ドラゴンナイツ・グロリアス
印象に残った登場人物紹介


【ダイク・トンプソン】 ( 主人公。名前変更可能 )
ごく普通の性格をした少年だけど、あんまり賢くはないと思う。
よく言えば正直者すぎるんですよね。
仲間エンドや旅立ちエンドのときに、どうして騒ぎになりそうなことまで真正直に、わざわざ喋るのかと思いました。
嘘をつけとまでは思わないけど、今後の影響を考えれば肝心な部分は伏せて退室を願ったほうが絶対に良かったのに〜っ。

ところで、彼の出生や『強い絆』とか『まだ完全ではない』という伏線が気になってたまりません。
実は当初、妖精の出現や受験購入日に聞こえた竜の呼び声から
『主人公は人間と竜の間に生まれた子どもなのかも』などと力いっぱい的外れなことを予想していました。
大ハズレでしたね(^^;)

『ホンモノの男』とは何か。どうして妖精の姿を見ることが出来るのか。
何故ドラゴンと会話ができるのか、というのも謎に包まれたままなのが残念すぎる。

あ、でもドラゴンといっても会話できるのは1匹だけ、なのかな?
・・・きっと後続として発売される作品とかで徐々に明らかになって行く予定だったんだろうなと思うと、切ない。


【チコ・ナバント】
口が悪くて態度も不遜なんだけど本当は仲間想いの激情が渦巻く少年! ボーボより熱いかもしれない。

犯した罪から逃れるためにドラゴンナイツを目指すというのは最初、どうかなと思ったけれど、研修生になったときに聞ける話やスラムでデートしたときの独白は胸に沁みました。
いろいろツライ想いばかりしてきたんだね。なんだかチコが愛しくなってきてしまいました。
主人公を親友だと認めて宝物までくれたのが嬉しかったです。

意外と霊感が鋭いみたいで崖でのデートは楽しかった。
いちいち反応が可愛いんです、彼(^・^)v
虐めたくなる種類の可愛さです。もう大好き。

ドラゴンに熱烈歓迎されるのも判る気がする。あれは素敵だった。
爆笑しているリリスと同じように私も画面の前で笑っちゃいました。
冷静なパットの、ひとことコメントも最高! 光景が目に浮かびます。
惜しむべきはチコとのエンディングが無いことかな。友愛エンドでもいいから欲しかったです。


【ボーボ・ゲンタツ】
熱い男。というより暑苦しい男って感じの風情です。年齢は36だけど、外観は40代にしか見えませぬ。
性格は支離滅裂で掴みどころがない変わった人なんだけど、意外と試験でも戦闘でも活躍してくれます。
パットほどじゃないけど、そこそこ魔法を使えるのが嬉しい。
敵は物理攻撃より魔法攻撃に弱いみたいなので魔法は重要なのです。

『ザクリガンの崖』でデートしたときに、「気が合いそう」「人にはいろんな事情があるから」と答えたら悲しい過去を告白してくれたのが印象的でした。

『恋人との散歩道』でデートしたときはボーボの、真面目なんだか本気なんだかよく分からない態度が面白かった。
いいのかボーボ! と思わず突っ込んじゃった(笑)


【リリス・ランバルディ】
世界で1番強くて食い意地の張った美少女。性格は明るく前向きで自由奔放。

頭を使うより先に行動するタイプで、他人の名前を覚えようとしないわりには、なぜかパットの名前だけは覚えていました。
リリスも女の子。美形には弱いんでしょうか。パットを大事な仲間と認識している様子は、ちょっと微笑ましいです。

奔放さは欠点になることもあるけれど、プラス思考というのは素晴らしいことだと思う。
彼女に知らず知らずのうちに元気づけられていることも多いんじゃないかなって気がしました。


【パット・デュケン】
冷静で聡明。試験では毎回90〜100点をキープしてくれるし、素早さや魔法にも優れているので冒険でも頼りになる万能タイプ。
しかも綺麗です。あの美貌で微笑みかけられると胸が高鳴りました。

それだけにデートでのボートイベントは衝撃でしたけどね。
ちなみに、その身からは甘い匂いがするらしいです。
デートでホテル『ローズロッサ』に連れ込んだら、「エスタローゼ」という姉の形見の香水をつけているということを教えてもらえました。
お姉さんもきっと美人だったんだろうな。
でも語るパットの表情は暗いので、多分ドラゴンナイツを目指す理由には、姉のことも絡んでいるんだろうか、としんみりしていたら。
その後で『ビビの噴水広場』デートしたら、姉の話は嘘と言われたり。
本当かなぁ? 本当だとしたら、このときの話に出てきた「隣のお兄さん」とやらの詳細が気になるところです。


【パトリシア】
私が初めて迎えたエンディングは彼女とのハッピーエンドでした。
話すたびに、なんというか違和感が付き纏うのですが、そのうち慣れるでしょうか。

彼女とのバットエンド『さらばパトリシア』はメチャクチャ苦労しましたよ〜っ!
なにせ、ほんの僅かでも他のキャラと仲がいいと見られないのです。しかも男女を問わず、です。
たとえ誰ともデートしなくたって、自分より仲がいい奴がいるのは許せないらしい。

嫉妬深いねパトリシア。我侭すぎるぞパトリシア。でも可愛いよパトリシア。

誰とも仲良くならないために、とことん嫌な奴にならねばならない。
ポーチェの店ではバイトを避けるとか他の女の子には会わないようにするとかは当然として。
研修生になったときにはボーボの様子を見に行って酷い目に遭っているのを放置したり。
実技でリリスの我侭を断り、勝手な行動をしたときには怒鳴ったり。
最終章でのチコの仲間意識を無視して先に行こうと言ってみたり。
うーむ、ストレスがたまる。
しかも、こんなに苦労したのにバットエンディングの切なさときたら、もう。

なんというか・・・いろんなことがいろんな意味で、いろいろ残念だったけど、まぁこれはこれでいいのかも、ね。


【マリアン・カルティーノ】
元気で明るい、下町の人気者。さっぱりした性格をしているけれど、傷つきやすいところが女の子らしいと思う。


【ティナ・カラット】
酒場『レッドシャーク』の娘、ティナはデートに誘うまでが大変です。
バイト前にはセーブ必須! 1回でも失敗したら好感度大暴落な気配なので気を抜けません。
パーフェクトにこなすには記憶力が追いつかないので、素早くメモを取りながら頑張りまくった記憶があります。
( ポーチェの店ならメモなしでも顔と料理が一致するんだけど、ティナの店は難易度が高いと思う。その分、給料も多いけど )

美人だけど、高慢で我侭だから気の短い人だとカチンとくるところはあるかもしれない。
人のことを貧乏人だと蔑んだり、せっかくデートに誘っても文句ばかり。
というか彼女は、デートに連れて行ってもお気に召す場所が極端に少ないので困りました。
かといって毎回同じ場所にばかり連れて行っても好感度は上がりませんしね。むぅ。

でもキュートな一面もあるんです。本来は父親想いの良い娘なんですよ。

私的にはハッピーエンドよりバットエンドのほうが印象的でした。
女の子との恋愛バットエンドの中で1番、良心的なのはティナだと思いますです。


【ポーチェ・パトランジェ】
彼女は清楚可憐なヒロインタイプ。不思議な力を持っていて、エンディングも多め。

ドラゴンナイツを相手に直談判ができる度胸があり、商才に富み、家庭的な少女なのです、が。
私は結構、計算高い性格をしているんじゃないかと思っています。

主人公に荷物持ちをさせて、気遣うような態度を見せながらも際限なく買い物をするところとか。
バットエンド時の態度 ( そりゃないぜ、ポーチェ! と叫びたくなった ) を思うと、どうしてもね。

でも嫌いではないですよ。強く、たくましく生きている女ってのはいいもんです。
エンディングもね。彼女との文通エンドが、個人的には1番幸福な結末だと思っています。


【クリフ】
主人公の実親の親友で、主人公を男手ひとつで育ててきた。
無口だそうですが、熱い魂を持った涙もろい一面も。
旅立ちの日に、想いを込めて主人公を抱しめていたシーンは感動しました。

多くは語らないけれど、もしかしたら主人公の運命を薄々、知っていたのかもしれないですね。

実際かなり凄い経歴を持つ人物なのですが、まだまだ謎に包まれている部分が多いです。
過去に何があったのか非常に気になります。


【グーリコ】
愛すべき馬鹿。
最初は鬱陶しい、とか。そのオチョボ唇に指を突っ込んでみたい、とか。ぷくんっと膨らんでいる頬を握りしめたい、とか。
いろいろと思いましたけど、意外と涙もろくて感動しやすい素直な性格をしてました。

変な喋り方をして暴力的なところもあるけれど結構、気前も面倒見もいいみたいです。
主人公と商売を始めるエンディングでは彼を見直しました。いい男じゃないか!

ついでに外伝での主人公に、さりげな〜く住む場所と仕事を与えるところも、いい奴だと思ったよ!
まぁ、あっちの主人公のほうは嬉しくなかっただろうけどね(^^;)


【タートス教官】
厳しい指導をしてくれる、いかつい男。
態度は不遜だし言葉もキツイですが、きっとプライドが高くて真面目なんだろうなと思う。
でもやっぱり元々の性格は、ちょっぴり意地悪かもしれない。

ところで、実技試験のときにタートス教官がウイングドラゴンに乗っていたのを見て驚いたのですが、もしかして現役のドラゴンナイツなのでしょうか?

ドラゴンナイツ引退のときにはファイナルティアーズセレモニー( 別れの儀式 )で聖地に自分のドラゴンを還し、引退後に竜の飼育はしないという慣わしだったはずですが・・・うーん?
教官職の場合は特殊なのでしょうか。


【空竜隊】
プライドが高くて嫌な性格をしてる人たちが密集してます。
ドラゴンナイツの花形だから天狗になるのも仕方ないのかな。

エースであるマイケルは、ことあるごとに自他を問わず生命を奪うことに重点を置いちゃってるところが極端だと思う。
でも本当に必要と判断したものについては受け入れるという姿勢はあるらしい。
そういうところをチラッと見せてくれると ( 普段が極端で不遜な言動ばかりなだけ、必要以上に ) いい人に見えました。

そんなマイケルの弟であるビリーは・・・
ちょっと頭の弱い子なのかなぁとか失礼ながら思ってしまいました。特に外伝が。
性格が悪いですし自業自得なんだけど、本編でも外伝でも可哀想な役回りばっかりでしたから、あんまり憎めない。
言動が子どもっぽすぎるところが微妙に可愛い気がしないでもないです。なんだか母性本能を擽るタイプですね。

音速で飛ぶ竜を見事に乗りこなし、魔法にも戦闘技術にも長けているルーベンガルツ隊長は金髪が自慢のナルシスト。
フェミニストな美形です。ただし性格は、やっぱり・・・むぅ。
個人的には、マイケルの取り巻きラムゼイの『イーヒッヒッ』と同じくらい、隊長の『はっはっはっ( 悪気は無い )』が癇に障ります。
仲間エンドの場合は、せっかく獲得できた新隊員が・・・なので、その辺りは気の毒と言えないことも無いかな?


【海竜隊】
ギルティ隊長しか出てこない。確かに地味な部隊です。
無口だから今ひとつ人物像が掴みにくいのですが、竜を大事にしていることは伝わってきます。


【地竜隊】
地竜隊は性格のいい人ばかり集結しています!

バーナードは、お兄さんタイプの好青年で温かみのある性格をしているので、困ったことがあったら何でも相談できそうです。

エースであるシグナスは、気さくで豪快。
金銭感覚は破綻してますな。
酒場いる客全員に奢っちゃうなんて気前が良過ぎです。彼の奥さんになる人は家計のやり繰りが大変だろうな。
とはいうものの、ドラゴンナイツだから金銭で困ることは無いのかもしれない。
『ブルーグラス』での乱闘のとき、シグナスは酔い潰れて寝てしまっていましたが、どこででも眠れるという豪胆さも素敵だと思う(笑)

ただ、兵士百人に匹敵するほどの実戦能力を誇るという地竜隊・・・それが5人もいて、酒場で乱闘騒ぎになったのに、よく怪我人も出さずに無事でしたね。

地竜隊員1人だけでも、チコと酒場にいる客を全員あっさり倒せそうなんだけどなぁ。
泥酔してたら理性とか歯止めが利かなくなっちゃうから、マズイことになりそうな気がするんだけど。
ん〜、まぁいいや。

最終章でパットを主人公達のところに連れてきてくれたのも、隠れた優しさというか懐の深さが垣間見えたような気がしました。
多分ああいう展開になるだろうことを見越していたのではないかと思います。
ああいう性格だからチコとは諍いになることも多そうだけど、逆に気も合いそう。
じゃれつく仔犬と少々荒っぽく遊んであげてる狼みたいな感じ。

隻眼のグリッケン隊長は、大親分という風格が漂っています。
きっと地竜隊の居心地がいいのは、この人によるところが大きいのではないかと思います。

初代ドラゴンナイツであるホルス王子に近いと噂されているだけあって、正義と人情に溢れている男前!
バーナードの話によると、隊長はドラゴンフェアリーの姿を見たこともあるらしいです。

仲間エンドのときも自分が不利益を被ることを承知の上で主人公に味方してくれたのが格好よかった。
主人公が竜に話しかけている内容も胸に留めていて、真実に気づいていてくれたというのもいい感じかも。
眠りの風にも耐性があって、激励してくれたのは感動です。
新隊員を失っても彼ならきっと納得してくれるんだろうな。でも多分、空竜隊は納得しないと思う。

あの後のことが大変ですよね。まず間違いなく空竜隊からは睨まれるでしょうし海竜隊は・・・どうだろう。微妙?
隊員数では地竜隊が一番多くて、隊長に生命を賭けている部下ばかりで団結力も並外れているので大丈夫かな。

何にせよ、またどこかで再開したいと思うような人物でした。大好きです。


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