少女の性
横尾茂明:作

■ 苛立ち3

おじさんは赤黒い肉棒の先端を親指でクルクルなぞりながら愛美の方を見て、
「お嬢ちゃん!こっちにおいで、触りたいんだろ、スケベな子」

愛美はふっと我に返ると、言い知れぬ恐怖を覚えた、また心を見透かされたとの想いもあり慌てて頭を強く振った。

「さーこっちに来ないか!」

おじさんは逃げかかる愛美の首筋を飛びつくように掴むと引き寄せた。

「お嬢ちゃん触りたいだろ?」と言うなり愛美の手を取って指を開かせペニスを無理矢理に握らせようとした。

愛美はいやいやをしながらヌルヌルとした生暖かいペニスに瞬時触れ、弾かれるようにおじさんの腕に噛み付いた、おじさんの腕が一瞬緩んだ!、愛美は思い切り腕を振り払って一目散に土管を飛び出し走った。

家に着いたとき・・何故か母の探るような視線が怖く、俯きながら二階に駆け上がり自室のドアを閉めた、そして恐る恐る顔にかかった液体を指ですくい、匂いを嗅いでみた・・頭がジーンと痺れ・・目の前が真っ白になり・・性器の辺りがフワっと浮き・・むず痒い感覚と妙な気持ちよさに当惑した。

しかしその気持ちよさとは裏腹に・・何かスゴク悪い子になったような・・また取り返しのつかない事をしたような気がして無性に涙が零れ始めた・・。

ベッドにもたれて少し泣き、涙を拭いながら性器の違和感に手が自然と下半身に降りて行く・・パンツの隙間から指を通して性器に恐る恐る触れてみた・・。
そこにはヌルヌルしたものが大量に溢れていた。愛美は(どうしちゃったの?)自問しそのヌルヌルになった性器を指で震えながら探った。
(アッ・・・・・・)
「はあぁぁー」と思わず声が出た・・性器の内側はいつもと違ってた・・非常に過敏な粘膜と化して愛美は怖さも有ったが、それ以上に自分の体に何かが起こりそうという本能に根ざした好奇心のほうが勝った。

愛美はヌルヌルの源泉をまさぐるように指を進めた・・
顔の周辺から漂う栗の葉の青い匂い・・興奮に耳奥がキーンと鳴った。

自分の体にいまから何かが起こりそうよいう期待感に顔がカーと熱くなるのを感じつつ快感の泉に触れた・・おじさんの体液臭が脳を痺れさせヌルヌルは次から次ぎに湧いてパンティーを濡らした。

指が小さな突起に触れる・・(ああん・・何これ・・気持いいぃぃー)体がフワと浮くような快感が体を包んだ・・次いで性器全体を手の平で軽く押してみた・・
くぅぅ・・息が詰まりそうな快感が押し寄せ、外界の音が消え心臓の鼓動だけが響く・・。

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