夢魔
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■ 第31章 農場32
気弱な青年は、ローザのフェラチオテクニックとその淫蕩な表情に、30秒程でローザの喉奥に精を放った。
口中に溢れる程の量を受け止めたローザは、ビデオカメラを正面から見つめ、ゴクリと飲み込み、大きく口を開け飲み込んだ事を証明すると
「一人目頂きました」
ビデオカメラに報告する。
その姿を呆気に取られて青年が見ていると、ローザは直ぐに立ち上がり、青年からハンディーカムを奪い取ると、直ぐに背を向け雑居ビルを飛び出して行った。
気弱な青年は、チ○ポをまだいきり立たせたまま、呆然とローザの消えた方を見つめていた。
ローザは擦れ合う金属の感触に背筋を震わせ、雑居ビルを出ながらタイマーを見ると、もう既に18分が経過している。
(だ、駄目よ…。こんなペースじゃ、絶対間に合わない…)
ローザは酷く焦りながら、次の獲物を目で探す。
すると、ローザの目に2組のサラリーマンがチラチラとローザを見て、何か話し合っている。
ローザはそのサラリーマンを見て、直ぐに有る事を思いついた。
(2人組を誘えば、時間が短縮できるかも…)
咄嗟に浮かんだ考えは、時間短縮には妙案だったが、リスクが倍以上に成るとは考えてもいなかった。
ローザは、直ぐにサラリーマン達に近づくと
「私に気持ち良い事をさせて貰えませんか?」
媚びた笑みを浮かべて、質問する。
2人のサラリーマンは、ギョッとした顔でローザを見つめ
「な、何? 気持ち良い事って何だよ?」
「おっかないお兄さんとか出て来るんじゃないの?」
キョロキョロと周りを見ながら、ローザに問い返す。
ローザはサラリーマン達の警戒した表情に
「いえ、そんな事無いです。絶対に有りません! 私ある事情が有って、協力してくれる人を探して居るんです」
必死の顔で懇願すると、サラリーマン達は訝しそうな表情を作りながらも、ローザの美貌と滲み出す色香に
「ふ〜ん…本当に、変なの出て来ないんだね…」
渋々承諾した。
ローザの表情がパッと明るく成り、2人のサラリーマンの手を引いて、人気の無い路地に向かうと、直ぐにカメラを差し出す。
そのカメラを見たサラリーマン達は、再び訝しそうな表情を浮かべると
「今から、私がお二人にお口でご奉仕します。ですから、その顔をこれで撮影して、精液をちゃんと飲み終えたか録画して欲しいんです」
ローザが必死の顔で懇願する。
2人はローザの顔を驚きの表情でマジマジと見つめ
「お、お口で…ご奉仕って…。フェラチオ?」
「ビデオで録画って…。変態?」
小首を傾げて問い掛けた。
途端にローザの顔は真っ赤に染まり、内股を粘性の有る愛液が伝い落ちる。
ローザの鼓動は早く成り、身体が奥底の方から熱を帯びた。
(変態なのよ…。そう、どうしようもない変態…、だって、こんな恥ずかしい事をして、興奮して居るんだもの…)
ローザは頭の中に浮かぶ、自分の言葉に唇を噛みしめながら、サラリーマン達の間に膝をついて、しゃがみ込みチャックを下ろしてチ○ポを取り出すと、両手に一つずつ持って交互に口に含む。
ローザの行動に呆気に取られていた2人は、それでもローザの積極さとテクニック、美貌と色気に鼻の下を伸ばして、興奮しながら撮影に入る。
ローザはあっと言う間に2人のサラリーマンから、精液を搾り取り撮影を終わらせると、次の協力者を捜し始めた。
3人が終わった所で、時間は30分を超えている。
(どう考えても、このペースじゃ終わらないわ…。こんな所に、こんな格好で置き去りにされて、貞操帯が無くなったら…)
ローザはその結果を考え、ゾクリと背中を悪寒が走り、顔を青くした。
ローザは腹を括って、無駄な交渉時間を省く事にする。
それは、第一声から[精液を飲ませて下さい]と言う言葉に変わり、それでひるむ者も自ら手を引き誘い込んだ。
その結果ペース配分は予定通りの、1人6分を維持できるように成ったが、初めの出遅れ分をフォローするには至らなかった。
だが、2時間が経過した頃、その出遅れ部分のタイムラグも殆ど消え、ローザは順調に精液を飲み続ける。
◆◆◆◆◆
ローザが20人分の精液を飲み終えた頃、学校では薫が久美を操作し、自室に戻らせていた。
自室に戻った久美は、薫の指示により訓練の準備を始める。
訓練の開始を指示し終えると、薫は首輪のシステムを監視モードに切り替えた。
これで久美は明日の朝、薫が指示を出すまで訓練を続けるのだ。
薫は久美の操作が一段落すると、悦子に向かって
「そろそろ、ローザを迎えに行く車を用意しますね…」
支度する事を告げる。
だが、悦子の言葉は意外な物だった。
「あら、必要ないわ…。今日は迎えになんて行かないわよ。まぁ、早くて明日の5時半で良いかしら…」
悦子はあっけらかんとした表情で、薫に告げるとヒラヒラと顔の前で手を振る。
流石に薫も悦子の言葉に驚いて
「えっ? 行かないんですか? それじゃ、約束を破る事に成るんじゃ…」
ボソリと問い掛けると
「約束? ああ、あれね…。約束は破らないわ…、それどころか、約束だから行かないの…」
悦子はにんまりと笑いながら、薫に告げた。
薫はその笑みを見て、悦子の言わんとしている事を理解し
「何か、お仕掛けに成られて居るんですね…」
にやりと笑って、問い掛ける。
悦子は[うふふ]と小さく楽しそうに笑うと
「ほら、いつも通学路に居る番犬が居るでしょ? あれに、ご褒美を上げようと思ってね…、見張らせてるの…。[20人を超えたら遊んであげて]ってね。身体に傷が付かなきゃ、何をしても良いって言ってるし、相当おもしろい事になると思うわ。それに、投棄する所も指定してるしね…」
薫に残虐な笑顔で答えた。
薫も悦子に負けず劣らず残虐な笑顔を浮かべると
「あら、ローザ。明日の朝私の顔が分かるかしら? もし、壊れてたら私に下さいません? 晒し者にして、ずっと嬲り尽くしたいんです」
悦子に懇願する。
「良いわよ。壊れた玩具には興味無いし、薫に上げるわ。好きなように晒し者にしなさい。壊れてるんだから、思う存分遊んであげなさい」
悦子は薫の依頼を快く承諾し、ローザを好きにして良いと約束した。
薫は悦子の許可を受け、妄想の中に自分を落とし込み、ローザをどう嬲るか想像して興奮する。
■つづき
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