桜怜ちゃんグラマラスデイズ
わたる:作
■ 9
「あ〜夏休みか……」
早朝の桜怜のクラス、桜怜はまだ来ていないが男子たちはほぼ居る。
「桜怜ちゃんクラスで授業受けてなかったもんな〜」
男子の一人が言う。
「ホームルームだけだったしなぁ……会えるの」
「あれじゃ隠し撮りする間もないなぁ……」
携帯の画像フォルダ、未だ写真の無い「爆乳美少女桜怜ちゃん」とタイトルの打たれたフォルダを見ながら言う。
「あ、でも一学期ほとんど授業受けてないから補充来るんじゃ……」
一人が思いついたように言う。
「あ、ホントだ! 僕たちラッキーじゃん」
何人かの男子が歓声を上げる。
「いいよなぁ補充あるやつらは。たっぷり写メ撮れよ?」
「まかせとけって……ちゃんと送ってやるよ……」
「おっ! きたきた……」
男子たちが急に声を潜める。
後ろのドアが開き、桜怜が入ってくる。
何度見ても飽きない、豊満すぎるボディー。
揺れる余裕もないほどにパンパンに押し込められたおっぱい。
豊満なお尻を覆うパンツがもう少しで見えそうなスカート。
そして不安げにチラリとこちらを見る、大人の色気と少女のあどけなさの混じった顔……
17歳の少女の全てが男子たちを魅了していた。
「み……見られてる……」
そう、桜怜の意思とは関係なしに。
「それでは二学期まで解散。補充のある者は必ず来るように」
終業式の終わったあと、教室で担任が言う。
「やっと夏休みだ……」
桜怜は久しぶりに開放感を味わう。
明日から数日間は補充授業があるが、それさえ終われば自由だ。
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