逆トラップ
Reiji:作
■ 22
ぐっと腰を突きいれ、一気に亀頭を峰子のヴァギナに挿入した。
「狭いよ、峰子。なかなか入らない。」
(膣が裂けちゃいそう。あーーだめ、優しく入れて。)峰子は痛みに歯を喰いしばって耐えた。
(まるで処女を犯してるみたいだ。峰子の表情も素敵だ。)アキラは痛みでずり上がってしまいそうな、峰子の身体を押さえながら、膣をこじ開けるようにゆっくりとその感触を味わいながらペニスを少しずつ奥へ挿入していった。
「あーーーーー。だめぇぇえーー。」峰子が悲鳴のような叫びをあげた。アキラのペニスが挿入を拒むような膣の狭い場所を一気に貫いた瞬間、峰子の柔らかな膣の粘膜が裂けた。
峰子の膣は体液と血で一層湿り気とドロドロ感が増した。
峰子は両手をアキラの背中にまわし、知らず知らずのうちに爪を立ててしまった。
アキラはペニスを膣の奥まで貫通させた。粘膜を引き裂かれた膣は縮まり、ペニスに密着した。
アキラはゆっくりとペニスを出入りさせた。密着した膣の襞は亀頭をしゃぶるように、滑らかだが吸いついた。出入りするたびに、血と愛液が入り混じった粘液が峰子の谷間から溢れ、充血した丘の肉を超えてシーツにまで汚した。
部屋の中は峰子の雌の匂いが充満していた。
「峰子、ふたりの子供創るからね。」アキラはピストンの動きを早めた。
「ちゃんと奥で出して。」峰子はそれだけ言うと、首を振り脚をさらに大きく広げアキラを奥まで迎え入れれるようにした。
「あーーあ」峰子の上体がぐったりして、腰をぐぐっと持ち上げ力が抜けたかと思うと、身体全体が大きく波打った。尖った乳首もぷるんと揺れた。
峰子の生殖器は妊娠するために、割れ目の盛り上がった肉から中の粘膜や襞の一枚一枚までがアキラのペニスに吸い付き、ザーメンタンクの粘液を一滴残らず射精させようとした。
峰子のロングヘアーは広がり、汗でべっとりした額やほほにも張り付いていた。ぐったりとして身体の力が抜けたようになり手足は投げ出した峰子。アキラは峰子の肩を押さえ覆いかぶさるようにして性器を深く結合させた。
峰子の性器だけはうごめいて、アキラのペニスを刺激し続けた。
(もーだめだ。我慢できない。まだ峰子の子宮が開いていないけど。)
「峰子、いくよ。」それだけ言うと、アキラはペニスを膣の奥まで挿入した。アキラのペニスは亀頭がぐっと硬度を増しパンパンに膨れた瞬間、脈打ちながらオスの粘液を放出した。
(あーー熱い、アキラのザーメンがわたしの中に、妊娠したい)峰子は思わずアキラにしがみついた。(子宮が熱い。あーーおかしい。どーしちゃったの)
峰子の柔らかな子宮の口は開き、アキラの体液を吸い取った。そして開いた柔らかな膜は亀頭を包んだ。
(あーー峰子、愛している)アキラはなんのためらいもなく、また粘液を放出した。
峰子の子宮はアキラの子作りのための体液が壁を覆いつくし、卵子もアキラのオスの生殖液の中にあった。
放心状態でぐったりした峰子の身体がピクンと動いた。(あ、今赤ちゃんができた。)峰子は自分がアキラと愛し合って妊娠したと確信した。
「峰子」アキラがまだ勃起したままのペニスを挿入したままささやいた。
「今、できたんじゃない。」
「うん」峰子は涙ぐみながら返事をした。
「今日から一緒に暮らそう。」
峰子はなにも言えなかった。
「ちゃんと籍も入れて。」アキラはペニスを挿入したまま、峰子を抱きかかえキスをした。
峰子は自分の子宮がはっきりとわかった、そこだけ熱があった。ここにアキラの子供がいるんだと峰子は思うと、涙が溢れた。あの日思い切ってアキラを誘ってよかったと峰子は思った。
「赤ちゃんできたから、今度はじっくりと愛し合おう。」アキラは峰子とつながったまま峰子をゆっくり抱き上げた。ふたりは座位の体位になった。
「うーーんと愛してね。」峰子は甘えるように言った。その後、長い時間ベッドの軋む音と峰子の喘ぎ声、そして絶頂まで達した声が何度もした。最後に悲鳴のような声を出して峰子は失神したかのようにぐったりした。
峰子の表情は、大好きなアキラの子供を身ごもれた喜びにあふれていた。
(完)
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