Entry

トップ > 絡み洋画 > サ行 > 最終目的地

最終目的地

the city of your final destination

アンソニー・ホプキンス、真田 オマー・メイワリー 他

原作は「最終目的地」
監督はジェームズ・アイヴォリー監督

コロラド大学の教員オマー(オマー・メトワリー)は、1冊の著作を残し自ら命を絶った作家ユルス・グントの伝記執筆の許可を得るため、ウルグアイのユルスの屋敷を訪れる。そこではユルスの兄アダム(アンソニー・ホプキンス)とその恋人ピーター、ユルスの妻、そしてユルスの愛人と娘が一緒に暮らしていた。オマーは、遺族のキャロライン、アーデン、アダムに伝記執筆にあたっての交渉をするが、アーデンとアダムは賛成し、作家の妻のキャロラインに反対されてしまう…。
ファイル 465-1.jpg
いや~、良かった!…が、売れねぇ映画だということは始めに言っておこう。商業的に考えるとよっぽどメセナな会社でないとこのご時世では無理だ。華やかな画面でもなく、トリックが散りばめられたストーリーでもなく、ましてや3Dじゃないとくればこの待遇は仕方がないかもしれない。(公開が遅れに遅れ、終いには日本未公開だ)しかしながら、ほんとDVD(ブルーレイも)だけでも発売してくれてよかったよ~。せめて日本版ぐらいだしてくれ(リージョン1じゃねえか)

英語なんてからっきしの私は、パソコン鑑賞で、英語字幕(字幕はないのですが、クローズドキャプション仕様なので読むことが可能)。読んでも詳しいことはわからないので、そこは手書きで書き写し、翻訳をして理解するという、そりゃもう努力の鑑賞会でした。そんな苦労しても見た結果、「日本ロードショー」という神様からのプレゼントが?!

…と、つい最近まで日本未公開でした。が、やっとのこさDVD販売(海外版のみ)でしたが、更に喜ばしいことに、2012年10月に日本公開、一部ではありますが無事単館ロードショーされました。

ピーター役の真田さんもいいが、彼を想うアダム役のアンソニー・ホプキンスが良かった!(当然だな)後半、年老いたアダムが先に逝ってしまう自分が後に残すことになるピートに何か金銭的に援助しなくてはと思いが募り、ピートと口論となるシーン。個人的には「本編中最大の盛り上がりシーン!」年老いたことに不安を感じるあまり、ピートのことしか考えられなくなったアダムをピートが「僕をよく見て、もう40歳だよ」彼を「sweet boy」と呼ぶアダムに苦笑いを隠させないピートが若くはないと言う。「25年連れ添っているんだよ」ってこんな良いシーンでバクダン発言!…40-25=15…っじゅうご???ウソー!! あ~いやいや、こんなことで驚いてはいけない! むしろどんとこいだ。

Title
最終目的地
Category
絡み洋画::サ行