人身御供
非現実:作

■ 落日3

「愛らしい妻よ……琴乃」
「はぃ……ンぁぁあ〜〜ふぅう!」

乳首を弄りながら、半襦袢を全て剥ぎ取った。
と同時に、両膝を固く閉じる琴乃。
美しい身体が全て露になる。

オ○ンコは……既に濡れているようだ。
(既に身体は反応しているか……)
琴乃の身体は、普通の人より感じ易いらしい。
だが……私が肉棒を琴乃に挿入することは無い。

「よいか?」
「ぁ…ぃ……貴方様ぁ」

腫れ物に触るようにやさしく指をオ○ンコに挿入させる。

「っぁぅ〜〜んぅううぅぅ…ぅっぅ!」

身体を仰け反らせて指の侵入に耐える琴乃。
第二間接まで潜り込ませて、一度手を休める。
荒い息を整える琴乃に、もう片手で乳首の責めを再開する

「ぁっぁっぁっぁ〜〜〜あ…ぁぁ〜〜」

息を整える暇を与えなかった私に、恨めしそうに見つめながら喘ぐ琴乃。
既に身体中は火照り昂ぶっていた。

「よいか、琴乃?」
「ぁ〜〜んぁ…嬉しいぃですぅ、貴方様ぁ」
「そうか」

第二間接まで潜り込ませた指を、今度は乱暴に掻き回す。
琴乃のオ○ンコの中は熱くてグチャグチャに濡れている。

「あひぃっぃ…はぁ〜〜ぁ…ああぁ!」
「可愛いぞ、琴乃?」
「ンっう!!」

乳首とオ○ンコの同時責めは、琴乃の一番の弱点だ。
無防備な身体を曝け出し、責めに全身で感じている。
いやらしい音と喘ぎ声が部屋に響き、私の愛撫に昂ぶった身体は卑しく蠢く。
その時の琴乃は……確かに大人の女だった。

「…ぁ……ぁぁ〜〜ぁ…ぃ」
(そろそろか)

指を引き抜いた。
トロリとした愛液で指が穢れている。

「んふぅ…… ……貴方様…」
「良かったかね?」
「有難うございまするぅ……」
「うむ、じゃあ身体を清めてらっしゃい」
「はぃ」

身を起こして半襦袢を羽織り、後ろ向きになって和紙で身を拭う。
私も距離を置き指を拭う。

これが私と琴乃の夫婦としての夜の営み。
琴乃には……この行為が何であるか解っていない。
ただ、気持ちが良い行為。
子作りの前に愛し合う前戯だとは知らないのだ。
落ちぶれた公家の姫として育った琴乃だが、精神の病により「性」の教育は受けなかった。
そして私も、これが何であるかを教えるつもりは無い。
愛すべき妻に、これが淫らな行為と知らせたくなかった。
いつまでも……純真無垢であってほしい。
(箱入り娘、琴乃…… ……)

「そろそろ床につこうか」
「はぃ」

布団に潜り込ませて、お互い見つめ合う。
まだ火照った表情だが、満足気な琴乃。
(この笑顔を守りたい)
再度私は心に誓った。

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