青い目覚め
横尾茂明:作

■ 旅立ち6

明るい日溜まりの中…グチャグチャと卑猥な音だけが静寂の中で蠢いている。

まず由美に快感の波が押し寄せた…
(あぁぁー…来る…来る)
由美は山毛欅の幹にしがみついた…そして崩れまいとして足を踏ん張った。
目の前で星が舞い始め、訪れる絶頂の予感に体が大きく波打った。

「おじさん…由美由美…いっちゃう…いっちゃう…クーッ…気持いいーっ」
「………………」

「いぃぃぃぃぃ−…はぁぁーっ…あっあっあっ…いくぅぅぅぅー」
由美は腰をガクガク踊らせ超快感の波に体をまかせた…。と同時に尿口から勢いよく小便が噴出し…波が押し寄せるたび小便の勢いが変化した。

幸夫は由美が小便を漏らす音を聞いて自制が外れた…強烈な射精感に打ち震え…、
由美の腰を引き亀頭に子宮の底当てを感じると同時に引き金を絞った……。
「うぅぅぅーっ…」
幸夫はこれまでにない…長い射精感に由美の背を噛んだ。
「ぐぐーっ」

二人はそのままの姿勢で2分ほど動けなかった…それほどの快感であったのだ。

先に動いたのは幸夫だった。…幸夫はペニスを引き抜きその場にへたり込んだ。
由美の肛門は伸縮をくり返し、まだ快感の余韻に浸っており…膣にスッポリと穴が明いて…白い精液が溢れ出ていた。

溢れた精液が由美のくるぶしまで伝うころ…由美は「凄かった…」と呻き…幸夫に振り返り…その場に腑抜けた様にペチャンと座り込んだ。
由美は涙を流し、どれ程気持ちよかったかを幸夫に語った。
小便を流しながらの被虐的な快感は、由美の幼心を快楽中毒に陥れるには充分過ぎる刺激で有った。

「おじさん…もっとして! もっとしたいヨー…とろけるほどしたいよー」

「由美ちゃん…チョット休もう…おじさん壊れちゃうよー」

幸夫は今起こった快感にとまどっていた。
…生涯これほどの快感を感じたことが有っただろうか…
妻とのSEXは習慣…否…稚戯にも等しい行為だったと感じた。

腰が痺れ…初めてオナニーした後のように、ペニスが内股に触れただけで悲鳴を上げるほど敏感になっていた。

由美も同様で有った…芝が性器に触れた時…飛び上がるぐらい性器全体の感度が異常に高ぶっていた。
…心はもっともっとしたいのに…性器が待って! と悲鳴を上げていた。

二人はチクチクする芝の上で抱き合い、明るい陽光の中で戯れた。

幸夫は由美にオシッコして見せてとからかった。

由美は恥ずかしいと逃げたが…幸夫は妙に真剣に頼むから…由美は仕方なくチョットだけだよ…といい、仰向けに寝たまま脚を乳房に当たるほど持ち上げ思い切り広げて力んだ。
…オシッコは弧を描いて噴出し…
すぐに終わり肛門を濡らした。

次に由美も
「おじさんズルイ…おじさんもオシッコするとこ由美に見せてヨ!」

幸夫も由美と同じ体制を取り、しようとしたら…由美が幸夫のペニスを摘んだ。
「さーおじさんしてもいいよ!」

幸夫は由美にペニスを摘まれ恥ずかしげに力んだ…。
尿は勢いよく噴出し…由美は楽しそうにペニスを揺らして遊んだ。

幸夫は思いがけない羞恥でペニスが硬化した…。
由美はそれに気づきペニスをしごき鈴口を口で強く吸った。
幸夫も由美もお互いの尿を汚いとは感じないほど愛し合っていたのだ…。
二人はシックスナインの形でお互いの性器を舐め合い、唇は愛液と尿にまみれた…。

それから何度ペニスを由美の性器に入れたであろう。
…何度快感に酔いしれたで有ろう。
二人はフラフラになるまで快楽を貪り合った。
…二人が気が付いた頃…辺りは夕日の赤色に燃えていた。

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