アオイ空ふたりミサキにたたずんで
田蛇bTack:作
■ 2
「美咲ちゃんは、どこが感じるの?」
「いや、やめて…」
「やめられないよ。これはボクの仕事なんだからね。」
冷房の聞いた部屋。静かに流れるゆったりとしたBGM。
用意されたダブルベッドは、一瞬で非処女に施術される手術台に変わった。
前チャック式のセーラー服はすぐにはぎとられてしまった。お気に入りの花柄のスポーツブラが霧也の前にあらわになる。
霧也の大きな手が、乳房にもならないような胸を掴んだ。痛い…。
スポーツブラもはがされると、霧也は乳首をなめてきた。
「ふはっ」
くすぐったいのといやなのとで、声が出る。やめて、お願いだから…。
けれど抵抗するほど霧也は乳首を舐めるので、とうとう抵抗を諦めた。
もうどうにもならないことぐらい、私にはわかっていたから…。
霧也は乳首を舐めたまま、反対側の乳首を指ではじく。
「あぁ!」
くすぐったいのと痛いのと、その中間の変な感覚が起こる。そして股の間の温度が急激にあがってきた気がした。
おもわず足をもぞもぞ動かしてしまう。
それを合図に、霧也はスカートの中に手をつっこみ、パンツをはぎとった。
股の間がスースーする。
「みせてね」
霧也の顔が股の間にいく。
「あぁ、割れ目がはっきり…」
「まだうぶげばっかりだね」
霧也はいちいちうるさい。そんなこと言われなくてもわかってる。
そうじゃなくてもうぶげばかりなのはコンプレックスなのに…。
「ひろげるよ」
霧也は割れ目のすじに指をいれて、それをゆっくり開いた。
股の中まで冷房の冷気があたる。しめっていたものが乾いていくようなパリパリとした妙な感覚があった。
「あれ…?」
そして霧也が不思議そうな顔をしたと思うと、体に電撃が走った。
あぁあ、そこは…!!
「美咲ちゃんのクリトリスって長くね?」
…そこを、つままれてしまった。
いつも私が一人でいじっている秘密の場所…触られたら誰にも言えないような秘密の感覚になる場所…。
「まるで小さなペニスだね」
霧也はそこまでいうと、おしゃぶりにでもすいつくかのように口に含んだ。
「ああああ!!」
「きもちいいんだ」
「ううっ…」
そして霧也はとんでもないことを言ってきた。
「君、10歳の時からオナニーしているんでしょ。パパから聞いているよ」
世界が真っ暗になった瞬間だった。
■つづき
■目次
■メニュー
■作者別