授乳女教師
Tsuka:作

■ 苦悩と戸惑い4

(牧野君が、彼が私のおっぱいに吸い付いているわ……)
真知子は母性で胸を締めつけられる。元々敏感な乳首が更に敏感肌に感じられ、神経が剥き出しになったような感覚に陥る。
赤ん坊は懸命に母乳を飲んでいる。真知子は全身が熱くなって来た。
(あぁ、牧野君…おっぱい吸って、先生のおっぱいもっと吸って! たくさんたくさん先生のミルクを飲んでちょうだい!)
赤ん坊はまだ巨大な乳房に吸い付いている。
(いいの、いいのよ……牧野君の気が済むまでおっぱい吸ってね…先生のおっぱいは何処へも逃げないからね。この大きな胸は牧野君のモノ…牧野君に吸われる為にここまで大きくなったのよ? 勿論ミルクも牧野君だけのモノ…。先生の甘いミルクはたっぷりあるんだからね、牧野君だけにしか飲ませないんだから…。おっぱいが空っぽになるまで飲むのよ?)
妄想とは言え、ここまで大胆になれる事に自分自身驚いた。
赤ん坊はモグモグと乳輪ごと含んでお乳を飲み続ける。
(あぁ…あんっ! やっぱり授乳って良いわ…おっぱい吸われて気持ち良い…。いい子ね、いい子ね…好きなだけ先生のおっぱい飲んで…もっとチューチュー吸い付いて!)
しかし真知子の妄想は長くは続かない。赤ん坊はお腹が一杯になって、乳房から口を離してしまった。

まだまだ爆乳には母乳が溜っている。全然吸われ足りない。
乳首には後から後から白い母乳が滲み出て来る。
(どうして? どうして母乳を最後まで飲んでくれないの? 胸が張って痛いわ…吸って…吸って、もっとおっぱい吸ってちょうだい!)
しかし赤ん坊はもう満足気にスヤスヤと寝てしまっている。
真知子は母性も快感も中途半端に取り残された。
(駄目…、駄目だわ、全然満足できない)
それでも赤ん坊を篭に戻して寝かす。
(馬鹿…! 牧野君の馬鹿! 先生のミルクもっと飲んで良いって言ったのに…)
赤ん坊を恨めしそうに見つめる。
(どうしよう…? 身体の熱りが全く治まらないわ…、もうこうなったら…こうなったら…)
真知子は何年ぶりかの自慰を思いついた。秘唇はすでに甘蜜がたぎっていた。
赤ん坊に授乳させながら濡らしていたのだ。真知子は自分に隠された性欲に恥ずかしくなる。
(恥ずかしい、恥ずかしいけどもう止まらないの…)
部屋の絨毯の上に仰向けになって、ショーツの中に手を滑り込ませた。
真知子は自慰をほとんどした事がない。
性格上、自分から欲望の源に触れようとはしなかった。ハレンチな事だと思っていた。まして夫も子供もいる33歳の女が自分を慰めるのに抵抗を感じる。
しかし、指が肉裂を滑ると、ヌルッと吸い込まれていく。思いがけない快美感が全身を襲う。
「はぁっん…! んんっはぁ!」
真知子は悦びの声をあげる。ふしだらだと思いつつも、さらなる快感を求めて真知子自身をより深くえぐっていく。
「むうっ、んふぅ…」
誰も見ていないためか一層大胆になってしまう。指が蜜壷の中を出し入れするたびに、くちゅっ、ぷちゅっといやらしい音を出している。
「はぁ、はぁあんっ、んふぅ」
もう肉裂は蜜液で濡れそぼっている。細い指は信じられない程にますます動きを加速する。
(駄目、駄目よ!)
言葉とは裏腹に指は突き立てる動きが増していく。出し入れする指は二本になっていた。
蜜壷をえぐる動きも勢いを激しく、ぶちゅっぐちゅっと派手な蜜音を響かせる。
いけないと思っていても歓喜の声をあげてしまう。
「ああっ! んああっ!」
今、自分はハレンチな事をしているという後ろめたさが真知子の情感をより煽り立てる。

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