2009.06.17.

LATE FOR PURE
01
あきんど



■ 1

これは僕が若かったころのお話

僕は明、小森明、その当時は14歳でした。中学生でまだ反抗期だったのを覚えています。
母は幼いころ交通事故でなくなり父と二人の生活でした。
その日はいつもと同じ時間に家を出て登校していたのです。
いつもと同じ道を歩いていると今日は前に酒本が友達と歩いていました。
酒本千恵子は同じクラスの女の子で、背は低く、小柄でパッと見た目は目立たない子でしたがクラスでは人気者でした。バスケ部で小柄を武器にボールを持って相手チーム内の間を駆け抜け仲間にパスをしてシュートと言うのが彼女の持ち味でした。



酒本は友達と2人で歩いていました。
確か同じバスケ部の子で中尾かおり。酒本といつも一緒に登校している子でした。
酒本のほうが小柄で背は低いのに中尾をリードしているといった感じでした。
酒本はいつもクラスの人気者でした。
僕は酒本を追いこしたくなく、このまま彼女の後ろを歩いていたかったので、彼女達がゆっくり歩くと僕もゆっくり、立ち止まると僕も理由をつけて立ち止まるといった感じで学校まで進んでいきました…。

ある日の朝、父が私にこう言ったのです。
「明、今日学校終わったら晩御飯一緒に食べに行くぞ! 高級レストランで食事だ」

正直うんざりでした。乗り気があまりしなかったのですがしぶしぶついていきました。
店に入ると、すでにテーブルに女性がいました。
「彼女は酒本瑞江さん。俺と中学高校と同級生なんだ。」父がそういいました。
「それと、ええと…」父が周りを見回すと、僕の横にいた子が私に話しかけてきました。

「こんばんわ」

正直僕の胸はどきどきでした。そこには酒本が、酒本千恵子がいたのでした。

瑞江「娘の千恵子です。明くんとは同じクラスだったかしら…」
「うん。クラス一緒よ。ねっ」千恵子はクスクスと言ったいたずらっぽい笑顔で僕に聞いてきました。
明「う、うん。確かそうだったと思う」
僕は心の動揺を知られまいと、とぼけたように言った。

食事が進むにつれて僕はぎこちなくなっていった。
ナイフやフォークで食べなれていないせいもあったが、彼女が僕をちらちら見ているのが気になって、食事どころではなかった。
父「男手で育ててきたから、マナーが出来てなくて…」
父が恥ずかしそうに言った。
瑞江「男の子ってそういうものよ…」
僕は父と千恵子の母の話など耳に入らず、千恵子の前でかっこよく食べようと必死でした。

千恵子「小森くん、ナイフ逆よ、ナイフはね左手で持つの。フォークは右よ」
千恵子が僕に話しかけてきた。
明「え! そうなの?」僕が持ち替えようとすると
瑞江「千恵子! うそ教えちゃダメよ。明くん戸惑ってるじゃないの。」
千恵子が舌を出して軽く微笑んだ。
食事も終わりに近づいたころ父がこういった
「今度瑞枝さんと再婚しようと思う。瑞枝さんもいろいろあって、今独りなんだ。いいか? 明?」
明「父さんのすきにしたらいいじゃん。。」
言いながら僕はすると彼女はどうなるんだろう、それを考えていた。
瑞江「よろしくね。明くん。千恵子と仲良くしてあげてね。」
「は、はい」

それから2週間ぐらいしたころだった。彼女が母親と家に来たのは…。



千恵子の部屋は1階になった。僕の部屋があるのは2階だが、さすがに同級生で男女なので、部屋を離したようだった。
千恵子「明くんは、何月生まれ?」僕は「11月…」と答えた。
千恵子「私5月だから私のほうが姉ね。お姉さんて呼んでね。」
明「同い年なのになんで姉と弟なんだよ。」
千恵子「タッ○知らないの? 双子なのにかっちゃんはたっちゃんを兄貴って呼んでるでしょう」
ああ、むかつく。腹が立って何か仕返ししてやれないかずっと考えていた。
そのチャンスはすぐにやってきた。
親父たちが出かけていて、2人だけの時だった。
僕は千恵子が風呂に入ったのを見てから、脱衣所に入り、着替えの下着とパジャマをこっそり持ち出して彼女の部屋において置いたのだ。
その後、自分の部屋に戻り彼女がお風呂から出るのを待った。
しばらくして、彼女がお風呂から出たのを見計らって、わざと階下に降りて行った。
彼女は自分の部屋の前にいた。バスタオルで隠してはいたが、素足が見えている、雫がまだたれていて、下着がないことに気づきよく拭かずにあわてていたみたいだった。髪もまだ濡れていた。
千恵子「明くん、着替え隠したでしょ? どうしてそんなことするの?」
明「お前が、生意気だからじゃねぇか、姉貴面しやがって…」
千恵子はしばらく考えていたがこう言った。
千恵子「明くん、」ひょっとして私の子と好きなの? 裸見たいんでしょう? すけべ! ちかん!」
明「そんなわけないだろう、お前の裸なんて見たって…」
千恵子「見せてあげるわよ…。ほら…」
千恵子はそういいながら包まっていたバスタオルの前をはだけて見せた。
まだ水滴のついている裸体が僕の目の前にあった。
14歳の小ぶりの胸。ワレメも大人の女の毛の量と違い、くっきりとスリットが見えている。
雑誌とかでよくヌードは見かけていたが胸だけで、ワレメを直に見たのは初めてのことだった。
僕の目線は自然とそこに注がれていた。
その視線を感じて、恥ずかしくなったのか、
千恵子「はい、もうおしまい」
そう言いながら千恵子はまたバスタオルで包まった。
僕は一瞬の出来事で混乱していた。
千恵子は混乱している僕をほって部屋に戻っていった。



千恵子のヌードの一件から2年が経とうとしていた。
その間、千恵子のお母さんがなくなったり、父の隆志は趣味ではじめた絵画が賞をとったりこの2年はあわただしかった。

千恵子の本当のお父さんが迎えに来たが、千恵子は帰らなかった。
趣味で始めた競馬で多額の借金を負って会社を退職して、清算したがそれから酒に浸って毎日その日の生活にも困っている有様だった。
父はそんなところに千恵子を返したくはなかったみたいだった。

それは明日が千恵子の16歳の誕生日という日だった。
アトリエで絵を描いていた隆のところに千恵子がやってきた。
千恵子はこの2年で急に女らしくなっていた。背も伸びてきたし、髪もシュートからセミロングの大人っぽい雰囲気を出していた。
隆志「千恵子ちゃん、中学卒業したら、進路は決まっているのかい? この間先生と話したけど高校には行きたくないみたいじゃないか?」
千恵子「ごめん、お父さん。私卒業したらやりたいことがあるんです」
隆志「やりたい事?」
千恵子「うん、雑誌のグラビアの仕事をしようと思っています。いつかは女優になってみたいなぁって、
    高校も一応芸能関係の専門学校に行こうと思っています」
隆志「うん、なるほど…」
千恵子「それで今日はお父さんに、私の絵を描いてもらいたいなって、15歳最後の思い出の日に…、その…ヌードを…」
隆志は大人のヌードデッサンしたことはあった。
隆志「わかった。控え室で脱いできなさい。そこにガウンがあるからそれを羽織って…」

隆志が用意していると、ドアが開く音がした。
そちらのほうに目をやると、ガウンを羽織って千恵子が現れた。
恥ずかしそうに隆志の側にやってきた。
隆志「じゃあ、描くからガウンを脱いでごらん」
隆志はそれまでは父親の顔だったが、今は画家の表情になって千恵子に言った。
千恵子「う、うんあのね…おとうさん…」
隆志「なんだい?」
千恵子は隆志の表情をうかがいながらガウンを脱いだ。ガウンの下は下着だった。
ブラは白色の胸のところにホックがあるタイプで、パンティもおそろいの白い色だった。
隆志「なんだい、ヌードじゃないのかい…」
千恵子「ちがうの、あのね私これからグラビアとかで人前で水着で写真とか撮られると思うの、
    だから、その、お父さんの前で脱ぎたいの…いい?」
隆志は軽くうなづいて首を縦に振った。
千恵子「じゃ、脱ぎます…。ちょっと恥ずかしいな…」
そういいながら千恵子はブラのホックをはずしてパンティを脱いだ。
両手で大事な部分を隠している千恵子だった。
隆志「手をどけて、千恵子ちゃん。あそこも見せないとうまく描けないよ。」



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