新・青い目覚め
横尾茂明:作

■ 少女の秘密4

 二人は奇妙な形で抱き合いながら悦楽のほむらが消えるのを待った。そして、のろのろと起きあがり・・じゃれ合うように抱き合い唇を互いに貪りあう。

「絵美・・もう・・おじさんから離れられないの」

「毎日ここに来て・・おじさんとせっくすしたい」

 顔中をついばむように口づけする絵美・・柔らかい栗色の髪が揺れ照明にキラキラ輝いた。

 孝夫は絵美のしたいようにさせ・・若さに躍動する真っ白で柔らかい乳房を愛撫していた。
(夢のような感覚・・醜い中年男に天使のような美少女・・すぐに壊れそうな夢だよなー)

(何かの間違い?)
(有り得ない出来事?)

 孝夫は美少女のピンクの可愛い乳首を摘んでは夢と現実の狭間に揺れた。

「おじさん・・何考えてるの?」

「ううん・・何にも・・」

「おじさん・・明日も逢いたい」

「いいよ。でも・・本当におじさんでいいの?」

「さっきも言ったよ、おじさんじゃないとダメだって」

「んーわかんないなー」

「ウフフ・・わかんなくてもいいの」

(・・・・・・)


「絵美ちゃんもう12時過ぎたから帰らないとね」

「エッ・・もう・・」

「ずーとここに絵美いたいな・・」

「しかし・・絵美ちゃん・・お母さんが帰って来るかもしれないよ・・」

「おじさん、本当にあしたも来ていいよね!」

「うん・・いいよ」

「じゃー6時に来る」

「おじさんは6時は無理だよー」

「だったら鍵をかして。わたし先にきてお料理してるから」

「わかったよ」

「さー服を着なくちゃ・・もう乾いているかな」

「おじさんシャワーかしてね」

 絵美はゆっくり立ち上がり・・孝夫に素晴らしい裸像を見せた。それは孝夫の目に己が姿を忘れさせない稚拙な少女の必死な企みと孝夫には感じた。

 可愛い仕草でティッシュを股間に挟み・・綺麗なお尻を見せながらシャワー室に向かう絵美の後ろ姿を・・このとき孝夫は痛烈に愛しいと感じた。

(俺は・・狂ってしまうだろうなー)
(あの子となら・・地獄に堕ちても悔いはないか)

 シャワー室から可愛いハミングが聞こえる・・この暗い部屋が妙に明るく感じるのは・・恋・・まさか・・。

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