新・青い目覚め
横尾茂明:作
■ 懈怠1
孝夫は白いタイルの上に腑抜けたように座っていた、先程までの性に貪欲な少女の淫ら過ぎる痴態はもう消え…絶頂を極めた白くたおやかな裸体がバスタブにしなだれ掛かって快感の余韻に躰を震わせている。
尻から背中にかけてのライン…その美しさに対比する少女の秘めやかな部分…肛門がひくつきザクロのように赤く割れた女陰からは泡に混じった精液が滴り、柔らか色の内腿をつたわり落ちている。
孝夫は少女の尻ににじり寄り精液を零れさす膣に乱暴に指を挿入する、膣内はもう軽い締め付けが始まっていた…孝夫は親指の腹でクリトリスを揉みながら肛門を凝視する…。
肛門は淫らに収縮を繰り返していた…(あぁー何て綺麗な排泄口なんだろう…)
孝夫は思わず膣から中指を抜き肛門の皺をなぞった…孔を押し広げるように数回なぞってから指先を押し込んでいく…まるできつく幾重にも巻いた輪ゴムの間に指を通していく感覚にも似ていた。
「あっ…おじさん…そこは…」
絵美が凍り付いたように後ろを振り返りバスタブの縁にしがみついて震えた。
指は第一関節を通り抜け、付け根近くまで刺さっていく…締め付けが強いのは入り口だけで中は比較的緩やかだった。
際奥まで挿入した指を一旦引き抜き再び挿入していく…絵美の肩の緊張がほぐれていくのが分かる…。
注挿を繰り返していくうちに膣から泡と共におびただしい半透明の液が湧き出してくる。
「絵美! 気持がいいのか?」
「は…はいおじさん…絵美…変になりそうで…あぁぁでもお尻なんて…恥ずかしいよ」
「ウンコの出てくる孔に指を突っ込まれて気持ちがいいだなんて…恥ずかしい子だね…」
孝夫はわざと恥ずかしい言葉を投げつけてみた…。
絵美の尻の震えが際立ち…孝夫の指を食いちぎるように締め付けてきた…。
膣からしたたり落ちる液はいつしか綺麗な透明な液となり糸をひいてタイルまで繋がった。
16才の美しい少女が指で排泄口を弄られ止めどもなく愛液を滴らせる光景…、つい昨日までの懊悩の中では…孝夫にとってダフネ的存在まで高潔だった少女なのに…今は性の快楽に悶える陰獣に成り下がっている…。
この対比…このアンバランスが少女の魅力の源泉なのか…。
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