少女の性
横尾茂明:作

■ 白昼夢4

愛美は腰を浮かせ、そっと性器に指を入れた・・(うわースゴイ、ヌルヌルだよー)
(パンツ脱がなきゃ・・)

空想だけで・・まるでお湯が湧くように愛美の性器はしどと濡れていた。
愛美はベッドの上で着ているものを全部脱ぎ・・手鏡を取って胡座に座った。
鏡を性器に近づけ指で思い切り陰唇を開いて中を映した・・

(ウワー・・いやらしい形・・ここにオチンチンを入れるんだ)
愛美は膣を探し当て、指を愛液で濡らし・・恐る恐る指を膣に沈めていった。

(あぁーん・・恐いよー)

人指し指の第一関節まで入れ・・抜き・・再度入れてみた。
今度はヌルっと簡単に入った。
こんな事を夢中になって繰り返している内にとうとう指の付け根まで痛くなく入るようになった。

(アァー入っちゃったヨー・・)
(でも・・思ったより気持良くないよー)

愛美は膣に指を注挿しながら親指でクリトリスを擦ってみた・・

(あぁぁぁーこれ気持いい)
(この方がさっきよりもずーと気持いいよー)

ベッドに仰向けに寝、もう一方の手の指を駆使して性器を掻き回した・・。

(スゴイ・・スゴイ)

指を誠君のオチンチンと思うと脳がジーンと痺れた

(あーん・・今度はすぐいっちゃうよー)
愛美は手の動きを止め、この快感を持続出来るよう脚を閉じ・・、指を膣に入れたままモモに力を込めて内股でキュキュと指を性器越しに締める間接的なオナニーに酔いしれた。

(ハァァーこの方がビクンビクンしなくて優しい)

時折膣に入れた指の付け根部で、クリトリスに柔らかくタッチする・・膣・・性器全体がドロドロに愛液で溢れシーツを濡らした。

10分も経った頃・・体に水滴のように汗が出てきた・・一気に上り詰めるのを耐え忍び、性器への微妙な強弱の締付けを繰り返してきたが・・もう限界に来ていた、愛美は口を手の平で覆い、声を殺して一気に昇り詰めるべくピッチを上げて行った。
腰の奥で弾けたような性感を感じた・・その刹那・・猛烈な快美感が愛美の体を駆けめぐり汗が吹き出て腰が撓んだ。

「クゥゥゥゥー」
(スゴ−イ・・スゴイスゴイ・・ヒィィィィー)

愛美は恥ずかしげもなく腰をガクガクさせ一気に登りつめた。
星が弾け幾度も強烈な波がやってきた・・そして余韻のさざ波を味わいつつ、ベッドで大の字に寝、時折来る震えで体をいつまでも痙攣させていた。

静かに波が去り・・余韻も薄れ始めたころ・・心にポッと浮かんだ虚無感、少女から女になった感覚・・たった半日で全てを知ってしまった愛美・・。

奇妙な罪悪感・・(なんなのこの気持)

ホームレスのおじさんのオナニーを見て体中が熱くなった時の言い知れぬ罪悪感に共通していた。

初秋の風が窓の隙間から吹き込み・・カーテンを揺らして愛美の全裸の上を通り過ぎる・・(愛美・・もう大人なんだもん!平気だよ)

微かに揺らぐ風に汗が少し乾いて体がねばく感じた・・
(もう一度お風呂に入らなくちゃ)

ベッドから降りティッシュで股間を拭う頃には、先程の罪悪感はもう完全に払拭されていた。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊