恥辱アルバイト
木暮香瑠:作

■ 車内は愛液の香り1

 綾香は、外出する社長に同伴させられることになった。
「織田君、外出するから後はよろしく頼むよ」
 玄関を出るとき、織田とすれ違った。織田は、藤堂の後ろを歩く綾香を見つけ言った。
「綾香君も一緒ですか?」
「おおっ、よくがんばってくれてるからご褒美にお昼でもご馳走しようと思ってね」
「綾香君、おいしいものをご馳走になれよ。一番高いものご馳走になっちゃえよ」
 織田は、微笑みながら綾香にウインクをして見せた。

 駐車場にある黒塗りの乗用車は、窓がすべてプライバシーフィルムが張られていて中が見えない。藤堂と綾香が乗り込み、車は車道へと出て行った。片側2車線の中央よりの道を、堂々とした大きなその車は、車の流れなど無視して静かに走ってゆく。

 綾香は、これからどうなるのだろう、何をされるのだろうと、不安の中にいた。
「綾香、服を脱いで裸になれ」
 藤堂が命令する。綾香は、目を見開き藤堂を見た。黒目の大きな瞳がさらに大きくなる。
「ここで脱ぐのですか? いや、外の人に見られてしまいます」
 綾香は、手で顔を覆いイヤイヤと首を振った。
「外からは見えないぞ。フィルムを張ってあるからな」
 確かに乗り込むときにも、外から車内は何も見えなかった。それは判っていてもやはり恥ずかしい。窓の外を見ると、車線を挟んで歩道を歩いている人が見える。その間の車線を、車が藤堂の車を追い越していく。

「ど、どうしても、脱がなくちゃいけないんですか?」
「当たり前だ。雇われてる身で、社長の言うこと聞かないとなると、
 どうなる判ってるだろうな。早く脱げ」
「で、でも……。こんなところで……」
 綾香は下を向いたまま、Tシャツの裾に手をかけたが躊躇していた。
「早く脱がないか」
「はっ、はい……」
 脱ぐといっても、あまり服は着ていない。パンティーはすでに脱がされている。Tシャツとブラジャー、スカートとソックスだけなのだ。綾香は、Tシャツの裾を握る。窓の外を見ると、人たちが歩いているのが見える。時々、歩いている人と目が合う。それは偶然で、外の人からは見えていないと判っていても、やはり恥ずかしい。そっと、裾を捲る。引き締まったおなかに、縦長のお臍がのぞく。
「早く脱がないか」
 藤堂の声が飛ぶ。
「はっ、はい」
 綾香は、意を決してTシャツを首から抜いた。少しでも見えないようにと背を丸くして蹲っている。ブラジャーの上から手で胸を隠し、顔を赤くし下を向いた。
「ブラジャーとスカートも脱げ」
 先ほど、社長室で藤堂のミルクを飲み干してしまった綾香には、逆らうことは出来ない。牝犬アルバイトターとして雇われているのだ。そう誓わされている。綾香は、手を背中に回しブラジャーのホックを外した。
「ああ……」
 ブラジャーは、今まで押し込められていた相乳に弾かれ、床に落ちた。乳首は、もう、飛び出している。朝からノーパンで過ごし、社長室でスカートを捲ったときから乳首は疼いていた。ブラジャーに擦れるたびにズキズキと綾香を刺激していた。
「おお、立ってるじゃないか。スケベな乳首だな」
 藤堂が言った。綾香は、ブラジャーに擦れる乳首が感じていたのを見透かされたようで恥ずかしかった。
「スカートだ。次は……」
 藤堂に催促され、ホックを外し、スカートを床に落とした。
「いや……、恥ずかしい……」
 綾香は、左手で胸を隠し、右手は股間の茂みを覆い隠している。下を向いたまま、頬を赤く染めている。恥ずかしがる綾香に、藤堂は、さらに命令する。
「オナニーしてみろ。恵美子の前では、派手によがり声を上げたそうじゃないか」
「車の中でですか? ああ、恥ずかしいっ……」

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