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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女

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Man som hatar kvinnor

ノオミ・ラパス 、マイケル・ニクヴィスト 他

2009年2月27日にスウェーデン及び、デンマークで同時公開。 未公開シーンを含む完全版はCSチャンネルAXNミステリーにて3部作全てが放送。(「ドラゴン・タトゥーの女」「火と戯れる女」「眠れる女と狂卓の騎士」から成る三部作)

この2009年のスウェーデン映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』はリメイクで、ダニエル・クレイグとルーニー・マラが主演としてハリウッド映画化されている。

敏腕ジャーナリストとして鳴らしたミカエル・ブルムクヴィストは、大物実業家のスキャンダルを暴いたばかりに名誉棄損で有罪判決を受けてしまう。そんな矢先、40年前の少女失踪事件の真相解明を大企業グループの重鎮ヘンリック・ヴァンゲルから依頼される。早速、ヴァンゲル一族の住む孤島で調査を開始したミカエルのもとに、天才ハッカーにしてパンキッシュな出で立ちの若い女リスベットが貴重な情報を持って訪れる。ミカエルはリスベットとともに失踪事件を追ってゆくが…。

「フィンチャー版『ドラゴン・タトゥーの女』あえて「スウェーデン版」ってところがミソです。というのも、雑誌「ミレニアム」の編集部にいるアートディレクター兼共同経営者のクリステル・マルムは少々露出症の気がある同性愛者だが、フィンチャー版には影も形もないのでこちらの作品をリストにあげました。(ストーリー上でも何のかかわりもないので、リストに挙げるのはどうかと思ったんですけどね~)ただ、リスベットはバイでミミという友人と肉体関係があります。

未公開シーンを含む3部作は見ましたが、かなりの忍耐が必要だった。内容がキツイの一言につきる。これは「絶対流行らんなぁ」と思いました。しかし、まさかのハリウッド化にはびっくり! ストーリーはいい。上々だし、キャスティングもいい、だがコレの内容が内容だけに見た後の後味の悪さときたら……(しんどすぎる)スウェーデン映画特有のブルーグレーのようなボケた色味の曖昧な映画を白黒はっきりとしたハリウッド映画にするにはちと違うような気がする。

一応の決着を見るのでそれなりに丸く収まるのだが、リスベットに関してのシーンが個人的には辛いもので、引っかかりはここだけだ。だから、リスベットが復讐しても「よし、グッジョブ!!」と思ってしまうほど相手がひどかった(私はこの件のシーンが嫌でたまらなかったです。勿論、フィンチャー版でもこのシーンはカットされていません)

それから、この作品は作者が他界しているため第4部が途中のまま絶筆となっておりパートナーであった女性が作者と正式に結婚をしていなかったため、協同執筆者となった彼女は権利がなく公表の予定がないらしい。とりあえず、3部作といまのところなっているようだ。

Title
ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女
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妄想洋画::マ~ワ行