エンジン設定
環境依存の問題を解決するための微調整を行うオプションです。
通常はデフォルトのままで問題ありません。
このツールは、猫耳エンゲージプログラムと同フォルダにインストールされています。
変更したい項目を左のオプションの名前から選択し(クリックして反転させます)、
右上のオプションの値を調整してください。
↓以下、各項目の説明があります。




システム全般のオプション
-memusage (メモリ使用量)
メモリ使用量の設定です。
 設定可能な値は 'normal' (通常) あるいは 'low' (低い) で、このオプションを指定しないと 'normal' が指定されたものと見なされます。
 「低い」を選択すると「通常」を選択したときよりもメモリを節約して使用するようになります。しかし「低い」を選択すると、吉里吉里内部の様々なキャッシュ機構が制限されたり、 TJS2 のハッシュ表のサイズが制限されるため、パフォーマンスは低下します。また、「低い」を選択すると、「グラフィック-画像キャッシュ制限」は強制的に「キャッシュを行わない」の設定であると見なされます。
-timerprec (タイマの精度)
タイマの精度の高さの設定です。
 設定可能な値は 'normal' (通常) あるいは 'higher' (やや高い) あるいは 'high' (高い) で、このオプションを指定しないと 'normal' が指定されたものと見なされます。
 このオプションは NT 系 OS ( NT/2000/XP ) でのみ意味を持ちます。Win9x 系の OS ( 95/98/98SE/ME ) ではこのオプションは無視されます。
 'higher' や 'high' を指定すると全体的にタイマ ( 時間やタイミングに関する物のほとんども含む ) の精度が高くなり、ゲームでの文字表示のもたつき感や MIDI 再生のもたつき感が解消される可能性がありますが、パフォーマンスが低下する可能性もあります。
-laxtimer (タイマイベント許容量制限)
一度にシステムに蓄えられるタイマイベントの数 ( 最大発生許容量 ) を制限し、タイマイベントが溜まりすぎて処理できなくなる状況を回避するかどうかの設定です。
 設定可能な値は 'no' (しない) あるいは 'yes' (する) で、このオプションを指定しないと 'no' が指定されたものと見なされます。
 処理の非常に遅いコンピュータや、非常に重たい処理をタイマで駆動するような場面などでは、タイマによって発生したイベントに対応しきれず、操作などにゲームが応答しづらくなる場合があります。このオプションで 'yes' を指定すると、システムに蓄えられるタイマイベントの最大発生許容量を常に 1 ( Timer クラスの capacity プロパティが 1 の状態 ) に固定します。これによりシステムが処理しきれないようなタイマイベントの発生を抑えることができますが、通常、タイマの精度や正確性は失われます。
-lowpri (低優先度)
優先度を、トランジション時などに低くするかどうかの設定です。
 設定可能な値は 'no' (しない) あるいは 'yes' (する) で、このオプションを指定しないと 'no' が指定されたものと見なされます。
 'yes' にすると、トランジションを実行中など、吉里吉里のメインスレッドが連続して CPU を使用する場面になると、メインスレッドの実行優先度を下げるようになります。これにより、トランジション中の音飛びや、トランジション中に他のアプリケーションが操作しづらくなるなどの症状が改善される場合があります。
-reducecpu (CPU使用率低減)
トランジション時などにCPUの使用を制限し、CPU使用率を低減させるかどうかの設定です。
 設定可能な値は 'no' (しない) あるいは 'yes' (する) で、このオプションを指定しないと 'no' が指定されたものと見なされます。
 'yes' にすると、トランジションを実行中など、ゲームのメインスレッドが連続して CPU を使用する場面になると、適度にウェイトを挿入し、CPU 使用率を低減します。これにより、トランジション中の音飛びや、トランジション中に他のアプリケーションが操作しづらくなるなどの症状が改善される場合がありますが、トランジションがなめらかで無くなる可能性があります。また、環境によってはあまり効果がないこともあり得ます。



入力関連のオプション
-wheel (マウスホイール回転検出方法)
マウスホイールの回転をどのように検出するかの設定です。
 設定可能な値は 'no' (使わない) あるいは 'dinput' (DierctInput) あるいは 'message' (ウィンドウメッセージ) で、このオプションを指定しないと 'dinput' が指定されたものと見なされます。
 「使わない」を選択するとマウスホイールは使用不可能になります。「DirectInput」を選択するとDirectInputを使用するようになります。「ウィンドウメッセージ」を選択するとDirectInputを使用せずにマウスホイールの回転を検出するようになります。設定を変えると、マウスホイール関連の不具合が改善される可能性があります。
-joypad (パッド使用可否)
ゲームパッド(ジョイスティック)を使用するかどうかの設定です。
 設定可能な値は 'no' (使わない) あるいは 'dinput' (使う) で、このオプションを指定しないと 'dinput' が指定されたものと見なされます。
 「使わない」を選択するとパッドは使用不可能になります。パッドを正常に検出できない場合、あるいはパッドを正常に使用できない場合に「使わない」の設定にしてください。
-controlime (IME状態制御)
IME(日本語などの変換入力ソフト)の状態制御(有効か無効かなどの制御)を行うかどうかの設定です。
 設定可能な値は 'yes' (行う) あるいは 'no' (行わない) で、このオプションを指定しないと 'yes' が指定されたものと見なされます。
 「行わない」を選択すると、「IMEを通じて入力を行う日本語などの言語の入力ができない」といった不具合を回避できる可能性があります。



サウンド関連のオプション
-wsdecpri (PCM デコードスレッド優先順位)
PCM のデコードを行うスレッドの優先順位です。
 設定可能な値は '0' (アイドル(最低)), '1' (低い), '2' (通常以下), '3' (通常), '4' (通常以上), '5' (高い) のいずれかで、このオプションを指定しないと '1' が指定されたものと見なされます。
 優先順位を高くすると PCM ( 無圧縮 wave や OggVorbis 等 ) の再生中の音飛びが軽減される場合がありますが、トランジションがなめらかでなくなったり、操作への応答性が悪くなる可能性があります。
 ちなみにここで指定するのは通常時のデコードの優先順位で、緊急時 ( バッファにたまっている残りデータが短くなってきたとき ) は自動的に必要な優先順位を確保します。
-wssoft (DirectSound ソフトウェアミキシング)
DirectSoundでソフトウェアを使ってミキシングを行うかどうかの設定です。
 設定可能な値は 'yes' (ソフトウェアミキシングを行う), 'no' (ソフトウェアミキシングを行わない) のいずれかで、このオプションを指定しないと 'no' が指定されたものと見なされます。
 たいていのサウンドカードではこのオプションを指定しなくて良いのですが、まれに 'yes' を指定しないと音飛びや音切れが激しいサウンドカードがあります。
-wsrecreate (DirectSound セカンダリバッファ再生成)
DirectSoundでセカンダリバッファを常に再生成を行うかどうかの設定です。
 設定可能な値は 'yes' (常に再生成), 'no' (必要に応じて再生成) のいずれかで、このオプションを指定しないと 'no' が指定されたものと見なされます。
 吉里吉里ではいったん作成したセカンダリバッファは、チャネル数やサンプリング周波数などの条件が同一であれば再利用しますが、'yes' を指定すると再利用をせずに常に再生成するようになります。環境によっては再生開始時の音飛びや音切れなどの不安定性が改善される可能性があります。
-wsl1len (DirectSound セカンダリバッファ長さ)
DirectSound セカンダリバッファの長さの設定です。
 設定可能な値は 整数で、ミリ秒単位で指定します。最低 250ms 必要です。このオプションを指定しないと 1000 が指定されたものと見なされます。
 ここで指定するのは実際に DirectSound のセカンダリバッファとして確保されるバッファの長さです。
 一般に、長くとると再生は安定しますが、メモリを消費します。
-wsl2len (DirectSound セカンダリ補助バッファ長さ)
DirectSound セカンダリバッファ用の2次バッファの長さの設定です。
 設定可能な値は 整数で、ミリ秒単位で指定します。最低 250ms 必要です。このオプションを指定しないと 4000 が指定されたものと見なされます。
 吉里吉里は、DirectSound のセカンダリバッファごとに補助バッファを作成し、いったんデコードしたデータをこの補助バッファに蓄積してからセカンダリバッファに転送します。ここで指定するバッファの長さはその補助バッファの長さです。
 通常、デコード処理と補助バッファへの蓄積は優先度の低いスレッドで行われますが、補助バッファからセカンダリバッファへの転送は高い優先度を持ったスレッドで行われます。
 一般に、長くとると再生は安定しますが、メモリを消費します。
-wsglobal (DirectSound グローバルフォーカス)
DirectSoundでサウンドバッファがグローバルフォーカスを得るかどうかの設定です。
 設定可能な値は 'yes' (得る), 'no' (得ない) のいずれかで、このオプションを指定しないと 'yes' が指定されたものと見なされます。
 グローバルフォーカスを得ない場合は、アプリケーションが非アクティブになると DirectSound による再生がミュートされます。
 ミュートされるのは WaveSoundBuffer で再生される物 ( KAGの場合は BGM に 'Wave' を使っている場合と、効果音 ) だけで、MIDI や CDDA 再生はミュートされません。
-wsforcecnv (DirectSound 強制フォーマット変換)
DirectSoundに再生させるPCMデータを、指定の形式に強制的に変換するかどうかの設定です。
 設定可能な値は 'none' (変換しない), 'i16' (18bit整数に変換) , 'i16m' (18bit整数モノラルに変換) のいずれかで、このオプションを指定しないと 'none' が指定されたものと見なされます。
 設定を変更すると再生時の障害が改善する場合があります。'i16m' を選択すると -wsexpandquad オプション ( DirectSound 強制4ch再生 ) の設定は無視されます。
-wsexpandquad (DirectSound 強制4ch再生)
DirectSoundでステレオやモノラルのサウンドを再生する場合に、強制的にリアスピーカーを含む4chで再生させるかどうかの設定です。
 設定可能な値は 'no' (しない), 'yes' (する) のいずれかで、このオプションを指定しないと 'no' が指定されたものと見なされます。
 'yes'を設定すると、ステレオやモノラルのサウンドがフロントスピーカーでしか再生されない環境でも、フロントスピーカーとリアスピーカーの両方でサウンドを再生させることができます。
-wsfreq (DirectSound プライマリバッファ周波数)
DirectSoundのプライマリバッファの再生周波数の設定です。
 設定可能な値は 正の自然数で周波数を Hz 単位で表し、このオプションを指定しないと '44100' が指定されたものと見なされます。
 とくに WDM 系サウンドドライバを用いる環境 (Windows2000, XP など) では、設定を変更しても再生状態に変化がない場合もあります。
-wsbits (DirectSound プライマリバッファビット数)
DirectSoundのプライマリバッファの再生ビット数の設定です。
 設定可能な値は 'i8' (8bit整数), 'i16' (16bit整数), 'i24' (24bit整数), 'i32' (32bit整数), 'f32' (32bit浮動小数点数) で、このオプションを指定しないと 'i16' が指定されたものと見なされます。
 とくに WDM 系サウンドドライバを用いる環境 (Windows2000, XP など) では、設定を変更しても再生状態に変化がない場合もあります。
-wscontrolpri (DirectSound プライマリバッファ再生制御)
DirectSoundのプライマリバッファに対して再生/停止の制御を行うかどうかの設定です。
 設定可能な値は 'yes' (行う), 'no' (行わない) のいずれかで、このオプションを指定しないと 'yes' が指定されたものと見なされます。
 まれに設定を変えると音飛びや音切れが改善される環境があるようです。
-wspritry (DirectSound プライマリバッファ設定試行レベル)
DirectSoundプライマリバッファのフォーマットを指定する際にどれほど多くの設定を試すかの設定です。
 設定可能な値は '0' 〜 '2' (レベル0 〜 レベル2), 'all' (すべて) のいずれかで、このオプションを指定しないと 'all' が指定されたものと見なされます。
 レベル 0 を指定すると、ステレオ 16bit整数のフォーマットの設定を試行します。
 レベル 1 を指定すると レベル 0 を試行する前に、システムのスピーカー設定に従ったチャンネル数、16bit整数でのフォーマットの設定を試行します。
 レベル 2 を指定すると レベル 1 を試行する前に、「DirectSound プライマリバッファビット数」で指定されたビット数、システムのスピーカー設定に従ったチャンネル数、WAVEFORMATEX 構造体によるフォーマットの設定を試行します。
 「すべて」を指定すると レベル 2 を試行する前に、レベル 2 と同様の設定で WAVEFORMATEXTENSIBLE 構造体によるフォーマットの指定を試行します。



グラフィック関連のオプション
-gclim (画像キャッシュ制限)
画像キャッシュに使用するメモリの最大値の設定です。
 設定可能な値は 'auto' (自動) または整数の値で、整数の値を指定する場合は画像キャッシュに使用するメモリを MB 単位で指定します。このオプションを指定しないと 'auto' が指定されたものと見なされます。
 吉里吉里はいったん読み込んだ画像を素早くアクセスできるように画像をキャッシュする機構を持っています。それに使用するメモリの制限値を指定します。
 'auto' を指定すると、コンピュータに実装されている物理メモリの量によって自動的に値が決定されます。
 '0' を指定するとキャッシュは行いません。
 吉里吉里実行中にスワップが頻繁に発生するようであれば、この値を小さく指定するか、'0' を指定すると改善される可能性があります。
-dibtype (DIB使用方法)
DIB(デバイス非依存ビットマップ)の扱いの設定です。
 設定可能な値は 'sdb' (StretchDIBits使用), 'drawdib' (DrawDib使用), 'drawdibjdi' (DrawDib使用 DDF_JUSTDRAWIT 指定), 'dibsect' (DIBセクション使用) のいずれかで、このオプションを指定しないと 'drawdib' が指定されたものと見なされます。
 吉里吉里が画像演算などに用いるメモリの確保方法と、描画 API を指定します。
 ビデオカードやそのドライバとの相性や、 OS によっては、'drawdib' を指定するよりも適切な指定がある場合もあります。
-fsmethod (フルスクリーン切り替え方法)
フルスクリーン切り替えに用いる方法の設定です。
 設定可能な値は 'ddraw' (DirectDraw), 'cds' (ChangeDisplaySettings API) のいずれかで、このオプションを指定しないと 'ddraw' が指定されたものと見なされます。
 設定を変えるとフルスクリーン切り替えに関する問題が改善される場合があります。'ddraw' を指定した場合でも、DirectDraw が何らかの原因で使用できなかった場合は、自動的に ChangeDisplaySettings API を使用するようになります。
-fsbpp (フルスクリーン時のカラーモード)
フルスクリーン時のカラーモードの設定です。
 設定可能な値は 'nochange' (変えない), '16' (16bitカラー), '24' (24bitカラー), '32' (32bitカラー) のいずれかで、このオプションを指定しないと 'nochange' が指定されたものと見なされます。
 'nochange' を指定すると、非フルスクリーン時のカラーモードと同じカラーモードになります。
-dither (ディザリング)
16bitカラーモードの画面モード時に画像のディザリングを行うかどうかの設定です。
 設定可能な値は 'no' (使用しない), 'yes' (使用する) のいずれかで、このオプションを指定しないと 'no' が指定されたものと見なされます。
 吉里吉里は 16bitカラーの画面モード用に、画像をディザリングを行いながら減色し、表示する機能があります。これにより画像の色むらは軽減できますが、描画のパフォーマンスが低下する可能性があります。
-gsplit (画像演算の分割処理)
画像演算を細かく分割して行うかどうかの設定です。
 設定可能な値は 'yes' (行う), 'int' (インターレース分割), 'bidi' (双方向分割), 'no' (行わない) のいずれかで、このオプションを指定しないと 'yes' が指定されたものと見なされます。
 吉里吉里は CPU のメモリキャッシュを有効的に使用するために、画像を描画するときに細かい領域に分割しながら演算を行います。環境によってはこれが画面のちらつきにつながるようですが、そのような環境では 'no' を指定することによりちらつきを抑えることができる可能性がありますが、描画のパフォーマンスが低下する可能性もあります。ダブルバッファリングを有効にした場合は、分割処理を行わないことの意味が薄いため、分割処理を行う設定にすることをお勧めします。
 'int' を指定すると画像の演算の単位を一つおきに処理しますが、画面更新時に縞模様が見える事があります。'bidi' を選択すると画像の演算の順番において、上→下、下→上 を繰り返すようになります ( 'yes' の場合はつねに上→下 )。
-dbstyle (ダブルバッファリング)
画像を表示するときにダブルバッファリングを行うかどうかの設定です。
 設定可能な値は 'no' (行わない), 'gdi' (GDI使用), 'ddraw' (DirectDraw使用), 'auto' (自動検出) のいずれかで、このオプションを指定しないと 'no' が指定されたものと見なされます。
 ダブルバッファリングを行う設定にすると、画像をいったん別の場所 (オフスクリーンビットマップ) に描画し、一画面の更新分すべてを描画し終わった後、一気に表示領域に転送するようになります。これにより、画面のちらつきを抑えられる可能性がありますが、描画のパフォーマンスは低下します。
 ダブルバッファリングを行わない場合は、各 分割領域の画像演算が終了した時点で、順次 表示領域に転送します。
 ダブルバッファリングは、オフスクリーンビットマップの確保場所によって2つの方式があり、GDI を用いる方法と DirectDraw を用いる方法があります。
 どちらがパフォーマンスが高いかは環境によって様々ですが、このオプションに 'auto' を指定することにより、自動的にパフォーマンスを計測し、どちらかパフォーマンスの高い方を選ぶようになります。この測定は、ウィンドウを表示状態にした直後の最初の描画に便乗して自動的に行われ、約 1 秒を要します。
 ダブルバッファリングを行う場合は、 waitvsync オプションも 'yes' (行う) に設定することにより、ちらつきの抑制をさらに期待できます。
 ダブルバッファリングはメインウィンドウにのみ適用されます。
-waitvsync (垂直同期待ち)
トランジション(画面切り替え)などでディスプレイの垂直同期を待ってから描画するかどうかの設定です。
 設定可能な値は 'yes' (行う), 'no' (行わない) のいずれかで、このオプションを指定しないと 'no' が指定されたものと見なされます。
 'yes' を指定すると画面のちらつきを抑えられる可能性がありますが、描画のパフォーマンスが低下する可能性もあります。
-aamethod (アンチエイリアス文字描画方式)
アンチエイリアス文字描画方法の設定です。
 設定可能な値は 'auto' (自動), 'res4' (リサンプリング4×4), 'res8' (リサンプリング8×8), 'api' (Windows API) のいずれかで、このオプションを指定しないと 'auto' が指定されたものと見なされます。
 'auto' の場合は現バージョンでは WindowsNT 系の OS では 'api'、Win9x 系の OS では 'res8' を自動的に選択します。
 'res4' または 'res8' では、数倍の大きさ (4×4 または 8×8) で文字を描画し、それを縮小することでアンチエイリアスを実現します。res4 の方が res8 よりも高速ですが、精度は低くなります。
 'api' では GetGlyphOutline API を用いてアンチエイリアス文字を描画しますが、いろいろと不都合の多い API のようで環境によっては正常に描画できない可能性があります。
-jpegdec (JPEG画像デコード精度)
JPEG画像のデコード(展開)の精度の設定です。
 設定可能な値は 'normal' (標準), 'low' (低い) のいずれかで、このオプションを指定しないと 'normal' が指定されたものと見なされます。
 'low' を指定するとデコードは高速になりますが画質は低くなります。しかし、見た目ではほとんど違いはありません。






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