新・青い目覚め
横尾茂明:作
■ 逡巡3
絵美は幾度となく来る快感の波に揉まれ・・幸せの絶頂を感じ孝夫にすがりついた・・
(あぁぁーもう離れたくない・・離れては生きられないよー・・)
二人は繋がったまま体を震わせて余韻に酔う・・甘い口づけを繰り返し・・見つめ合う・・。
快感が少しずつ薄れて・・代わりに現実の重さが膨らんでいく。
「絵美・・君にはここにずーっといてもらいたい・・でも君には学校も有るし・・お母さんもいる、それらを全て捨てろとは私には言えない、だからせめて学校を卒業するまではこのままでいよう・・いいね!」
「じゃぁ・・おじさん・・毎日ここに来てもいいのね?」
「うん! 君のすきにしたらいい・・でも・・お母さんが心配しない程度にね」
「お母さんが我々の事を知ったら・・その時点で終わりになるかもしれないってこと・・肝に銘じて・・」
孝夫はペニスをゆっくりと引き抜く。赤く濡れた膣口から精液が溢れてくる。ティッシュを取り出し優しく拭う・・肛門がリズミカルに収縮を繰り返している。
孝夫はフーと息を吐いてソファーにもたれる・・続けさまのSEXはさすがにこたえた。肩で息をしながら絵美の美しい脚のラインに見とれていた・・絵美は孝夫の視線を感じ脚を開いて孝夫に性器を見せる。ぬめって光る小陰唇が綺麗なピンク色に輝いていた。
絵美は緩やかに起き、孝夫のペニスを口に含む。精液を吸い出すように舐める。孝夫は硬くなっていくペニスを絵美の口から抜く。
「絵美・・ごめん・・きょうはもう出来ないよー・・」
絵美の若さが羨ましいと感じる、絵美は少しすねたような顔で孝夫を見つめる。
「絵美・・何回でもしたいの・・・」
「きょうはもうダメだよー・・おじさんフラフラだよー」
「んんーじゃー許してあげる。でも一緒にお風呂は入ってね」
「うん・・それより何か食べないかい・・おじさん腹ぺこなんだ」
「あっ・・忘れてた・・フフフ、絵美ご飯作ってたことすっかり忘れてたよー」
「おじさん! すぐ用意するね」
絵美は裸のままキッチンに行き、用意してきたエプロンを付ける。
「おじさん待っててね、すぐ出来るから」
(この歳で裸エプロンが見れるなんてな・・)
可愛いヒダの付いたエプロンが揺れる・・真っ白なお尻とすらっと伸びた美しい脚が見え隠れしていた・・。
二人は遅い夕食をとった・・絵美の料理は旨いとは言えないが昨日から何も食べていない孝夫には美味に感じ・・貪るように食べた。
食後二人で風呂に浸かる・・お互いにボディーソープを塗りたくり奇声を上げてくすぐりあい・・気付いたら抱き合い口づけしていた。
「おじさん・・もう一回して・・」
孝夫は食事をとったせいか少し生気が戻ってきていた。
絵美は浴槽に縁に胸を預けて四つんばいの形で孝夫を誘う。形のいい尻が孝夫の目の前に有る・・肛門から無毛の狭間に続く魅惑の膨らみ・・いやがうえにもペニスの硬度が上がってしまう・・この美しい尻を叩けばもっとペニスが硬くなるかな?・・このとき脈絡も無くた孝夫の頭をよぎった・・。
叩くという行為・・それは良識のタガを外す行為・・いや・・心を解放する行為のようにもこの時は思えた。
「絵美・・おしり・・叩いてもいいかい?」
絵美はこの唐突な言葉にゾクっときた・・言いしれぬ淫靡な想いに思わず震える、無防備に男の前に晒したお尻・・また優しく抱かれると思っていたさなかの孝夫の言葉・・絵美は躊躇なく心の底で叫んだ。
(叩いて下さい! 悪い子のお尻を叩いて!)
しかし言葉は裏腹に・・「優しくなら・・」
孝夫は絵美のウエストを左腕で抱え、いたずらした子供を打擲する仕草で軽く絵美の尻を叩く・・そんな軽い仕草でも孝夫のペニスは硬くなっていく・・。
絵美は興奮した、あのSM本の中の少女の苦悶に満ちた貌が頭をよぎる。絵美は痛くもないのに苦悶顔を作ってみた・・下半身が悪寒が走るほど震える、愛液が噴き出すような感覚に狼狽する・・
(あぁぁーこれだ・・これなんだ)
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