新・青い目覚め
横尾茂明:作

■ 逡巡4

 絵美は快楽の源泉を見つけたと思った・・おじさんに異常に執着する自分の心が理解出来ずイライラした日々・・あの目・・おじさんに腕を掴まれたあの日以来・・求めていたものの正体の一端を垣間見た想いがした。

「お・・おじさん・・もう少し・・強く叩いて・・いいよ」

 ピタン・・ピタ・・ピシャン・ピシャン!

「こ・・これくらいでも・・いい?」

「・・・・・・・・・」

(はぁぁぁー何なの・・この感覚・・むず痒いような・・心が解けてしまいそう)
(顔をぶたれ・・髪の毛を掴まれてアレを喉奥に差し込まれたら・・もっと凄いだろうな・・はーして欲しい・・泣きたくなるほどいじめて欲しい・・あぁぁー何なのこの感覚・・はぁぁぁー気持ちいいヨー)

 叩くたびに絵美の狭間からトロトロの液が・・飛沫のようにタイルに飛散る。孝夫はこのとき思い出した・・少女がSM本を万引きしたことを。

 美麗な少女の面影を追う孝夫の心は・・いつしか少女の醜悪な行為を包み隠してしまっていた。

(この子は・・俺の何かに執着している・・恋とか愛とかという綺麗事では無く俺に内在する醜悪の匂い・・真性マゾにしか感じない何かを・・)

(多分・・少女も判っていない・・少女の本能のみが俺の何かを嗅ぎ取っているのだろう・・しかしこの俺にそんなものが有るのだろうか?)

 絵美の尻に粟が立ちブルブルと震えたと同時に・・尿口から勢いよく飛沫がタイルをたたいた。絵美は背を丸め尻タブを締めて止めようと藻掻いている。

「お・・おじさんごめんなさい・・オシッコ・・とまんないよー」

「この子は何て事をするの!」
 孝夫は尻を叩く力を強めた。

「ああぁぁん・・ごめんなさい・・」

 失禁しながら許しを請う少女の尻を打つ・・ペニスは腹に付くほど怒張していた・・。

「こんな子にはこうしてやる!」
 孝夫は絵美の腰を掴むと怒張したペニスを真っ赤に爛れた膣穴に突っ込んだ。

 尿は一瞬止まり・・尿道を締められたのかまたチョロチョロと吹出て、孝夫のペニスの裏筋を伝い肛門付近からタイルに零れる。

(はぁぁぁぁー気持ちいいヨー・・こんなにゾクゾクするなんて)

 締められた尿道を無理に通るむず痒い尿の感覚と、子宮口をリズミカルに突かれる感覚・・後ろから恥ずかしく繋がり・・尻を強くぶたれる感覚の相乗効果は絵美の経験に無い淫らの極を演出し、絵美の意識は完全に飛んだ。

 絵美は口をパクパクしながら譫言のように淫らな隠語を繰り返す。

 孝夫は絵美の醜態変貌に一瞬怯んだが・・真っ白な美麗な尻に出入りする黒々した醜い肉棒を見・・白人少女を犯す黒人男に己を重ね合わせて・・たわいもなくワナワナと腰を震わせて射精してしまった・・。

 子宮口に打ち込まれた奔流の刺激に、背筋を突っ張って絶頂を極める少女・・意味不明の言葉を発しバスタブの縁にしがみついて醜く性感の極みに震えていた。

(・・・・この少女は一体・・)
 孝夫は一瞬身震いした。

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