新・青い目覚め
横尾茂明:作

■ 挑発5

「んー鍋には日本酒かなと思って・・お酒も買ってきたんだ」

「おじさん・・夏先に石狩鍋はやっぱり変だったよね・・絵美また汗かいちゃうかなー」

「おじさんもこの時期に鍋? と思ったけど絵美ちゃんが食べたいって言うからさー・・でもクーラー効かせれば平気だよ」

 二人は笑いながらキッチンで慌ただしく動いて鍋を作った。


「おじさん! これすごく美味しいよね!」

「うん・・おじさんも驚いてるの、初めて作ったのに旨すぎるよね」

「おじさん絵美も少しお酒飲みたいな」

「子供が何言うの!・・でも一口だけなら許そうかな」

 孝夫は・・ワイシャツの前がはだけて挑発的とさえ見える絵美の大きすぎる乳房の谷間が・・眩しくて目のやり場に困惑していたのだ。

 小さい冷酒グラスに少し酒を注いで絵美に渡した。絵美はそれを一気に飲み干した・・「絵美ちゃん・・お酒なんか呑めるの?」

「ううん・・今日が初めて、おじさんが美味しく飲んでるからつい・・」
「でも・・美味しくないね・・」
 絵美は言いながら渋面を作った。

「君にはまだ早すぎるよ! フフフ」


 二人は食べ終わり、洗い物を済ませてリビングでくつろいだ。
 テーブルには孝夫の作りかけの地球儀の立体ジグソーパズルが有り、絵美は珍しがってやりはじめた・・
「おじさんドイツの右隣の国って何だったけ?」

「絵美ちゃん地理は苦手みたいだね、チェコかポーランドだよ」

「あっ! そーか・・ぴったり合ったよーフフフ」

 絵美の愛くるしい唇・・時折見せる八重歯・・抜けるように白い襟足から胸に落ちるライン・・孝夫は見惚れてはいけないと感じつつも目が自然と絵美の仕草を見つめてしまう・・
(なんて可愛いんだ・・あの唇に触れたい・・)

 パズルが合うたび絵美が喜んで足を上げる・・ガラステーブル越しに先程チラッと絵美の股間が覗いた・・くっきりとウブ肌の割れ目が・・。

 孝夫は次第に喉が渇いていくのを覚えた・・少女の股間・・無毛に近い割れ目・・酒に酔ったせいか孝夫の心は少し高揚し、つい魅入ってしまっている。

 絵美は先程からおじさんの視線が自分の全身に注がれているのを感じていたが・・お酒で体の芯に少し熱いものを感じ、頭がボーとして大胆になっていく冒険心が何故かしら心地よかった。

「おじさん今度は反対側作るからそっちに行くね」
 絵美はテーブルを回り孝夫の横に密着するように深く座った。

 絵美のピンク色に染まった綺麗な脚が目の前に有る・・膝に続く艶めかしいはだけた太モモ・・襟が広がりシャツの間からピンク色の形の良い大きな乳房と可愛い乳首が覗けた。孝夫の頭がますます白く濁って行く・・。

 そんな孝夫の意を介せず・・絵美は嬌声を上げて組み合うパズルに没頭している風を装っていたが・・やはり孝夫と同様喉はカラカラに渇き始めていた。

 孝夫の視線は痛いほど肌に突き刺さり・・裸同様の危なげな感情が心を潤ませ・・絵美の胸奥を痺れさせていた。
(このゾクゾクする感情は何?)

 脚を上げるたび股間にヌルとしたものを感じ・・
(アッ濡れてきている・・)
絵美の脳裏に不意にあの少女の写真が過ぎった・・あの切なく恥ずかしい少女の被虐に打ち震える写真・・。

(わたしは何がしたいの・・何がされたいの・・何をされたくてここまで付いてきたの・・)
(ジグソーパズルなんて・・本当はどうでもいいの。今のシュチエーションを外したらもう二度とおじさんにこんな風に接する事は出来ない・・)
(私は何がしたいの・・されたいの・・そう! されたいの・・思い切り恥ずかしいことされたいの! だからここまで来たんじゃない!)
(恥ずかしがらないで大胆に・・そう大胆に! なるのよ)

 絵美は肩を落とした・・そして虚ろな目で孝夫を見た・・
「おじさん私酔っちゃたみたい・・酔うって気持いいんだね・・ほら! こんなに赤くなってるよ」

 絵美は孝夫にモモを示した、そしてワイシャツの裾を片方めくり・・尻と腰のくびれ付近まで見せた。

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