愛の悪魔 フランシス・ベイコンの歪んだ肖像
LOVE IS THE DEVIL（1998年作品）
ダニエル・クレイグ、デレク・ジャコビ 他
刑務所から出所し、お金もないジョージ（ダニエル・クレイグ）はある晩、盗みに入った家で家主に見つかってしまう。しかし、家主は「画家の家に泥棒にはいってもなにもないぞ。それよりベッドにこないか？」と誘った。家主は有名な画家フレンシス・ベイコンだった。ジョージはそのままフランシスと関係を続け、モデルとして恋人として彼の傍にいたが、彼の取り巻き連中からの嘲笑を浴びて彼の芸術を理解できない人間としてみられてゆき、フランシスからうける歪んだ愛情に身を焦がして自滅の道を突き進んでいた…。
画家フランシス・ベイコンと7年もの間モデルとして恋人として傍にいたジョージ・ダイアーの話。エロチックといばそうかもしれないが、直接的なセクシャルな場面はない。(絵画のような絡みはダニエルの身体が美しく見える）しかし、歪んだ愛情を一心に受けてジョージが崩壊していく様は可哀相としかいいようがない。それも愛だ、とはあまりに悲しい。フランシスはジョージの前にいた恋人（男）も自殺している。（事実）結局、フレンシスにとっては、愛情の対象ではなく作品のモチーフなのだろう。ただ単なるインスパイアされるモノでしかないのだ。事実、ジョージをモチーフにした作品は群を抜いて素晴らしく、評価も高い。
ラストでフランシスはジョージが亡くなったと他人からお悔やみを言われても、ケロッとしていた。（その表情の憎たらしいこと←ジョージというより、ダニエルファンだからか？）そのお悔やみを言っていた人物は、あの『デビッド・ホックニー氏』…本人かと思ったよっ！（不謹慎にも笑っちゃったじゃないか―！）
エロ情報：モザイクなし。風呂場のシーンでダニエルさんのお体全てが見えますっ！！ええ、そりゃもうモロ珍子仕様でかなり長めの時間見ることが可能で、カメラは浴槽に寝そべるダニエルを上から映しているシーンです。（…唯一残念なのが、勃ってないこと＝爆）DVD買おうかなぁ…アレのためだけに…。（多分、モザイクないよね？）
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- 愛の悪魔 フランシス・ベイコンの歪んだ肖像
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- 絡み洋画::ア行