえている事から、美香はここまで、ずっとオ○ンコとアナルを嬲られ続けていたのだろう。
クネクネと左右に振る、美香のお尻は微かに震え、内股には愛液が垂れていた。
リビングに残された、弥生と沙希は、2人の変わりように呆然とした表情で見送る。
「これから、梓は僕達の助手をして貰います。それだけの能力は、身に付けて来ました」
稔が庵に宣言すると、弥生と沙希は驚いて、稔に視線を向ける。
稔は弥生と沙希に視線を向けて
「明日から2日間、学校は休んでください。仕上げに入ります」
2人に命じた。
稔の有無を言わせぬ命令に、気圧されて頷くと、リビングの奥から梓が戻ってくる。
その姿を見て、梓が何処に行き、何を学ばされたのか、弥生達は理解した。
梓は真っ赤なレザーのボンテージを身に纏い、右手に乗馬鞭を持ち、左手に美香の首輪のリードを握る。
黒いレザーのブーツを履いて、カツカツと進み出す。
高足の四つん這いになった、美香の全裸の背中には、無数の鞭の痕が痛々しく走っていた。
「美香はこの3日間、昼夜を問わず梓とキサラさんに調教されて、奴隷としてはほぼ完成しました。後は貴女達と、美紀だけです」
梓はソファーの横に来ると立ち止まった。
すると、美香は梓の足の後ろに進み、膝を付いて四つん這いになる。
梓は後ろも見ずに、スッと美香の背中に腰を下ろした。
その呼吸はピッタリと合い、何度も今の行動を取っている事が、一目で判断できる。
「美香は梓の世話をする、ペットに成りました。自分から進んでね…そして、その躾が、この3日間で行われたんです」
稔が説明すると、梓は胸の谷間からリモコンを取り出し、スイッチを入れた。
すると、美香の股間からモーター音が鳴り始める。
美香は真っ赤な顔を、悩ましげに歪め、快感を必死に耐えていた。
「美香…声を出しても良いわよ。良い声で鳴きなさい…」
梓が許可を出すと、美香は初めて口を開き
「あふぅ〜ん…あ、ありがとうございますぅ〜梓様〜…ああぁ〜っ…オ○ンコ…きもちいいですぅ〜…あん、ああぁ〜ん…」
髪を振り乱して、嬌声を上げる。
美香は、いかに自分のオ○ンコが気持ちいいかを、卑猥な言葉で延々と説明した。
弥生達は、美香の余りの変貌に、驚いて開いた口が塞がらなかった。
稔は立ち上がると、スタスタとリビングを出て行き中庭に向かう。
稔が中庭に姿を現すと、美紀の目が大きく開き
「わんわん、わんわん」
お尻を左右に激しく振って、犬の鳴き真似をする。
美紀は3日間風呂にはいる事も、トイレを使う事も禁止され、庵の調教を受ける時以外、檻の中で生活した。
そのため、髪の毛はボサボサになり、身体のあちこちに泥が付いて、まるで浮浪者のように汚れている。
稔が近付くと、美紀は足を開いて犬のお座りの姿勢を取り、稔を見上げた。
ジッと稔が見下ろし、美紀の瞳を覗き込む。
「梓…、美香をここに連れて来なさい」
稔が梓に命令すると、梓は美香を引き据えて、稔の横に擦り寄り
「稔様どうぞ…」
稔の手に、美香のリードを手渡した。
稔は美香のリードを持ち、手首を捻って合図を送る。
美香は直ぐさま合図に従い立ち上がると、稔は檻に向かって美香の上体を押しつけた。
稔は、美香に檻の上に覆い被さるような姿勢を取らせると、オ○ンコのバイブを引き抜き、引き抜いたバイブを口に咥えさせいきなりチ○ポで貫いた。
美香は喉の奥で、くぐもった歓喜の声を上げ、稔の抽出に合わせ腰を妖しくくねらせる。
「美紀…美香のクリトリスを舐めて上げて下さい」
稔の命令に、美紀は直ぐに舌を出して、顔を美香の股間に近づけた。
ピチャピチャと音を立てながら、美紀は美香のクリトリスを舐める。
「美香…汚れてしまった、美紀の顔を綺麗にして上げなさい」
稔の命令に、美香は頷いて息むと、シャーッと小便が美紀の顔を打つ。
「美紀何をして居るんですか? 誰も止めて良いとは言ってませんよ」
小便に驚いて、顔を放した瞬間稔に叱責され、また舌を伸ばして、美香に対する奉仕を続ける。
■つづき
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