夢魔
MIN:作
■ 第31章 農場6
薫が携帯電話を操作して、電話帳から迫田の連絡先を見付けると、小室はもう我慢出来なかった。
「ちょ、ちょっと待ってくれ! お願いだ、私に依頼してくれ! もう、今月厳しくて仕方が無いんだ…。大家にも家賃の支払いを迫られてるし、3日間カップラーメンしか食べて居ないんだ。だから、頼む…。いや、頼みます、私に安定した収入源を下さい!」
小室は悦子にすがりついて懇願する。
その顔はおかしいぐらい必死だった。
小室は白井から安定した収入源を手に入れた事を知らされており、それが相当羨ましかった。
白井の場合は、親からも幾ばくかの支援を受け、贅沢をしなければ、十分に生活が成り立つのに、そんな支援が無い自分の所に、何故そんな美味しい話が来ないのかと歯噛みしていた所に、今日の運転手の依頼である。
小室はジッとチャンスを待ち、効果的な売り込みを考えて居た。
自分の持ち味で有る、[理論に基づく支配]それを十分アピールしようとしたのだが、その結果はオーナーを怒らせるだけに終わる。
本来ならここで、意地を見せ[好きにすれば良い]と啖呵を切るべきなのだが、小室の生活がそれをさせなかったのだ。
小室は恥も外聞も投げ捨て、悦子にすがりつく。
悦子はスッと、電話を掛けようとする薫の行動を手で制し
「先生…。これから、心を入れ替えて働くなら、雇って上げても構わないわよ…」
すがりつく小室の耳元に囁いた。
その言葉で、小室の顔が跳ね上がり、嬉しそうに悦子を見上げる。
その小室の顔を覗き込んだ、悦子の唇の両端がクゥっと吊り上がり、邪悪な笑みを作ると
「ただし、使用人としてだけどね…。どうする?」
小室に問い掛ける。
小室は輝かせた顔を、途端に苦渋に染め、しぶしぶ頭を縦に振る。
小室はこうして、悦子の調教道具にさせられ、人形達にSEXを教える。
それは、羨ましい響きを持って居るようだが、この後、人形は数を増やすが、チ○ポは一つである。
小室の1日のSEX時間が、10時間を超えるのは、そう遠い日では無かった。
悦子は、久美を回収して学校に戻り、早速小室に久美を犯す様に命じる。
久美は小室と薫が教育し、悦子と白井はローザを躾る。
久美は実地訓練が上手く行かなかった為、地下2階の悦子の調教室に連れて行かれると、直ぐに小室に犯され始めた。
小室は先ず久美を全裸に剥くと、オ○ンコを広げさせその拡張度を調べる。
「良し、オ○ンコが何処まで拡がるか、思い切り広げてみろ…」
小室が命令したが、久美はピクリとも動かず、只微笑んでいるだけだった。
小室は首を傾げ同じ命令をするが、久美は一切耳に入っていない様に、全く動こうとしなかった。
そんな久美に悦子が気付き
「ああ、それね…、私達の言う事しか聞かないから。今、言う事を聞く様にして上げるわ…」
久美に近付くと
「久美、これからは、この男の言う事も聞きなさい」
小室を指差し久美に命令する。
すると、久美の顔がスーッと小室に向き
「はい、悦子様。久美はこの方の命令に従います」
小室を確認した後、悦子に向き直り深々と頭を下げて、命令を認識した。
小室はその動きを見て、背筋が寒く成る。
(完全に自我が無く成っている…。これじゃ、ロボットと一緒だ…)
小室は久美を見詰め、ソッと悦子の後ろ姿を盗み見た。
だが、その時同時に小室の中で、有る変化が起きる。
(こいつぐらい徹底した調教をする奴なら、私の思い描いていた責めを実現させてくれるかも…)
小室の顔は、ゾッとする様な影が出来、目がランランと光り始めた。
小室はそんな考えを頭の隅に追いやり、久美を見詰めて
「オ○ンコを思い切り広げてみろ」
静かに命じると
「はい、解りました」
久美は小室に返事を返し、両膝を持ち上げ立てると、両手をお尻の方から回して、左右の人差し指から小指までを揃えてオ○ンコに差し込み、おもむろに引っ張った。
久美のオ○ンコの肉がミチッと音を立て、強引に広げられる。
久美のオ○ンコの上下の肉が裂け、血がダラダラと流れ出す。
だが、久美は眉一筋動かさず、更に広げようと手に力を込める。
「よし、もう良いぞそのまま開いていろ」
小室が命令すると乾いた声で返事を返し、ピタリと動かなくなる。
小室は久美のオ○ンコを覗き込み、広げたままのオ○ンコを嬲り始め
「ここは、どんな感じがする?」
久美のGスポットを押しながら、問い掛けた。
久美は小室に上品な微笑みを向け
「膣壁が痙攣し、お尻の穴がピクピクと震え、オシッコが漏れそうな感じがします」
抑揚のない棒読みの言葉で答える。
小室は久美のオ○ンコから指を抜くと
「感覚は、おかしくは成って無いんだな…快感を快感として認識していないのか…。いや、身体の反応は愛液が出ているから、正常と考えて…」
ブツブツと考え込む。
そこに薫が現れ
「それ、壊れてるのは自我だけよ。感覚も反応も正常だけど、表現の仕方がインプットされてないのよ」
久美を指差し小室に告げた。
小室は薫の言葉に、考えを中断して
「じゃぁ、さっき見ていた表情の変化は、どうやって変わってたんだ?」
問い掛けると
「悦子様がこれの表情に番号を振って、その番号の通りこれは、表情を変えていただけ」
薫は久美を指差し、表情の変化システムを教える。
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