愛美の奴隷生活
まーくる:作

■ 第二章 始まった主従生活3

その日の放課後、例の旧校舎3−5へ向かった。教室に入ると、三人は談笑していた。

「お、来た来た。」

桃子が待っていましたとばかりに言葉を発した。
エリカはなんとも妖艶な笑みを浮かべていた。そして愛美が目の前にやってくると、早速話し始めた。

「愛美、今日はこれをやってもらうわ。」

そういってエリカは愛美にあるものを渡した。それは長さが15cm以上ある青黒い色をしたプラスチックの棒、そう、俗に言うバイブであった。
愛美はまだ性経験はなかったが、さすがに最低限の知識はある。バイブを何に使うかは知っていたので、渡された瞬間に目を疑い、そして一気に血の気が引いたのだった。
そのリアクションを見たエリカは満足そうに話を続けた。

「それを舐めなさい。ふふ、優しくね。」

その言葉を理解できず、愛美はエリカの目を見ていた。
その間の抜けた空気に、三人は笑い始めた。そしてひとしきり笑うと桃子が説明しはじめた。

「だ・か・ら! そのバイブを男のち○ぽだと思って頬張れってことだよ!」
「えっ!!?」
「センパイいいなぁ〜♪ そんなおっきいので練習するなんてぇ。奈緒美羨ましいなぁ。私も欲しいぃ〜」
「……」
「そういうこと。さぁ、愛美。さっそく練習しなさい。」
「……」

愛美は俯いたまま無言だった。なぜこんな目にあわないといけないのか、なぜ生意気な下級生徒にここまで見下さなければならないのか。まさかこんな卑猥なことをさせられると思わなかったので、愛美は怒りに震えていた。そして怒りの視線をエリカへと向けた。

「あら? お気に召さないようね。なら別にやらなくてもいいわよ。」

愛美はその言葉を疑った。エリカがそんな優しい言葉をかけてくれるとは。希望を見出した愛美だが、次の一瞬で破壊された。

「私は、え、エリカ様と、奈緒美…様…と、も、桃子様のど、ど、奴隷になることを誓います。」
「エ…エリカ様。ど、奴隷に…していただき…あ、ありが…とう…ご…ござい…ます。」

奈緒美が開いたケータイのファイルには跪きながら奴隷宣言する愛美の姿が映されていた。ケータイの性能の高さもあって鮮明な画質であった。そしてそれはエンドレスに流れ続ける。

「私は、え、エリカ様と、奈緒美…様…と、も、桃子様のど、ど、奴隷になることを誓います。」
「エ…エリカ様。ど、奴隷に…していただき…あ、ありが…とう…ご…ござい…ます。」
「私は、え、エリカ様と、奈緒美…様…と、も、桃子様のど、ど、奴隷になることを誓います。」
「エ…エリカ様。ど、奴隷に…していただき…あ、ありが…とう…ご…ござい…ます。」
「私は、え、エリカ様と…………」

「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

愛美は顔を隠し、その音を掻き消すように叫び突っ伏した。その姿をみてエリカは満足といわんばかりに微笑んだ。そして愛美の耳元で囁いた。

「ワタシの言うこと聞いてくれるかな? ド・レ・イさん」


その日愛美は生まれてはじめてバイブを咥え、口奉仕の仕方を経験することになった。

「もっと奥まで咥えろよ!!」
「やさぁ~しくするんですぅ♪ センパイの大事な彼なんですからぁ、アハ」
「目線は上だぜ! もっとちゃんとしな!」
「ソフトクリーム食べるみたいにペロペロしてぇ。んふふ、愛美上手いよぉ♪」

桃子と奈緒美が色々と指示し、エリカはそれを嘲笑いながらずっと眺めていた。

「これから毎日ここに来て1時間、家に帰っても1時間練習しなさい、愛美。」
「…は…い…」


エリカたちはそう愛美に指示をだした。愛美は顎の痛みを感じながらも呆然とし、返事をつぶやいたのだった。

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