ダイエットモニター
二次元世界の調教師:作

■ 7

「ではお待ちかねのボディケアを始めましょう。もうおわかりね、久美ちゃん。女の子のダイエットには、えっちするのが一番いいのよ」
「そうよ、久美。えっちして、体中の悪い物を残さず吐き出しちゃうの」
「ん〜っっ!!」
「おやおや、耳をちょっと触っただけで、そんなに感じちゃうのかしら?」

 生ゴムが肌に触れて来ると、恥ずかしいことに自転車でイキまくってしまった体の記憶が蘇り、ゾクゾクと甘美な戦慄が込み上げて来るんです。そして悲鳴を上げようとすれば、口に詰められたボールに空いた穴から涎がダラダラと火照った頬を伝い、惨めな気持ちを盛り上げてしまうだけでした。

「耳が感じ易い子は、全身よく感じるえっちな女の子なのよ。久美ちゃんはやっぱり立派などMの素質があるみたいね」
「うふうんんっ!!」

 耳やうなじを生ゴムでなぞられるのにたまらず顔を反対側に向けましたが、そちらにも別のゴム手袋が待っていて、逃げ場を失った私はますます熱く淫らな悲鳴をくぐもらせました。

「久美、素直に生ゴムを味わうのよ」
「ふんっっ!!」

 その言葉と同時にお姉ちゃんの2つのゴム手袋が足の裏に触れて来ました。恐ろしいことにそんなあり得ない場所さえ、ズキンと甘美な感覚に襲われてしまうんです。こうして生ゴム手袋をはめた4本の手は、イヤらしく私の体中を撫で回して来ました。先生もお姉ちゃんも無言になってしまい、目隠しされて次にどこを触られるかわからないので恐ろしく刺激的で、そこをすっかり体になじんでしまった生ゴムの感触に責められるのですからたまりません。私はもうどこを触られてもビクンビクンと激しく反応してのたうち回り、体中の毛穴が開いて体液が枯れるまで流れ出していくような凄まじい興奮状態に陥りました。

――イヤッ! そんなトコ触らないでえっっ!!

「こんな所が感じちゃうの? ずいぶん欲張り屋さんだこと」

 どこを触られてもビンビンに感じてしまう私でしたが、脇腹をスッと撫でられると一際鮮烈な快美の矢がズンと体を貫いて来ました。そしてその手が続いて脇の下をイヤらしくまさぐって来た時のおぞましい興奮と快感は、一生忘れないと思ったほど強烈でした。

「久美は汚い所が感じるのね。マゾだから」

 そのお姉ちゃんのひどい言葉に反発を覚える余裕も私にはありません。そして続くマコト先生の言葉に私は愕然としてしまいました。

「下準備はこのくらいにしましょう」

 確かに体中を弄られたようでも、実は一番肝心ないわゆる性感帯には指1本触れられていなかったのです。

「お待ちかねのお乳を揉んであげましょう」
「んあ〜っっ!!」

 2本の手が両胸の膨らみに軽く当てがわれて来ただけで、私は塞がれた口元からイヤになるくらい淫らな呻きを絞り出していました。

「タップリ楽しめるように、なるべく軽くモミモミしてあげるのよ」
「はい、先生」

――こ、これは……うああ〜っ! た、たまらないいっっ!!

 左右の乳房をイヤラしい生ゴム手袋をはめた違う人の手で揉まれるなんて、とてもぜいたくなえっちだと思いました。本当に焦れったくなるようなソフトな揉み方なのに、ゾクゾクと込み上げて来る素晴らしい快感は正に圧倒的! トロけてしまいそう、と言う形容がピッタリです。同じ生ゴム手袋をはめていても、先生とお姉ちゃんの手の感触は全然違いますが。これが曲者でした。一方の側にガードを固めようとすれば反対側が無防備になってしまうし、どうにも対処しようがないのです。私はすぐに無駄な抵抗を諦めて先生とお姉ちゃんの手に官能を預け、イケない快楽の海にドップリと漬かっていました。

――あ、あ、ああん……お願い、もっとして、もっと強くモミモミしてえっ!

 ああ、何と言うことでしょう。肌に触れるだけでどうしようもなくなく興奮してしまう生ゴムに全身を這いずり回られている間も、さすがにそれだけではイクにイケなかった私の体は熱く淫らに燃え上がってもっと強い刺激を求めてしまい、ピンクのもやが掛かったような頭の中は「イキたい」というはしたない欲求で占められていたのです。そのため緩やかな乳房揉みに完全に焦れてしまった私は、胸をグッと突き出し生ゴム手袋におっぱいを押し付けて、もっと強く揉んで、と浅ましく訴えていました。

「あらあら、もっとおっぱいをモミモミしてって、えっちのおねだりかしら? 何てイヤらしい子なの」
「先生、休憩しましょう」

――そんなのイヤあっ!

 何て意地悪なんでしょう。せっかく私が恥も外聞もなくはしたない「おねだり」をしてしまったと言うのに、ここで愛しのゴム手袋は疼き上がる乳房から離れてしまったのです。そしてさらに陽子お姉ちゃんはとんでもないことを言い出しました。

「先生、私のオナニー見てくれませんか?」
「まあお姉さんの方が我慢出来なくなったの?」
「はい、したいんです。
 思い切りオナニーさせて下さい、先生!」
「ふふふ、ずいぶんとえっちになったものね、陽子ちゃん。妹さんの前で恥ずかしくないのかしら?」
「ああ……そんなこと言わないで……」

 信じられないようなお姉ちゃんの告白を聞きながら、私はこれはやっぱり悪夢の中ではないのかと思いました。だって陽子お姉ちゃんは、虫も殺さぬおしとやかなお嬢様と言う形容がピッタリの、今時天然記念物みたいな大人しい女の子だったんですから。ミニスカをはいてるだけでも目がテンになりそうだったのに、「オナニーさせて」なんておねだりしているこの女性は、全く別人なのではないでしょうか。

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