被虐の血
二次元世界の調教師:作

■ 2

(イヤあっ!)

 ああ、何と言うことでしょう。今度は左右から私の夏服セーラーの薄い胸元に、さらに別々の手が伸びて来たのです。集団で女の子を取り囲み抵抗出来なくして触りまくる、とんでもない痴漢グループがいると言う話を噂で聞いたことがありますが、正にそういう集団痴漢に襲われてしまったのに違いありません。もう私は新しい2人の痴漢がどんな人だか確かめる余裕もありませんでしたが、彼らの方がきっとビックリしてしまったことでしょう。なぜなら、私はノーブラで女子高生らしからぬ大きな乳房でニュッとブラウスを大きく膨らませ、先端の乳首に至っては目で見てもわかるくらいグッと屹立したえっちな形を浮き出させていたからです。こんな状態をどうやら常連らしい集団痴漢の卑劣な男の人が見逃してくれるわけはなく、ブラウス越しに乳頭を摘み上げられてやわやわと双の膨らみを揉み上げられると、とても朝の通学列車内とは信じられないような、乳房がトロけそうな心地良さに包まれてしまいました。もう口を開けば、アンアンと淫らによがり泣いてしまいそうで、火のように火照った顔を上げることも出来ません。

(だ、ダメえっっ!!)

 とうとうミニスカの下に潜り込んで、濡れてしまったショーツ越しに股間の前後を弄っていた痴漢の指が、最後の砦の小さな布切れまで乗り越えてダイレクトに私の羞ずかしい部分にタッチして来ました。こんな朝の通勤通学ラッシュの列車内で、ここまで大胆に痴漢されてしまうなんて信じられませんでしたが、もっとショックだったのは前後のスーツ男性の指がやっぱりとてもテクニシャンで、私の体があっと言う間に素晴らしい快感を覚えトロトロになってしまったことでした。まずドブネズミさんの指が、私の一番感じてしまうトンガリボーヤの包皮をクルリとめくって半ば剥き出しになった露頭に微妙に触れて来ると、私は余りの心地良さで脚がくじけそうになり、吊革に捕まった手を必死で握り締めて堪えねばなりませんでした。そんな微妙な作業を手の感覚だけでこなしてしまうなんて、凄いです。さらに別の指が2本ニュルッと大事なアソコに侵入するとクニクニと蠢いて、私は叫び出したくなるような強烈な快感とオシッコが洩れちゃいそうな感覚に襲われました。これはGスポットの快感ではありませんか。全くこの痴漢は、私の感じるツボを心得てるのでしょうか。私はそんなあり得ない妄想にまで囚われ、とうとうブシャッと盛大にお洩らししてしまいました。ショーツはもうビショビショで、溢れ出た液体が大胆に露出した太腿の内側をツーッと滴り落ちる冷たさが私の気持ちをどんどん貶めていきます。

(あああ〜っっ!!
 いっちゃう、いっちゃううっっ!!)

 入り口付近でクニクニと蠢いて物凄く気持ち良いGスポットを刺激してくれた指が、くちゅくちゅと音を立てているような錯覚を覚える嫌らしい動きと共にどんどん挿入を深めて来ると、密かに欲しくてたまらなかった部分を満たされる素晴らしさで羞ずかしい粘膜の襞1枚1枚がその指にキュウッと絡み付いて快楽を貪ってしまい、私は頭が真っ白になって信じられないことに痴漢の指で絶頂に昇り詰めようとしていました。するとまるでそんな私の窮地を察したかのごとく、それまで入り口付近をなぞり返して心地良い戦慄を与えてくれていた若いスーツ男性の指が、前から洪水のように溢れ出していた粘液をすくってヌルンと打ち込まれて来たのです!

(おあ〜っっっ!!!
 いくうううっっっ!!!)

 その瞬間大きな声を出さずにすんだのが奇跡に思われるほどの凄まじい快楽が股間で炸裂して、私は痴漢の指をきつく喰い締めながら絶頂に到達しました。ハッと気付くと、両側から胸を触っていた痴漢が、もう立っていれらなくなり崩れそうになった私の、吊革を握った手を上から強い力で押さえ付け、肩を貸すようにして満員電車の中、立たされていました。もっとも支えてくれた痴漢達のもう片手は、いつの間にか薄いブラウスの胸元の中にまで侵入して、タプタプと直接おっぱいを触っていましたけど。

 その時列車が大きく揺れて、女の子達がキャアキャア声を出したので、私も紛れるつもりで、ああ〜っと感極まったような声を上げました。私が下りる駅はすぐ隣なのにまだ到着してくれず、とても上手な痴漢の指弄りが再開すると、もうたまりませんでした。いつしか私は4本の痴漢の手を嫌がるどころか積極的に体を擦り付け、ああ、ああ、と熱にうなされたようなえっちな声が洩れてしまうのも我慢出来ません。股間の前後の指は2本ずつに増え、それを思い切り締め付けると天にも昇る心地良さでした。特にアナルがめちゃくちゃに気持ち良くて、こんな場所で、こんな羞ずかしい場所を、と思うほどにメラメラと込み上げて来る淫欲の炎は恐ろしい程でした。そしてようやく駅が近付いて来た頃、アナルの指が抜かれたかと思うとあり得ない感触が襲い、私は衝撃で心臓が止まりそうでした。何と、燃えさかる尻穴に冷たい管が差し込まれるとおぞましい感触の生暖かい液体がチュルチュルと注入されて来たのです!

「キャーッ!!!」

 その時停車直前の再びガクンと大きく揺れたため、私の悲鳴は他の子達にかき消されましたが、おぞましいイチジク浣腸と同時に、又しても昇り詰めてしまった私は他の生徒達が大勢下車し始めてもすぐには動けませんでした。

「これを持って」

「平塚さんからだ」

 呆然としていた私の吊革を握っていた手に、痴漢達が何かの入った丈夫そうな紙袋を握らせました。

(ご主人様からだ……)

 平塚泰治。これが私のご主人様のお名前です。いえ、正確にはまだそうお呼びすることは出来ないのかも知れません。ご主人様は私にとって大き過ぎる存在で、まだ高校2年生の私はご主人様の愛情を素直に受け取ることが出来なくて、主従の契りが交わせないでいるのです。

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