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真夜中のカウボーイ (邦題は真夜中のカーボーイ)

MIDNIGHT COWBOY(1969年作品)

ダスティン・ホフマン、ジョン・ボイド 他
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ジェームズ・レオ・ハーリヒーの同名小説の映画化。
アメリカン・ニュー・シネマの傑作。故郷テキサスを後にし、ニューヨークへと向かうジョー(ジョン・ボイド)はカウボーイスタイルで金持ちの女を引っ掛けて金を稼ごうと考えていた。しかし姿かたちがイケてない田舎モノであるため、冷たい群衆の視線の中のニューヨークでは思うように行かなかった。そんな彼はある日、バーで足の不自由な小男ラッツォ(ダスティン・ホフマン)と知り合う。思うままにいかない女性との出会いは、売春の凱旋人の紹介をするというラッツォに金を渡し、段取りを組んだが、紹介された凱旋人は「ゲイ専門」だった。ラッツォを問い詰めて金を返すように行ったが、彼の手には既に金はなかった。しかたなく、ジョーは謝るラッツォを許し、二人で共同生活を始めたが、ラッツォは病魔に冒されていてジョーはラッツォを養いながらジゴロ家業を続けるのだったが…。

田舎から出てきたカウボーイ姿のジョー服装がニューヨークで浮いている場面と、都会の挫折を嫌という程味わって暮らしてきた足の悪い年上の男ラッツォの姿が比べるように映し出されるのが、非常に印象的だ。そんな二人に奇妙な友情が愛情へと昇華した時に始まってしまう悲劇がラストを予感させて物悲しい。ラストのホフマンが失禁しながら死んでゆくシーンは涙です。

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真夜中のカウボーイ (邦題は真夜中のカーボーイ)
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絡み洋画::マ~ワ行