内側の世界
天乃大智:作

■ 第9章 天狼4

慶子が気付くと、白いブラウスが捲られ、そのブラウスを使って、両腕が階段の手摺に、きつく縛り付けられていた。慶子の両脚を大男が、掴んでいる。
慶子は、必死になって、大男の腕を振り払おうと、もがいた。しかし、びくともしない。慶子のダーク・ブラウンのミニスカートが、捲くり上がっただけであった。慶子の美脚が、露(あらわ)になる。両足を掴んだ悪魔から見れば、その光景は、欲情をそそるだけであった。
パンストが裂ける。片方だけ外れたブラが踊り、ピンク色の乳首が揺れた。慶子が体を捩(よじ)り、その為に、歪んだバストの隆起が艶かしい。93のDカップである。
慶子は、大男の顔を見た。
「悪魔? 」
悪魔の赤い目が光る。慶子は、赤い目に見惚(みと)れた。視界が真っ赤に染まる。赤いスクリーンが降りてきた様であった。
と、突然、洪水のような欲望が、体の中心から湧き起こってきた。目がとろん、としてきた慶子は、体が火照(ほて)るのを感じるのであった。
気味悪い触手が、ブラ、ミニスカート、パンスト、パンティを順々に脱がしていく。その触手は、悪魔の男根の付け根から伸びてくるのだ。慶子は、為すがままにされた。
「あれが、オチンチン? 」
 慶子は息を呑んだ。悪魔の股間に頭をもたげた巨大なものが、反り返っている。拳を握りしめた、男の腕ほどの大きさがある。亀頭がそれ自体、生き物の様に拳を回す様にくねくねと動く。その巨大な亀頭の先から、ドロッとした粘液が垂れる。SF映画の「エイリアン」の様であった。あの頭が、女性性器を掻(か)き混ぜるのである。
パンティを剥ぎ取られた頃には、慶子は、あの巨大なペニスが欲しくて、欲しくて堪らなかった。
股間から、慶子の肉汁が垂れる。かつて流したことのない量であった。ぼとぼとと垂れる。
悪魔は、ニヤリと笑うと、巨大なペニスを慶子の中に差し込んだ。ゆっくり、ゆっくりと・・・
 慶子は絶叫した。大きすぎるのである。慶子の膣を埋め尽くす、いや、張り裂けさせる大きさなのだ。
慶子の白い体は、弓形(ゆみなり)に反って、硬直した。もう、イったのである。慶子の秘孔の中で、腕の様に太い肉棒が回転する。慶子の下腹部が、その皮膚の下から押し上げられて、もこもこと変形した。その皮膚の直ぐ下に、大きなものの蠢(うごめ)きが見て取れる。
悪魔は、左手で慶子の綺麗な、89のヒップを下から支えると、右手で、その蠢く下腹部を上から強く押さえ込んだ。
「ギャー、壊れる、ああ〜〜〜、あああああ〜ん」
慶子は、失神した。白目を剥(む)いて、涎(よだれ)を垂らした。それでも、悪魔は、慶子を責め続けた。ボトボト落ちる愛液は、悪魔の足元で大きな水溜りを作った。上下に動く慶子の裸体からは力が抜け、強烈なフェロモンの匂いを発散した。
悪魔は、益々早く腰を振った。人間では考えられない速さであった。意識の薄れた慶子は、白い首を伸ばして、絶叫した。慶子の股間から、血が流れる。
30分後、慶子は白痴の様になっていた。表情はない。その瞳に知性の光はなかった。半開きの唇からは、涎が垂れていた。
それでも、悪魔の突きに合わせる様に、その切ない唇から善がり声が洩れている。白い肌は紅潮し、汗を掻いていた。乱れた茶髪が、べっとりとうなじに張り付いている。
悪魔は身震いすると、大きく口を開けて、慶子の柔らかい乳房に咬み付いた。慶子の白い素肌に、鮮血が跳び散った。慶子は、嘔吐(おうと)した。続いて、血、そして、精液を吐き出した。
悪魔が、慶子の下腹部から手を退けると、ズボッ、と血塗れの握り拳が、突き出てきた。悪魔の男根は、まだ勢い良く、大量の精子を吐き出している。正面の壁まで精液は飛んだ。ざっと7m。ホースで放水した様であった。
嘔吐で汚れた乳房の下から、肛門から突き抜けた悪魔の尻尾が、飛び出して血を撒(ま)き散らした。尻尾も慶子のアナルを責め立てていたのである。
慶子の死に顔は、恍惚の表情を浮かべていた。快楽の絶頂で逝ったのであった。
悪魔は、慶子の両足を掴んで、左右に大きく開いた。慶子の股間の割れ目から、ブチッ、と音を立てて、女体が左右に裂けた。内臓が溢れ出す裂け目に、大きく口を開けた悪魔の顔が沈む。悪魔は、首を左右に揺すりながら、ボトボト血を滴らせながら、慶子を喰らった。

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