桜怜ちゃんグラマラスデイズ
わたる:作
■ 36
「前透けて見えたときはピンクだったよね、桜怜ちゃん今日は何色?」
男子がニヤニヤとたずねる。
「え…そ、そんなの…言えません…」
メロン大のおっぱいを二つ抱えたまま桜怜が躊躇いながら言う。
(もちろん今日もピンクだけど…色なんか言いたくない…っ)
桜怜が思う。ブラジャーはこれしかないのだから当然前と同じピンクだ。
「あれ、桜怜ちゃん言えないの?」
男子が言う。
「さっきからずっと腕で隠してるし…あ、もしかしてノーブラ?」
男子がはやしたてるように言う。
「え…えっ!?」
桜怜がとんでもないことを言われ驚く。
「お、その驚きようからして本当にノーブラ!?」
男子たちが言う。
「マジかよ! 恥ずかしくないの? 桜怜ちゃん」
「そんなバカでかい胸してさ〜!」
口々に男子が言う。
「そ…そんな…! ノーブラなんかじゃ…」
桜怜があたふたと否定する。
「なんだ、ブラジャーしてるの?」
「だったら証拠見せてよ」
またニヤニヤと男子たちが桜怜に詰め寄る。
「やん…! ピンク…です…」
桜怜が恥ずかしさをこらえて言う。
「ピンクか…てことは前と同じブラジャー?」
男子がさらに聞く。
「はい…同じ…です…っ」
桜怜が言う。
「でもそれじゃ嘘ついてるかもね、実際見てみなきゃ」
男子の一人が言い、そーだそーだと周りの男子が同意する。
「やっ…!」
(やっぱり見せなきゃダメなの…?)
(ダメ…! おっぱいは見せられない…!)
桜怜は思い、くるりと男子たちに無防備な背を向ける。
(背中もスケスケでしょ…? 見えてるんでしょ…?)
桜怜は目をつむり、自らブラ紐を男子たちに見せつけている恥ずかしさに耐える。
(いや…! 見られてる…!)
背中にひしひしと桜怜は視線を感じる。
背後から男子たちの「おお!」といった歓声が聞こえる。
「へへ…! 今日の桜怜ちゃんはずいぶんサービスしてくれるね、自分からでっかいお尻見せ付けてくれるなんて」
桜怜の背後で男子の一人が言う。
「えっ…? いやっ!」
桜怜が悲鳴を上げ振り返る。
まだ胸はしっかりと抱えたままだ。
「透けブラ見せてって言っただけなのにわざわざお尻見せてくれるんだもん…」
「すごいハイレグブルマだね〜」
「桜怜ちゃんのケツがデカいってのもあるけどね」
男子たちが口々に言う。
「い…いやぁ…!」
(お…お尻もハミだしてたんだった…! 恥ずかしい…!)
ブラに気をとられ、わざわざ豊満なお尻をみせつけていた…桜怜はまたも羞恥にまみれる。
「ところで桜怜ちゃんお尻みせてくれたのはいいんだけど、ブラジャーは?」
男子がニヤニヤと聞いてくる。
「えっ…!見 えてたんじゃ…」
桜怜が言う。
「背中じゃわからなかったよ、やっぱ前じゃなきゃ」
「ほらほら桜怜ちゃん、早く腕下ろしてよ〜」
「それとも本当にノーブラ?」
男子が口々に言う。
「いやぁ…! やめて…!」
桜怜が泣きそうになりながら言う。
「お、これはマジでノーブラか?」
さらに男子が言う。
「うう…」
(ダメ…見せるしかない…!)
桜怜が思い、ゆっくりと腕をJカップ爆乳からはなしていく。
(ブラジャーくらい…恥ずかしくないんだから…!)
意を決し、桜怜は両腕を背中で組んだ。
腕の拘束を解かれた桜怜の103センチのおっぱいが男子たちの目の前で大きく弾んだ。
■つづき
■目次
■メニュー
■作者別