梨華子と亜矢子
百合ひろし:作

■ 第四章 お礼3

手前の左乳首を舌で、奥の右乳首を右手で、そして左手で梨華子の左太股の内側から外に押して開かせて、更に右足は膝を立たせた。梨華子は亜矢子に素直に従い、亜矢子が股間を愛撫しやすいように足の位置を決めた。
亜矢子は梨華子の腹から左手を這わせた。それからパンティのリボンの上から恥丘を撫でた。その時、陰毛の感触が伝わった。そして、さっき一回触った所に着くと人指し指と中指を使って優しく撫でた。
さっきよりも濡れていて、左右に指を動かすと、
クチャ……クチャ
と音を立てた。それに合わせる様に梨華子は体を反応させた。
「……ん……う……」
梨華子は時々ギュッと目をきつく閉じたりして股間から来る快感に浸った。強く快感が来ると噛んでいた右手の親指を強く噛んだ―――。
「痛ぅ……」
梨華子は口から親指を離して振った。亜矢子はそれに気付き見ると、梨華子の親指には血が滲んでいた。亜矢子は、
「梨華子、噛んじゃ駄目」
と言った。梨華子は、
「う、うん」
と返事したが、
「でも、無意識だった……。どうすれば……」
と言い、手を後ろについて上体を起こし、辺りを見渡したがそれを防げそうな物は無かった。すると亜矢子は一旦ベッドから下りて、スカートのベルトについてるポシェットから包帯を出し、梨華子の親指に巻き付けて縛った。
「これなら噛んでも大丈夫だよ。でもあんまり噛まないでね」
亜矢子は笑顔で言った。梨華子はまるで骨折治療をしたようになった親指を見て笑った。
「ありがとう……。続きお願い」
亜矢子は前に軽い怪我をして包帯を持ち歩いていたが、治ってからもそれをそのまま持っていたのが幸いした。


梨華子はもう一度亜矢子が愛撫しやすい様な体勢を取った。亜矢子は乳首と股間を両方愛撫し、梨華子が感じて反応し始めると、
「次は何がいい?うつ伏せに……なる?」
と聞いた。梨華子がさっき言ったように、亜矢子がやってもらった事をすると順番からはそうなる。しかし梨華子は、
「うつ伏せは……んっ……苦しい」
と言って左手で亜矢子の顔を上げさせて、下半身を向かせた。そして亜矢子の右手を取り、腹から下へと這わせた。亜矢子は、
「―――うん」
と返事した。梨華子が何を求めたかを理解した。両手でマ●コを愛撫して欲しいという事だった。
亜矢子は膝立ちで移動し、梨華子の足の方に着いてから、梨華子の両膝を掴んで軽く引いた。梨華子は腰と肩を使ってベッドの下側に移動し、それから尻に少し食い込んだパンティを直した。亜矢子は梨華子の足を開き、左足をベッドの外に投げ出させ、右足は膝を立てさせた。それから梨華子の股間を覗き込むようにしゃがんで、右手はパンティの前から、左手は膝を立てた太股からゆっくりと撫でるように中心へと手を動かして行った。
両手共濡れたクロッチの上に到着し、上下からまたは左右から軽く挟んだり左手を添えて右手で擦ると梨華子は腰を浮かす様にピクッピクッと反応した。
「亜矢子……気持ちいい……んあっ」
梨華子はそう言い、左足を上げて開くように更に外に投げ出した。そして左手をその開いた足の膝に添えた。
「梨華子……凄くエロいよ……」
亜矢子は梨華子に聞こえないように呟いた。純白の可愛いフルバックのハイレグに近いパンティ一枚姿で仰向けになって足を広げ、さらにその足を自分で押さえながらパンティをグッチョリと濡らしている。優秀でおとなしい梨華子が―――である。
亜矢子は梨華子のマ●コに手を添え愛撫しながらパンティ越しに上半身をチラッと見た。見るなとは言われてないので―――。
梨華子は少し背中を反らし、胸を突き出し、ピクッと反応する毎に大き過ぎず小さ過ぎずバランスの丁度良い大きさで弾力ある乳房を小気味良く揺らした。その向こうには梨華子の首筋、耳、ボブカットの乱れた髪が見えた。左手は膝に添え、右手は顔の傍だった。亜矢子が超ローアングルで見たのと梨華子が背中を反らしていたのでそれ以上は見えなかった。また亜矢子は梨華子の表情はみない方がいいと思っていた。
亜矢子は梨華子の右膝を押してより立たせて足を更に開かせた。そしてそのまま押さえ付けて、右手の人指し指と中指でパンティの上から膣に指を押し込む感じで押した。
「あっ!……」
梨華子は腰をビクンと動かし声を出した。そして亜矢子が指を押し込んだ事によって絞り出された愛液に新たな快感で出てきた愛液が混じり、更に純白のパンティはグチャグチャに濡れた。
「亜矢子……もっと……お願い―――舐めて……」
梨華子は体を反応させながら言った。亜矢子は、
「うん……」
と言った。この前梨華子はどういう気持ちだったんだろう、と思った。亜矢子は両手で梨華子の両足を固定し、顔を近付けた。
クチュッ
亜矢子がパンティの上からマ●コに口付け、最初は唇で吸った。それからそのままの体勢、口をつけたまま舌を出し優しく舐めた。
梨華子は腰をヒクヒクと反応させながら、
「亜矢子……いい……んっ、んっ、気持ち……いい」
と言い、更に左手で亜矢子の髪を軽く掴んだ。亜矢子は右手を梨華子の足から離し、太股を這わせ、クリトリスの上から素早く摩った。
梨華子は激しい快感に腰を動かした。そして、
「んっ……あっ……左手も……」
と言って、左手で亜矢子の右手をパンティの中に這わせ、左手をパンティの上から添えさせた。
声は控え目だが確実にイクのはもう近かった。梨華子の愛液はパンティをクロッチだけでなく尻まで濡らし、腰がピクつく間隔が短くなり、そして亜矢子の髪を握る力が強くなり、包帯で巻かれた右親指を強く噛んだ。

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