薔薇の香り
横尾茂明:作

■ 2

「僕…帰ります」

「ば−か、誰が帰すか」
「こんな獲物…クククッいるもんだよな」

「お前に恥ずかしいこと一杯してやろうか」
「んん、してほしいんだろう」

「賢そうな顔して…ボクちゃん…俺が女の子にしてやるからな」

「さー脱げ、泣きたくなるようなことしてやるからよー」

オジサンは言いながら僕のベルトに手をかけてきた。

僕はそれを振りほどきながら立ち上がろうとしたら頬をぶたれた。
凄い衝撃…何か大きな力で押さえつけられた感覚。

「にがしゃしねーよ、ガキ」

髪を掴まれ畳に顔を押しつけ、ジタバタする僕の躯を膝で押さえつけながら起用にズボンを脱がせていく。

そして今度は仰向けにされカッターシャツのボタンが外されていく。

「さー、ブリーフは自分で脱ぎな」
ブリーフだけの姿で畳に尻餅を付いている僕にオジサンは怒鳴った。

「い…イヤです…」

「この野郎、心にもないこといいやがって」
また平手打ちが頬に炸裂した。

力が抜けていく…もう征服されたって感じ。
何されても…もう反抗できない…。

仰向けにされブリーフが下ろされていく…。
恥ずかしくて手で顔を隠した。

腰がスースーして…さらに恥ずかしさが増していく。

「可愛いチ○ポしやがって」
「どれ、尻はどんな感じだ」

オジサンに腰を掴まれ、簡単にひっくり返される。
そして腰を引き上げられ四つん這いにさせられた。

(あぁぁ恥ずかしい格好)

背中を平手で鋭く叩かれ、尻を突き出せと怒られる。
両腿を大きく押し広げられ、すぐに両手を後ろ手に紐でくくられた。

「よし、できたぜ」
「こりゃーいい、思った通りだぜ、この肌…男のもんじゃねーぞ」
「どうよこのすべすべ…まるで吸い付くようだぜ」

オジサンは言いながら僕のお尻を慈しむようになで始める。
太腿もひとしきり触ってから、睾丸…陰茎と揉み込むように触ってきた。

「こりゃまー…可愛い道具じゃねーか、毛も満足に生え揃っていねーんだ」
「フン、これで男の機能はあるんかい」
「しかし女みてーに綺麗に磨いてるじゃないか」
「肛門といい玉といい…お前、女みてーに毎日ココ綺麗に洗ってるのか」

睾丸を両手で揉みながら、お尻を舐め始めた。
肛門が収縮するのが自分でも分かる…(あぁぁ恥ずかしいよー)

オジサンの舌先が肛門にかかった。
躯が収縮するように縮みあがり鳥肌がたった。

しかし想いとは裏腹にペニスはギンギンに硬直していく。
そしてオジサンの指で包皮がゆっくりと剥かれていく。
(あぁぁ恥ずかしい、でも…気持ちいい…こんなことって)

「おっ、スメグマもなく…綺麗に掃除してんじゃねーか」
「やっぱ…女だなオメーは、こんなとこに気が回るのはよー」
「フン、電車の中でいつもオトコにやられてんだろ、恥ずかしいこと」
「だから、いつ触られてもいいように準備してんだろうが」

皮を剥くように、オジサンは亀頭を上下に擦り始める。
包皮が剥け白く幼い亀頭が露出するのが面白いのか、オジサンは笑いながら上下に皮を動かす。

「あぁぁ…おじさん…僕こんなこと…恥ずかしいよー」

「お前…こんなこと…男にされたかったんだろう」
「お前の顔見て俺はすぐにピンときたぜ」
「種族…ってやつかな、おなじ種族…雰囲気だけでわかるもんんだよ坊や」

「……………」

「お前、今日からおれのオモチャな、もう逃げられぜ」
「このアヌス…可愛い蕾だが…ここに太いの入れてやるから」
「泣いて逝くんだぜ坊や」

「その前に射精させてやるからな、気持ちええぞ、男にやられるのは」
「あっ、もう知ってるよなクククッ」

オジサンは舌先を肛門に強くねじ込み始める。
指先は陰嚢とアヌスの間を緩急つけながら揉み込み、陰茎を柔らかく擦る。

(あぁぁぁ……気持ちいい)
(とろけそうに気持ちいい)
(こんなにいいなんて…躯も心も女になっていく…)

僕は首をよじってオジサンの顔を見た。
オジサンも僕の目を見た、お互い見合ったままその恥ずかしい行為は続く。

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