なんでも言うことを聞く年上の女
けん:作

■ 3

裕美が突然「あっ終電」と言った。
旦那が帰るまでに帰らなくてはならなかった。
「明日は旦那の買い物に付き合う約束してるので、ごめんなさい。でも月に2回位ならお泊りできますから」
「ばれない?」俺は聞いた。
「毎月3〜4回位は実家に帰ってますし、うちの旦那、私の母と折り合い悪いので、絶対電話してこないんです。それにいざとなったら母は私の味方ですし フッフッ」
悪戯っぽく微笑んだ。
「あと、旦那は毎日帰りは11時位ですから、暇な時は誘って下さいね。」
下着を着けながら私に言った。
「スタイルいいな」また偉そうに俺は言った。
「ビリー頑張ってるんですよ」
どうりで、子供も生んでないし42歳とは思えないスタイルだ。
「白のほうが好きだな」ボソッと俺は行った。
「パンツ?」裕美は俺を見返して言った

「裕美、パンティーって言ってみろ」
裕美は全身が真っ赤になった。
そして小さな声で恥ずかしそうに「パンティー…」と言った。
俺は「そうだ、これから俺の前ではパンティーって言うんだぞ。それから俺は白が好きだ」
まさかこんなことを言う俺がいるとは思わなかった。
裕美は「浩次さんが望むなら…」と恥ずかしそうに言った。
「俺が何を望んでるか言ってみろ」畳み掛けるように裕美を追い詰める。
裕美は10秒くらい考えながら、「これからは白いパンティーを浩次さんのためにはいて来ます。」
「スカートももっと短くてもいいぞ、お前は足が綺麗だからな」
ちょっと引くかな? と思っていると。
「嬉しい、これからはもっと浩次さん好みになりたいです、何でも言ってください」
おれに征服されたい態度が凄くかわいい。
それに何でも言うことを聞くが、恥じらいを忘れないところが、ものすごくそそる。

ホテルの部屋を出る時、スカートの中に手を入れてみた、相変わらず凄く濡れている。
「凄いな」意地悪っぽく言った。
「浩次さんのこと考えるだけで私…」
本当にかわいい女だ。
ホテルを出て駅まで、裕美は俺に体を預けながらお互い無言で歩いた。
裕美は好きな人に征服された事に幸せを感じていた。
俺は今日はゆっくり出来なかったが、これからどう調教しようかいろいろ考えていた。
電車は同じ駅で降りるのだが、お互い誰かにばれないよう別の車両に乗ることにした。
電車がホームに入り、ここでお別れというとき、裕美は涙目で「彼女にしてなんて絶対に言いませんから、これからも裕美を可愛がって下さい」と言って電車に駆け込んだ。

浩次は電車を降り、バスで家まで帰ってきた。
裕美の姿は駅で別れてからは見えなかった。
今晩の慌しい出来事を思い返していた。
「裕美…本当に可愛かったな」いろいろ考えてニヤニヤしてしまう。
すると裕美からメールが来た。
「今家に帰宅しました。本当に今日はありがとうございました。浩次さん好みになる為色々頑張ります。
 あまり白のパンティー持ってないので、今度ネットカフェでも一緒に行って選んで下さい。
でも数枚は持ってますので、次に遭う時はそれを履いていきますね。
それではおやすみなさい 浩次さんが夢に出てきたら嬉しいです。」
「PS 今度からは中に出して下さい。」
裕美は俺に好かれようとハートマークいっぱいのいじらしいメールをくれた。
「そうか、あいつ子供出来ないんだ」
俺は「おやすみ また可愛がってやるよ」と返信してベットに入った。
この土日でこれからどう裕美を調教するか、ゆっくり作戦を立てよう。
そんなことを考えながら眠りについた。

土日に何もやること無い俺はこれからの裕美との関係を考えていた。
そして1つの結論にたどり着いた。
俺の人生であんな美人と関係をもてるのはこれで最後だろう。
というより人生で会話を交わしただけの女性も含めて裕美は間違いなくNO1だろう。
その裕美とどうしたいのか?
結婚? いやそうじゃない。
今までやりたかった変態プレー、AVの中でしか有り得ないプレー、なんでも裕美にやらしてみよう。
どうせ遊びだ、開き直ってしまおう。
そう考え、ネットを見ながら色々な調教を考えた。

そして月曜日の朝を迎えた。
また退屈な1週間が始まるのか、いや俺は裕美という最高の女を手に入れた。
いや待てよ、本当にあれは現実だったのか?
現実としても、今日も裕美は俺を好きでいてくれてるのか?
寝ぼけた頭でいろいろなことを考える。
適当に朝食を済ませ、マイカーに乗りアパートから会社へと出発した。
金曜日は飲むつもりだったのでバスで通勤したが、普段はマイカーで通勤している。
8時20分に会社に着き、色々仕事の準備をしていると、9時からのパートの主婦たちが出勤してきた。
その中に裕美もいた。
いつもと変わらずGパンにジャンパー姿で自転車に乗ってきた。
俺はドキドキしながら「おはようございます」と声をかける。
裕美は頬を紅らめ「おはようございます」と照れながら通り過ぎて行った。
「よし大丈夫だ!」
俺は裕美の態度から、金曜日と何も状況は変わってないと確信した。

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