ボヘミアの深い森
横尾茂明:作

■ プルゼニの陵辱4

男はたまらずその片方の小陰唇を唇で挟む、しかしそのヒダは小さく薄く…口中で味わうまでにはいかない。

舌先で膣を探る…深みでそれと分かる、男は左手で陰唇を開きつつ右の中指を膣あたりの果肉に押し当て押し込んでみた。

スッと深みに指が埋没する、粘膜に包まれ濡れた指はさらに深みを目指す。

(熱い…こんなに熱いんだ…)
男は獲物の内臓温度に触れ、人倫を無視して得た性快楽の玩具を強烈に実感する。

そして…その可憐な果実の手触りに破裂するほどの興奮を湧かせた。

膣の側壁…天井…直腸側…指先でその粘膜の柔らかさと固さ、そして伸びを心いくまで実感していく。

ペニスはズボンの中で悲鳴を上げはじめていた。

男は素早くパンツごとズボンを脱ぎ捨てる。
ペニスは解放を得て腹につくほど反り上がりを見せた。

先からは透明な液が滲み…亀頭は卑猥に濡れていた。
それをしごきつつ少女の頭部に膝で歩き、少女の顔を跨いだ。

「舐めろ!」

男はペニスを掴み少女の頬に亀頭を押しつける。
そして亀頭…裏筋で少女の鼻…口…頬を撫でる、先走り汁と涙で糸を引き…ニチャニチャと音を立てて少女の顔を濡らしていく。

亀頭を唇に強く押し当て口を開かせる、少女は頑として口を開かず踏ん張っている。

「お前…叩かれたいのか!」

その言葉で守りはあっさり崩れる…少女は萎えた様に口を開けた。
すかさず亀頭は少女の小さな唇を割って進入を開始する。

亀頭は少女の口中温度を知覚する、拉致した獲物を屈服させた想いに前立腺辺りに性感の兆しが見え隠れしだした。

男はベットに両手をつき…少しずつペニスの深みを増していく。
亀頭は少女の上顎の洗濯板の凸凹を感じる、そこを数度往復してからリング状包まれる咽喉をゆっくり通過した、少女が目をつり上げて藻掻き苦しみ出す。

亀頭はさらに食道に至り、男の長大なペニスの全容は…やがて少女の口中に完全に消えた。

少女は足掻いた、息が出来ず目の前が真っ白になる。
すぐに強烈な嘔吐感が腹部に脈を打たせるが、閉塞状態に逃げ場はなく嵌頓に陥った。

少女は手足をばたつかせ男の尻を押しのけようと藻掻いた、男はそれを満足そうに見つめてから一気に抜き出す。

少女の体は跳ね上がり、咽喉から奇妙な排気音を立てた。

そして体が海老状に屈する刹那、噴水のように吐瀉物を吹き上げる。

「ぶぶ…ぷぅぅーー」

周囲は甘酸っぱい匂いで満たされていく。
少女はくの字に体を折り曲げて咳き込んでいた。

男はしまったと思う。
ベットには吐瀉物が散乱し、手のつくところさえない有様となっていた。

(やれやれ…食ったばかりだったなー)
急速にペニスが弛緩していくのが分かった。

(こんな有様じゃ…いくら俺でも萎むぜ)
(休戦してまずは片付けないと…この匂いはいただけんぜ)

「コラ! ガキ…お前が綺麗にしろよな!」
言うと男はむせる少女の髪を掴み、引きずり起こして吐瀉物に汚れた頬にビンタをくれた。

少女はシャックリしながら悲しそうに泣き、ベットからずり落ちるように床に座った。

男はベットの下から行李を引きずり出し、その中からシーツを取って、汚れていないベットの隅に置いた。

「先にシャワーを浴びるから、お前はそれを片付けてからシャワーを浴びろ!」

言うと、男は上着を脱いでシャワーに歩き、栓をひねった。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊