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コーラスライン

A Chorus Line (1985年作品)

マイケル・ダグラス、テレンス・マン他

ミュージカル映画。
マイケル・ベネット原案・振付・演出の同名舞台劇の映画化。
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売れっ子演出家・振付師であるザックは、新しいショーのため、男女各4人ずつのコーラスを選ぼうとオーディションを開催。多くの参加者から最終予選で残ったのは男女16人。そこにザックの元恋人で、彼を捨ててハリウッドに渡ったキャシーが現れ、「自分もコーラスのオーディションを受けさせて欲しい」と懇願する。彼女はかつてブロードウェイで名声を得た女優だったのだが、今は仕事もない状態で、ダンサーとして再起をかけようとここまでやって来たのだった。しかし、ザックは断り続け「君のような人間が”コーラス”としてできるのか?」と厳しく言い放ち彼女を拒否する。 友人であるラリーの取り成しでとりあえず、ザックを説得しようと舞台裏で待つキャシーだったが、オーディションではダンサー達の素直な気持ちを聞くためのザックの質問が淡々と繰り広げられていた。

『ゲイ』のキーワードで見たのではなく純粋(いえ、いつでも純粋に映画好きです)に見たかったから。意外ですがミュージカルというかダンス映画は好きなんです。(だって踊れないもん)
最終選考16人に絞られた登場人物たちが、己の生い立ちを個々に喋るシーンで「あんただね!」っと思える男性…約2名=勿論、大当たりです。

高校生の時にゲイを自覚したグレッグとプリエトルコ人なのにスパニッシュ顔だからと言っていたポールの二人。絡みがあるシーンはこの映画では皆無ですが、二人が個々のアイデンティに向き合って歌え上げるシーンがいいです。特に良いのは劇中リッチー・ウォルターズ(黒人)が「サプライズ・サプライズ」を歌うシーン。鋭い刃のような体形で踊る姿にゾクゾクします!(歌詞は初体験を赤裸々に発表)私は舞台は見ていないのですが、このシーンは舞台の方にはないそうです。長編映画用に用意された楽曲なので、オリジナルということらしい。

「コーラスライン」と言えば「ONE」。ラストシーンにも登場する楽曲ですが、金色に輝く燕尾服に身を包んだコーラスのダンサー達に感動です。この映画は「絡みリストの映画」だとわかっているのに、肝心なことが思い出せないことが多く、結局、見直してからのアップです。しかも、古すぎてレンタルなし(しかもDVD化なし。されても廃盤になってます)困ったもんです。(探し出したチラシやパンフレット見たってわからん!)しかし、今回は助かりました!(テレビで放送してました!)

Title
コーラスライン
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絡み洋画::カ行