1人えっちなルームシェア
二次元世界の調教師:作
■ 6
「初めてなんだね、はるか」
お兄ちゃんの声が夢の中みたいに非現実的に聞こえ、私がコクリとうなずいて見せると、お兄ちゃんは大きく広げられた股間に顔を埋めて来ました。すぐに伸びて来た手が私のイケないオマメちゃんを発見してソッと摘み上げられ、やわやわとお皮を剥き上げられてしまいました。
「処女なのに、ココの皮が簡単に剥けちゃうんだ。
ずっとひとりえっちしてたからだね、かわいそうなはるか……」
そんなことを言ったお兄ちゃんが剥き上げた感覚の塊に分厚い唇を被せて来ます。そして、お兄ちゃんの指は、バージンの私の浅い部分に2本、羞ずかしいお尻の穴には奧まで1本侵入して来ました。ちょうど、私がやってみせたひとりえっちと同じように。そうしてから唇がジワジワとすぼめられ、股間の前後に打ち込まれた指はスルスルと出入りを始め……
素晴らし過ぎて完全に意識が飛び、気付いた時にはもう次の日だったようです。私の手足の拘束や口枷、目隠しもそのままでしたが、塞がれた目にも窓からの陽光が感じられたのです。
「本当にいいんですか」
「ああ。
はずかしいだろうが、頼む」
ええっ!?
私は自分の耳が信じられませんでした。お兄ちゃんが、こんな格好の私の側で他の男の人と話しているのです。まだ夢が続いているのでしょうか。相手の声は、優作君……
「目が覚めたかい、はるか。
優作も俺と同じ趣味なんだ。
このまま、抱かれてやってくれ」
「んん〜っっ!!」
私は(嫌あっっ!!)と激しく首を振ったつもりでしたが、ボールギャグからこぼれた冷たい涎が頬を伝うだけで、声にはなりません。いくら何でもひど過ぎます。お兄ちゃんは、自分の目の前で、私を他の男の人に抱かせて平気なのでしょうか。
「……一生のお願いだ、優作。
お前の手ではるかを女にしてやってくれ。
そしてそれを俺に見せて欲しいんだ」
「でも、はるかさん、嫌がってるんじゃ……」
「お前だってわかるだろ?
ホントに嫌がってたら、こんなに濡らしてるわけないじゃないか」
「で、でも……」
(そうよ、優作君。
お兄ちゃんの目の前で妹としてしまうなんて、そんなひどいこと出来るわけないよね……)
私は大いにためらっている様子の優作君が断ってくれることに望みを賭けました。何しろお付き合いしてるのに、未だに手もつないだことのないシャイな男の子なのです。でもお兄ちゃんはしつこく優作君を誘っていました。
「なあお前、はるかのこと気に入ってんだろ?
お願いだから、してやってくれよ。
スッゲー羞ずかしいけどさ、コイツも俺もヘンタイなんだ。
はるかは、俺に見られながら他の男にヤラれるのを待ち望んでるんだからさ、ホラ」
一体何て勝手な理屈なんでしょう。だけどお兄ちゃんが私のバージンのアソコに指を少し入れて引き抜くと、タラリと納豆のような冷たい粘液が垂れて私のフトモモを伝うのが感じられました。これではどんなに嫌がっている仕草を見せたところで、ホントはえっちされたがってるんだと思われても仕方ありません。そしてとうとう、お兄ちゃんと同じ趣味でSMに興味があると言う優作君は承諾してしまい、私の方へやって来たのです。
「ありがてえ、恩に着るぜ、優作。
はるかはまだバージンだからさ、メンドくさいだろうが、そこらの道具を使ってしっかり楽しませてやってくれ。
1時間だ、優作。
そうして、はるかの体が準備出来たら、痛くないように優しく入れてやってくれ……」
「わかりました、先輩」
ああ。とても興奮してるであろう優作君のハアハアと荒い鼻息を至近距離に感じると、私のはしたない乳首と股間の尖りがググッとそそり勃ってしまいます。そして遂に始まった優作君のぎこちない全身愛撫。昨夜お兄ちゃんにしてもらったのと同じ、羽毛、ローター、そして手指と口唇のによる執拗な責めはずっと下手くそでしたけど、それをお兄ちゃんに見られてると意識すると、私は昨夜以上にたやすく体が燃え上がってしまい、全身の毛穴が開いてしまったかのごとく汗みずくになりながら凄まじい狂態を晒していました。軽いアクメには何度も何度も達し、頭の中が快楽でドロドロに蕩けて何が何だか判断も付かないほど意識が混濁して来ました。
「よし、1時間たったぞ、優作……」
まるで死刑執行の宣告のようなお兄ちゃんの声は、性悦にドップリと漬かっていた私の意識にもハッキリ届きました。その声が妙にかすれて慄えているように聞こえたのは、私の思い違いだったでしょうか。
「先輩、口を使わせてもらってもいいですか?」
「……ああ。
はるかはお前の物だ。
好きにしたらいいだろう……」
お兄ちゃんが妙にゆっくり、一語一語噛み締めるがごとく、優作君に答えました。お兄ちゃんの口からはっきり「はるかはお前のもの」と聞かされて、私は許されない兄への恋の終わりを確信し、アイマスクに隠された目からボロボロと大粒の涙が流れるのをどうしようもありませんでした。そして気持ち悪いくらいに濡れまみれた穴空きボールが外されると、優作君がオドオドしながら空いた口の中に突っ込んで来たのです。
「何だ優作。
お前オタクのくせにデカいな……
くそ……」
お兄ちゃんが自棄になったような口調で言い、最後にボソッと毒突いたのもはっきり聞こえました。お兄ちゃんは一体どんな気持ちで、後輩に抱かれようとしている私を見ているのでしょう。小さな声でどうしようもない宿命を呪うがごとく「くそ」と言ってくれたお兄ちゃんの気持ちが、私には痛い程わかる気がしました。ああ、どうして私達は兄と妹として生まれてしまったのでしょう。
そんな感慨に耽っている余裕も与えないかのように、せわしなく優作君が突っ込んで来たものは、お兄ちゃんより一回りは大きく、ドクドクと脈打つその逞しさを、私はどうしても嫌うことが出来ませんでした。本当に好きでもない男の子なのに、どうしてこんな頭が痺れ切るような興奮を覚えてしまうのでしょう。私はボロボロ泣きながら、とうとう優作君のものにくちゅくちゅと口を使ってしまい、その恐ろしい凶器をますます勢い付かせてしまいます。
(嫌あっっっ!!!)
優作君が大きなものを口から抜いたかと思うと、とうとう大切な部分に当てがって来て、身動きが取れず声も出せない私は心の中で絶叫しました。優作君のものは、メリメリと言う感じでゆっくりと進んで来ます。どんなに嫌がってもタップリ油を注がれていた私の体に彼を拒否することなど出来るはずがなく、悲しいロストバージンに私の身も心もミシミシときしんで壊れる気がしました。
その時、信じられない事が起きました。
「やめろおっっ!!」
「せ、先輩、今さら……」
「うるせえっっ!!」
バシッと勢い良く肉と肉がぶつかる音が聞こえ、優作君の感触がスッと消えました。そしてお兄ちゃんが雄叫びと共に、その勢いのまま私の中に突入して来たんです! 間違いありません。それは昨夜口で味わって私の体の記憶にしっかり刻み込まれた、お兄ちゃんの生命の源でした。ブチッと私の中で何かが切れて、脳裏に赤い滴りが迸ると共に、私はこの世で最も幸福な激痛に襲われ、苦悶の涙が歓喜の涙に変わります。
こうして私達兄妹は、後戻りの出来ないけもの道へと堕ちたのでした。
〜おしまい〜
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