2005.04.06.

桜の木の下
01
いっち



■ 桜の木の下

桜のつぼみがゆっくりゆっくり開いていく。
私も今ゆっくりゆっくり女になる。

「っん・・・」

長い長いキス、舌と舌もキスをして、絡めあって口を離す頃は唾液が糸を引いて切れた。

「乳首勃ってるよ。」

クスリと笑いながら楽しそうに私の胸を揉んで摘む。その一つ一つの動作が気持ちいい。

「あっ・・・もっと・・・」

ついつい甘えた声を出してしまう。

「やらしいね。初めてのくせに。」
「そんなこと言わないでぇ…」

彼が焦らす。私は腰を動かしてせがむ。
彼の指がパンツの紐を解き直に私の核心を触る。

くちゅ・・・くちゅ・・・

「洪水じゃん。」

彼の指をいとも簡単に受け入れてしまう私のトンネル。

「俺もう限界…入れるよ。」

彼の分身はもういきり勃って痛そう。
私は潤んだ目で彼を見て言う。

「ゆっくり入れてね…。」

初めての恐怖。
彼がゆっくりゆっくり入ってくる。私のトンネルを。
長い長いトンネルの奥に突き当たった。
わたしのトンネルは初めてなのに彼をすんなり受け入れてしまった。

「動いていい?」
「うん…。」

ズンッ…ズンッ…

彼がリズムよく動かす。

くちゅ・・・くちゅ・・・

私の蜜が溢れ出る。
音が響き渡る。

ズンズン…パンッ…パンッ…

彼が次第に激しく打ち付けてくる。
私の核心と乳首を指で転がす。

「あんっ・・・んっ・・・ああっ・・・」

甘い声が響き渡る。

はぁっ・・・はぁっ・・・
くちゅくちゅ・・・
パンッ・・・パンッ・・・

部屋には吐息といやらしい音だけが響く。
言葉がなくても伝わる。
彼の愛が溢れてる。

「あ…もう限界…出していい…?」
「いいよ…んっ・・あっ・・・」

彼のスピードが上がる。
私の核心を触る指も早くなる。

「あっ・・・あっ・・・あたし・・・あっ・・・んっ・・・いっちゃう・・・!!」

彼より少し早く私は天国に逝ってしまった。
ビクンと大きく痙攣して意識が遠退いた。

「うっ…」

どくんっ・・・どくんっ・・・

遠退く意識の中で彼が私の長いトンネルにラブレターを送った。

「…あたし…気持ちよかった…?」
「最高。」

二人でシーツの波に溺れて眠った。
桜が開花した。
朝が来て桜が風に揺れていた。
私は彼の腕の中で幸せを感じた。

桜が芽吹く、開花する。
私も同じ。
女の子はみんな桜と同じ…。



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