直美の秘め事
Reiji:作

■ 3

 直美の肉体は、意思とは逆に男に犯されるのを望みだした。知らず知らずの内に、硬く尖った乳首をデスクマットにこすりつけてしまった。

「直美、オナニーできないから。乳首こすりつけてるの? 30までセックスしたことないからオナニーはベテランかい。」そう言って、乳首を挟むようにして胸を弄ばみながら、人差し指を谷間に沈めた。指は膨らんだ丘の肉に軽く跳ね返されたが、溢れてきた樹液に滑るように内側の粘膜を広げた。

「ううぅぅ、ぃたぃ。」いくら潤っていても裂け目の内側の粘膜は、初めて侵入した男の指に弄られた刺激が強すぎたか、直美の口から小さな悲鳴が漏れた。

「直美はオナニーの時は、中まで指を入れないのかな。」そういわれても、直美は返事ができなかった。

「返事しなくてもいいよ。指なんかよりも滑らかだけど、ずっと太い俺の亀頭を入れてやるからな。どんなに泣き叫んでも絶対途中ではやめないよ。直美の一番奥まで挿入してやるからな。」

 直美は陰部の裂け目に、冷たくぬるっとしたものを感じた。それが注入されるように谷間の内の粘膜に拡がった。直美の割れ目の丘が親指と人差し指で押し広げられるとチューブの口から露出されたサーモンピンクの粘膜に、セックス用の潤滑ゼリーが垂らされた。

(いよいよ犯される。強姦されて処女を無くすなんてイヤ。大事にしてきたんだもん。初夜の晩にやさしく奪われたかった。)直美のそんな思いは続かなかった。

 直美の丘を谷間に押し込むように、亀頭が直美の陰部に挿入された。

「いやーーーぁーー、おかーーぁぁーーさーーーん。」スカーフに口をふさがれていても、くぐもった鼻声がフロアーに響き、腰を思い切りひねった。

 弾かれる様に、亀頭が直美の陰部から外れてしまった。

「さすがだね、直美。これくらい抵抗してくれないと強姦して処女奪うドキドキ感がないよ。すごい腰のふりだね。セックス楽しめそうだよ。」そう言って、係長はゼリーをたっぷりと自分のペニスに塗った。

 係長は、しっかりと直美の腰を両手で押さえつけ、「今度は本当に挿入するからね。」と言って、直美の背中に覆いかぶさるように身体を倒し、直美の膣とペニスの角度が同じになるようにした。

 泣くだけ泣いて、腫れた眼に赤いランプの光が入った。知らぬ間に直美の斜め前にビデオがセットされていた。

(わたしの叫び声や表情が全部写されていた。これから処女失う瞬間の声や顔も写されるの。)

「おねがいぃいーー、ビデオをやめてぇぇぇーー。」ふりしぼるように声を上げて、直美はビデオから顔をそらした。

「直美、ビデオは一台だけじゃないよ。これから結合するところもしっかり写すからね。」

拡げられた脚は、細いしまった足首がガムテープで固定され、露出された直美の男の陰茎を挿入されるためにある道具。普段は直美の股間の薄い茂みに隠れ、今までは人目に晒されたことのない女性性器が、ビデオのモニターにはっきりと映っていた。

 直美の太ももの内側にぬるっとした硬いが弾性のあるものがぐっと押し当てられた。もっと強く押さえつけられると、反発してパシッと直美の丘を叩いた。

(なんなの。いや。)直美は思い切り脚に力を入れて、腰をずらした。

「直美、ペニスのおねだりかい。いやらしい腰使いだね。今ので割れ目が開いたよ。中のサーモンピンクの谷間や薄い小陰唇も見えてる。本当に直美は下付だね。膣の入り口が真正面を向いている。さっきまで硬くすぼまっていたのに、開きかけているよ。いくら成熟しても、使わないとだめだよ。」

 まるでいたぶるように、ペニスを直美の開いた花園の起点にもってくると、ペニスの反りだけで亀頭が花園の中に押し当てられ、丘、小陰唇、皮で覆われた花芽を愛撫した。

 わざと手を使わずに、勃起したペニスの硬度と反りだけでじらすようにさらに丘の肉、薄い花びら、花芽にパンと張った亀頭を押し付けた。

 直美は亀頭の愛撫から逃れようと腰を必死に前後左右に振り、陰部の位置を変えようとしたが、かえって鋭敏な花芽を亀頭に自分から押し付けてしまったり、陰部が大きく開き小陰唇の花びらの中まで亀頭を入れてしまった。

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