支配の小屋
しろくま:作

■ 2

和輝(やっぱあいつだな・・・)
 あいつとは美紀のことである。美紀とは中学が同じで、クラスも2年間一緒だった。かなりの美人ではあるが性格はかなりきつい。はっきり言って和輝は嫌われていた。隣の席だった時も全く相手にされなかった。
美紀「ちょっと! あんた汗臭いわよ? もっと離れてよね」
 思い出せばキリがない。
 しかし、それほど嫌われていても、和輝は美紀に惚れていた。美紀の、プライドの高い性格に惹かれていたのかもしれない。
 和輝は、美紀への憧れと、復讐も兼ねて彼女を最初のターゲットに選んだのだった。
 翌日、和輝は計画を実行へと移した。
 美紀はいつも部活が終わった後、一人で、歩いて帰宅している。都合のいいことに、この《小屋》の前を通る。
 様子を見計らって、《小屋》にあった催眠剤を使い、美紀を眠らせた。そして、周囲を警戒しつつ中に入る。
 それにしても便利なモノが揃っているものだ。媚薬等も置かれている。もちろん、中に入れてしまえば使う必要もないのだが・・・
和輝(まぁ、いつでも起こせるけど、ちょっと見てみるか・・・)
 和輝は美紀のワイシャツのボタンに手をかける。下着の色は白、ブラジャーを外すと、小ぶりだが綺麗な胸が見える。
和輝(女の胸って、や、やわらけ〜な〜)
 次はスカートに手をかけようとする。が、和輝は手を止めた。
和輝「うん。楽しみはまだ残しておくか!」
和輝「おい! 起きろよ!」
美紀「ぅん・・・ここは?・・・」
 和輝の声と共に美紀は目を覚ます。初め少し混乱していたが、自分の上着が脱がされているのに気付くと、慌てて胸を隠した。
美紀「あ、あんた! なんのつもりよ? 警察呼ぶわよ!」
和輝「警察? それは無理だよ。だって君、身体動かないでしょ?」
美紀「な・・・」
 美紀の体が、まるで石のように動かなくなった。
美紀「な、何をしたの」
和輝「まぁ落ち着けって。この中では俺の言葉は絶対だ! 逆らえないよ?」
美紀「あ、あなた・・・頭おかしいんじゃないの?」
和輝「なら、そう思ってなよ! とりあえず胸を隠してる手ぇどかしてみ?」
言われた通りに美紀の体が動く。
美紀「や、ちょっと、見ないで・・・」
和輝「馬鹿かお前? 見るためにどけてんだよ! いつまでも寝ぼけたこと言ってんじゃねーぞ!」
 そう言いながら和輝は美紀の胸を思い切り握った。
美紀「い、痛いっ!!」
美紀「痛いよ! は、離して!」
和輝「お前、俺のこと嫌ってただろ?」
和輝「・・・今までの恨みだ、覚悟しろよ」
 和輝は手を離したが、美紀の胸には赤い跡が残った。
和輝「下は自分で脱げよ」
 美紀はスカートを脱ぎパンツに手をかける。
美紀「や、やめなさいよ・・・今なら、誰にも話さないから・・・」
和輝「気を使わなくていいよ? どうせ話せないようにするからさ・・・」
 美紀は自らパンツを脱ぎ裸になった。そして、和輝は身体の隅々までじっくり観察する。胸、お尻、あそこ・・・初めて見る女性の、生の裸に和輝は興奮した。
和輝「いい身体してるよ・・・楽しめそうだ」

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