セレブ欲情調教
影山有在義:作

■ 改造人間現る1

 それ以来、のり佳は、服を着させてもらえなくなった。
常に首輪をされ、四つん這いで歩くことを命じられた。
皿に盛られた食事を床に置かれ、トイレは、鎖に繋がれたまま、ドアを開けたままやらされる。
必ず源蔵の目に晒され、排出物を必ず確認された。
そして、必ず下劣な言葉を投げかけられ、アヌスには、バイブが常に嵌めこまれていた。

陰毛は、三日置きに綺麗に剃られた。
剃ったあとは、舐めまわされ、指で掻き回され、バイブで昇天させられる。

源蔵の責めは、ねちねちと陰湿で、精神的にのり佳を参らせた。
まるで、性格のねじ曲がった子供が動物を虐めているようであった。
のり佳自身も、自分が家畜になったような気分に貶められていった。

当初は、普段と変らぬ生活をさせて、のり佳の下僕として振るまい、ひとたび淫責めになると、さまざまな辱めを強いてきた。
その都度、のり佳を昇天させ、時には、はしたない言葉をはかせた。
それによって、少しずつのり佳の気位を壊し、最期には強制排泄によって徹底的に破壊し、犬あつかいにしてしまった。

何よりも屈辱的なのは、源蔵の手管に陥り、淫欲地獄のなかで、ついつい卑猥な言葉を発してしまうことであった。
気位の高いのり佳にとって、精神的屈辱を最も強く感じさせることであった。

特に源蔵の特大のペニスに貫かれると、我を忘れ、言われるままに叫び、腰を振る自分が情けなっかた。
源蔵の劣情が高まるのが、一番恐ろしかった。

 ある夜、その日は、鎖に繋がれておらず、自由にトイレにたてた。
トイレの帰りにあかりが洩れている部屋を見つけた。
そうっと覗いて見ると、薄明かりの中で人がうな垂れて椅子に座っていた。
長くほつれた髪の奥に青白い顔が見える。
よく見るとげっそりと痩せているが確かに義男であった。
のり佳は、義男に近づいた。

「義男さん、義男さんじゃなくて!」
義男は、目を開けているが、うつむいたまま何も言わなかった。
「義男さん、遭えてうれしわ」
のり佳は、久しぶりに源蔵以外の人間にであったことが本当にうれしかった。
「捜していたのよ。義男さん」
義男に抱きつき涙をこぼした。
自分が、首輪一つの裸であることなど、まったく気づかぬほど、感激していた。

「二人で逃げましょ。こんな所から、逃げるのよ。手伝ってくれるわよね、義男さん」
義男は、相変わらず下を向いたままだった。
そんな事には構わずにのり佳は、しゃべり続けた。
「あなた、若いんだから、あんな源蔵なんか、やっつけられるでしょ。ひひ爺をたおして。さっ、立ちあがるのよ」

義男は、はじめて顔をあげた。頬が削げ落ち、目は落ち込み大きくみえた。幽鬼のような、あまりのやつれ様にさすがにのり佳はたじろいだ。

「何をしているのだ」
源蔵があらわれ、叫んだ。
「犬め、勝手なことをしおって。早く自分の寝床へ戻るのじゃ」
のり佳は、気持ちが高ぶり、キッと源蔵を睨み、叫んだ。
「義男さん! やっつけるのよ。こてんぱんに、やっつけて!」

 うううっ

その時、はじめて義男が言葉を発した。
椅子に座ったまま裸の、のり佳を見上げた。
その目の異様な光にのり佳は、息をのんだ。
「何をやっているの、はやくやっつけて!」
源蔵は、してやったりと、黄色の歯を剥き出した。
「無駄なことを。そいつは、もはやかつての義男ではない。お前を責める為に、人体改造した、例えれば改造人間じゃ」

義男が、椅子から立ちあがり、ズボンを脱いだ。反り返った性器が、痩せた体に対比して、異様に大きくみえた。いや、誇張されたほど大きくなっている。

 ひいいいっ!

のり佳は、あとずさった。
義男は、のり佳の腕を掴んで立ちあがった。
落ち窪んだ目を見開いて、ゆっくりとしゃべりはじめた。

「奥さま、随分ひどい目にあいましたよ。奥さまを責める為にと僕は、麻酔なしで、ペニスをこんな形にさせられたんだ」
 逃げようとするのり佳の腕をしっかり掴んで離さなかった。
「こんな形で再会できるなんて。僕、奥さまとすることをだけを考えて痛みに堪えてきたんだ」

「コヤツのち*ぽは、お前のマ*コに合わせて調整した、オーダーメイドのち*ぽじゃ! ひっ! ひっ! ひっ!」
源蔵が、義男のペニスを指差して言った。
「カリ首の上にある、この瘤がちょうどGスポにあたり、背と腹の恐竜のような瘤が出入りする度クリを転がす。そして、根元のドーナッツのようなワッカが襞を捲くり上げるのじゃ。カリのすそも十分広げてやったぞ。うれしかろうが」

「義男さん、私と逃げて、お願いよ!」
「奥さまは、源蔵さまの本当の恐ろしさを知らないんだ」
 義男はすっかり、源蔵の下僕となってしまったようだ。
「奥さま、僕、奥さまに口でしてほしいな。それから、ゆっくり奥さまを味わいたいな」
 幽鬼のような笑みを浮かべている。

「義男、もはや奥さまではない。ただの犬じゃ。ほっほっほっ」
「そうか、ただの犬か。名前をつけてやる。お前は、今からポチだ。うはははっ。さあポチ膝まづけ」
のり佳は、再び絶望の淵に立たされた。

義男は、狂ってしまったようだ。
このまま死んでしまいたっかた。
有無を言わさぬ力で腕を引かれ、のり佳は、義男の反り返ったごつごつしたペニスを咥えさせられた。

 口に含むと、そのごつごつが、ゼラチンのような固さで舌を押し返してくる。
軟体生物が、ペニスの下で蠢いているようで、その厭らしい物で貫かれるのかと思うと、涙がこぼれてくるのであった。

源蔵が、横からジッと粘っこい目でのり佳を観察している。
「ポチ、わしが今まで教えたことをシッカリやるのだぞ」

 頭を振り、根元まで吸い、舌先でチロチロとカリ回りと裏筋をなぞる。
手でしごき、もう片方の手で陰嚢を揉み、筋から肛門までを指先でなぞった。
こんなことを知らず知らずやってしまうことが身についてしまった自分が呪わしい。

「フェラチオが上手じゃないか。僕の特注ち*ぽが、そんなにうれしいのか、ポチ。ううっ、堪らない、もうイキソウだ。ポチ、深く咥えるんだ!」
手で根元をしごきながら、深く咥えると義男の溜まりきった白濁がどっと押し寄せてきた。口とペニスの隙間から、波打つたびに生臭い汁が、流れ出た。

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