2015.06.27.

君の瞳の輝き
001
あきんど



■ 第一部1

夏の真っ盛り!店内も蒸し暑くなっていた。20坪くらいの狭い店内で音楽だけがなっている。
確か、ロードとかいう今流行の歌らしい。
店内にはビデオや写真集がたくさん並んでいた。写真集は山積みにしていて崩れそうだがすぐ売れるだろう。
店を開いてから1年が過ぎようとしていた。平成になってまだ5年目。世間はバブルとかの景気で順調に売り上げは伸びて店は追い風に乗って何の心配もなかった。
店の中はビデオや写真集や大人のおもちゃ、そして今流行のセーラー服が吊り下げてある。
最近はセーラー服や下着、ブルマを売りにくる女子高生が来るので店内は明るくしてあった。
店の前に黒い高級な車が止まった。「おし早速5冊売れたな」
黒い車の持ち主は常連で、いつも写真集とビデオを買っていく上得意客だった。
今回の写真集は特にできばえがよく、先月のは明らかに外国人らしさが漂った少女だったが今月は日本人のような感じの少女だったので売れ行きはかなりのものだと予測していた。

巷では子供をいたずら目的で誘拐する事件が後を立たないので、いずれこの手の未成年の少女のヌード写真集は規制されるかもしれないとうすうす感じていたから売れるときに売っておこうと私は考えていた。
今が平成5年だから20年もしたら未成年の援助交際などは法律で禁止されるだろうと考えていた。

店のドアが開く音がして、そちらを向くとそこにいたのは黒い車の持ち主ではなく一人の女子だった
「喫茶店と間違えたのかな?」そう思ったのだがどうやらそうではないらしい。
「あのーここって制服とか買い取ってもらえるって聞いたんですけど」女子はそう話しかけてきた。
以外だった。うちに売りに来る女子高生はほとんどが遊ぶ金ほしさで売りにくるようないわゆるちゃらちゃらした子ばかりだった。
しかしこの子はどうもそうではない感じだったからだ。
髪は三つ編みにして背は低く、Tシャツの上からでも想像できるくらい胸がなかった。
肌も荒れていなくてひょっとしたら中学生か・・私はそう感じ取った。
とりあえず店の奥の応接室に彼女を促した。
「ここに来るお客さんに見られるとまずいのでこっちにきてもらえるかな」
不安げな表情で彼女はついてきた

「えっと何を売りたいんですか?」やんわりと私が聞くと
「どういうのを買い取ってもらえるんですか?」彼女は尋ねてきた。
「セーラー服やブルマ、下着とかだけど・・値段はその内容にもよるね。お金がいるの?とりあえず名前を聞いてもいい?」
「えっと、佐々木鈴といいます。漢字は・・」
「ずずって読むの?えっと日本人かな?お父さんとお母さんは日本の人?」
鈴「はい、多分。お母さんは日本人だし、お父さんはいないけど外国人ではなかったと思う」
 「そう、僕は倉田明彦というんだけど、君いくつ?」
鈴「高校1年です。」
  私はすぐ嘘だと思った。こんな高校生いないだろ。どっからみても中学生だし、ひょっとしたら小学生もありえる。まぁいいわ。どういう事情かは知らないけどこのかわいい子を逃がしていけないな。私は内心そう思った。
明彦「まぁとりあえず、何を売るかだけど、一応買う人も誰のかがわかるようにしたいんで写真も撮ることになるよ。もちろん顔は隠して撮るけどね。君だとわからないようにはするつもりだよ
鈴は少し安心したように見えた。やはりこういう店に来て不安だったんだろう
明彦「今はいているパンツでもいいよ」私は金額を提示した。
   電卓を見つめる鈴の目は釘付けになった。すこし値を張って提示しておいたからきっと売るだろう。
鈴「はい、それでいいです。どこで脱げばいいですか?」
明彦「ここでだよ。見てる前で脱がないと本当に君のはいていたのかがわからないだろ?」
鈴「ここでですか?」驚いたような顔で聞いてきた。
明彦「そうだよ、店を開けてあるから早く脱いで」
こうして鈴と私の出会いが始まったんだ。

照明がプールを照らしている。
まぶしいくらいだった。ホテルの一室を借り切っているのだが、部屋にプールがついている。
ここのホテルに鈴と女子高生の和世の3人で来たのだ。
鈴はあの後何回か下着を売りに来たのだが、説き伏せて今日の撮影になった。
今日はビデオを撮影することになっていた。店で売るときには顔にモザイクを入れて売るということを条件に入れたのだが、実際はかなりの金額を提示してその金の力が大きかった。
カメラマンは近藤という男で、アクションカメラ等の男性のずりねた専用の雑誌のカメラマンで、女子中高生等もよく撮影しているというのだった。その伝で今回撮影カメラマンとしてホテルに来てもらったのだ。

和世は帰ったが、スタイリストとしてきてもらったのだがこちらの要望どおりにしてもらったか気になるところだ。

鈴は三つ編みでバスタオルを巻いているが、その下はスクール水着を着用してもらっている。
まだその水着姿は見ていないがうつむき加減の表情からは不安さがにじみ出てる。
近藤は初めて見る鈴の姿におどろいていた。
そりゃそうだろ。今までの雑誌に投稿されているような遊びなれている女子高生と違って、鈴は正真正銘の美少女と呼べるくらいの可愛さとあどけなさがある。
惜しむべきはビデオカメラでの撮影だ。アメリカではすでにディスクでビデオが取れる技術があるらしい。DVDとか言って音楽のCDのような物に映像も取れるらしいが、日本ではまだ一般的には普及していないのと高額なので今回は見送ることにした。


明彦「そろそろ始めましょう?近藤さんよろしくお願いしますよ。鈴ちゃんも頼むね」
鈴は小さくううなずいただけだが、呼吸の回数が多い。どきどきしているのがわかった。
心臓の音まで聞こえてきそうだ。

明彦「じゃぁまずバスタオルとって見て、学校で着てるスクール水着着てるんだよね?」
鈴に聞いてみた。
鈴「うん。学校で着てるのをきてます」
近藤「じぁ、カメラの前に立って見せてみようか?」
鈴はカメラの前に立ちバスタオルを取った。
俺も近藤さんもそれには驚いた。
鈴のスクール水着の胸のところにゼッケンがついていたからだ

      〔6−2 佐々木〕

驚いた、高校1年生といっていた鈴だが、私は中学生と思っていた。まさか6年生とは・・・



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