恥辱アルバイト
木暮香瑠:作

■ 休日の奉仕レッスン2

 テーブルの上にあがらされた綾香は、長い足がひときわ強調され、モデルのようなスタイルに男たちは歓喜した。今日の綾香は、胸にフルーツのプリントがされたピンクのTシャツにジーンズを履いている。少しでも、女らしさを消したかったのだ。しかし、どんな服を着ていようと、綾香のスタイルのよさは隠せない。きゅんと引き締まったヒップや、すんなり伸びた足にジーパンは似合っていた。恵美子は、ビデオカメラをセットしている。
(ああ、また、ビデオに撮られるの?)
「さぁ、綾香、脱いでお前のすばらしいヌードをみんなに拝ませてやってくれ」
 小林は綾香に言った。
「あぁ、どうしても脱がなくちゃいけないんですか?」
 綾香は、切ない瞳を小林に向け、祈るように言う。
「あたりめーだ。遅れてきやがって、俺様に恥じかかせたんだからな」
 小林がドスの効いた声で命令した。綾香の恐怖心が大きくなっていく。助けを求めるように、他の4人を見るがみんなの目が早く脱げといってるように見える。綾香は、観念して、Tシャツの裾を両手を交差させ捲り上げていく。引き締まったおなかに、縦長の臍が覗いてくる。すこし、ためらって、意を決したようにTシャツを捲った。白とピンクのチェックのブラジャーが姿をあらわす。3/4カップのブラジャーは、胸を寄せ、相乳がくっきりと谷間を作っている。Tシャツを首から抜くと、背中まである髪がさらりと舞い、綾香の胸を隠した。
「髪が邪魔だな。背中に回せよ」
 小林の命令に、綾香は、髪の毛を手で背中にかき分けた。その仕草に、18歳の色気が漂う。綾香は、恥ずかしさのあまり、顔から、ピンク色に染まっていく。ブラジャーからはみ出した肉球もピンクに染まっていった。綾香は火照った顔を下に向け、ブラジャーの上から両手をクロスして隠した。そこから動けない。小さな背中が、また、膝がガクガクと震える。

「もったいぶらずに、Gパンも脱げ」
 綾香がジーンズのボタンを外し、ファスナーを下ろす。ブラジャーとお揃いのパンティーが覗く。ジーンズをお尻から脱ぐと、ピタッとしたジーンズは、パンティーもいっしょに下げようとし、お知りの割れ目が覗いてしまう。太ももまでジーンズを下ろした綾香は、恥ずかしそうにパンティーを引き上げ、元に戻した。そして、ゆっくりジーンズを下げていく。前かがみになった胸は、大きさがさらに強調され、重たげに飛び出している。
「う、ううっ……も、もう、許してください……、ううっ」
 下着だけになった綾香は、テーブルの上にうずくまって、皆に許しを請うた。

「何、甘えてんのヨ。少し焼きを入れた方が良いんじゃない?」
 恵美子が、小林に目配せをした。小林が、タオルと麻縄を持ってきた。
「なっ、何をするんですか」
 綾香は不安になる。刺青を入れた男が、綾香の手を取り、後ろ手に回し、小林がタオルで猿轡を噛ませた。
「う……むぐぐ……」
 声を出そうとしても声にならない。5人の男たちは、もがく綾香を抱きかかえ下に連れて行き、シャコタンの車のボンネットの上に大の字に寝かせ、手足を縛り固定した。手を結んだ紐は、サイドウインドウを通してもう片方の手に結ばれた。頭がフロントウインドウに乗り進行方向が見える。足は大きく開かれ、足首に結ばれた紐がバンパーの両端へ結ばれた。
「ここでしっかり風を感じられるぜ」
 パンティーの布の2重になった部分を手で擦りながら男たちは笑った。
「少し頭を冷やしな。そうすれば、俺の言うことを聞くようになるさ。
 さぁ、気分直しにドライブだ」
 小林が運転し、車が走り出した。

 車はゆっくりと走っているのだろ。でも、綾香には、ジェットコースターに乗っているような気がした。車がカーブを曲がるたび、身体が横に流される。手足が引っ張られる。
「う……むぐぐ……、ぐぐ……」
 手足が引きちぎれるかのような痛みがはしる。首を振り悲鳴をあげるが、猿轡されていて声にならない。ブラジャーとパンティーだけでボンネットの上に縛られているのだ。時々、対向車とすれ違う。そのたびに、派手なクラクションをパラパラパラーーーと鳴らし注意を引き、わざとゆっくりと走る。対向車の運転手が、全裸に近い綾香がボンネットの上にいるのを見つけ、驚きの顔をする。恥ずかしさと恐怖から、死にそうだった。何分走ったのだろうか、綾香は気を失ってしまった。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊